年末年始の長期休暇は、海外旅行に出かける絶好のチャンスです。特におすすめなのが「乾季を迎える国」への旅行。
雨が少なく、観光やアクティビティに最適な気候が揃うため、快適に過ごすことができます。
この記事では、年末年始に乾季を迎える人気の旅行先を地域別にご紹介します。
まずは、日本からも近くて行きやすい地域の東南アジアの乾季の国からご紹介します。

乾季の時期:11月〜2月頃
一年の中でもっとも過ごしやすい時期で、湿度が下がり快適な観光ができます。首都バンコクでは、ワット・プラケオやワット・アルンといった歴史ある寺院巡りや、屋台グルメ・ナイトマーケットでローカルフードを堪能するのがおすすめです。ショッピングモールも充実しているので買い物派にもぴったり。
一方、プーケットはビーチリゾートとして人気が高く、エメラルドグリーンの海でのマリンスポーツやアイランドホッピング、サンセットクルーズなど、乾季ならではのアクティビティが楽しめます。年末年始の休暇に「都市観光」と「リゾート滞在」を両立できるのが、タイ旅行の魅力です。

・乾季の時期:12月〜4月
ベトナム南部は乾季にあたり、カラッとした晴天が多く観光に最適な時期です。ホーチミンではフランス統治時代の建築が残る中央郵便局やサイゴン大教会の観光、ローカルグルメ食べ歩き、カフェ文化を楽しむ街歩きが魅力です。にぎやかなナイトマーケットやバイクで溢れる活気ある街並みは、東南アジアらしい雰囲気を満喫できます。
一方でフーコック島は「ベトナム最後の楽園」とも呼ばれるリゾート地で、透き通る海と白砂のビーチが広がります。ダイビングやシュノーケリングといったマリンアクティビティはもちろん、海辺のリゾートホテルでのんびり過ごすのもおすすめ。ホーチミンから飛行機で約1時間とアクセスも良く、都市観光とリゾート滞在を組み合わせた旅程が人気です。
※中部のダナンは12〜1月が雨季にあたり天候が不安定なので、この時期の旅行はホーチミンやフーコック島を選ぶのが安心です。

・乾季の時期:11月〜3月
フーコック島の乾季は11月から3月にかけて訪れます。この時期は降水量が少なく、青空が広がる日が続くため、観光やアクティビティに最も適したシーズンです。
日中は日差しが強く気温も高めですが、湿度が低いため比較的過ごしやすく、ビーチでのんびりしたり、アイランドホッピングやシュノーケリングを楽しむのにぴったり。海の透明度も高まるので、海遊びには理想的な時期といえます。
夜には気温が少し下がり、涼しい風が吹くため快適に過ごせるのも魅力。リゾートホテルのプールサイドやナイトマーケットを散策するのにも最適です。
次に南アジアのオススメの旅行先をご紹介します。

乾季の時期:12月〜3月(南西部リゾート地)
スリランカの南西部(コロンボ、ゴール、ベントタ周辺)は、12月から3月にかけて乾季を迎えます。この時期は雨が少なく、青い空と穏やかな海が広がる最高の観光シーズン。特に欧米からの旅行者が多く訪れるハイシーズンでもあり、ビーチリゾートはにぎやかな雰囲気に包まれます。
日中は30℃前後と暑くなりますが、湿度が比較的低く、海風も心地よいため過ごしやすいのが特徴。ゴールやベントタなどのビーチエリアでは、マリンスポーツやクルーズ、のんびりとしたリゾート滞在を楽しむことができます。
またこの時期は内陸部の観光にも最適で、世界遺産の街キャンディや、美しい紅茶畑が広がるヌワラエリヤへの旅行もおすすめ。乾季ならではの安定した天候のおかげで、寺院巡りや自然散策も快適に行えます。
次に中南米のオススメの国をご紹介します。

乾季の時期:11月〜4月
メキシコの人気リゾート地カンクンは、11月から4月にかけて乾季を迎えます。この時期は降水量が少なく、カリブ海らしい鮮やかな青空と透き通った海が広がり、まさにベストシーズン。海の透明度も高まるため、ダイビングやシュノーケリング、セーリングなどのマリンアクティビティに最適です。
また、乾季は湿度が低く過ごしやすいのも魅力。昼間は28〜30℃前後としっかり暑さを感じますが、夜になると気温が下がり、快適に過ごせます。リゾートホテルでのんびりと過ごすのはもちろん、観光にもぴったり。
特におすすめなのが、世界遺産にも登録されているマヤ文明の遺跡「チチェン・イッツァ」への日帰り観光。この時期はスコールの心配が少なく、遺跡巡りやジャングル散策をより快適に楽しめます。ビーチリゾートと歴史・文化観光をバランスよく組み合わせられるのが、乾季のカンクン旅行の魅力です。
最後にアフリカのオススメの国をご紹介します。

乾季の時期:12月〜3月
タンザニアの乾季は12月から3月で、サファリ観光のベストシーズンとして知られています。この時期は雨がほとんど降らず、草木が乾燥しているため、ヌーやシマウマ、ゾウ、ライオンなどの野生動物を発見しやすくなります。サファリツアーに参加するなら、動物の観察効率が高まるため最適です。
日中は気温が高くなるものの、湿度が低いため比較的過ごしやすく、朝夕のサファリでは快適にドライブできます。
乾季にあわせて訪れると、サファリ中の地面も乾燥しており、アクセスが難しい地域でも車で移動しやすいのも利点です。
乾季はタンザニア北部やセレンゲティ国立公園などで有名なヌーの大移動(Great Migration)にも遭遇できるチャンスがあります。
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年末年始に旅行を計画するなら、雨が少なく快適に過ごせる「乾季の国」がおすすめです。澄み渡る青空と穏やかな気候のもとで過ごすバカンスは、日常の疲れを癒してくれる最高のリフレッシュになるでしょう。
白砂のビーチでのんびりと贅沢な時間を楽しむのも良し、歴史ある遺跡や文化に触れて心に残る体験をするのも良し。行き先によって過ごし方や魅力は大きく異なるので、旅のスタイルや目的に合わせて選ぶのがポイントです。
「特別な年末年始」を過ごすために、今年は乾季の国へ足を運んでみませんか?きっと忘れられない思い出になるはずです。