多くの国際機関・各国の外務省などは、エチオピア全土を「治安に注意」「特定地域への渡航回避」を呼びかけており、状況が非常に流動的です。
特に地方や国境付近、地域紛争・民族間対立のある地域では、暴力、武装衝突、治安部隊と武装勢力の衝突、犯罪、誘拐、 道路封鎖などのリスクがあります。
都市部(たとえばアディスアベバなど)は比較的安定しているとされますが、それでも「スリ・ひったくり」「夜間のすり・強盗」「突然のデモ・集会による混乱」「身分証を持ち歩く義務」「警察・治安チェック」などに注意が必要とされています。
つまり、エチオピアは「地域によって安全度が大きく異なる国」 であり、どこに行くか、どの時間に、どんな行動を取るかでリスクが大きく変わる、という理解が基本です。

リスクの高い地域と直近の注意点
以下のような地域は「渡航回避」「再考を推奨」されている、または「慎重な行動が必須」とされる地域です。渡航を検討している場合は、現地の最新情報を必ず確認してください。
▶ アムハラ州(Amhara region)
民兵勢力(例:Fano)と政府治安部隊との衝突、武装衝突、治安不安 — 車両襲撃や道路封鎖の報告あり。
▶ オロミア州(Oromia region) の一部地域
民族間対立、治安部隊との衝突、武装勢力活動。特に西部〜北西部のゾーンは注意。
▶ 国境付近・一部辺境地域
暴力、誘拐、武装衝突、民族間対立、テロ・地雷の危険。旅行者・外国人は大きなリスク。
▶ 紛争後の地域
過去の紛争の影響、地雷・未爆弾、不安定な政治情勢 — 渡航は強く非推奨。
全国的な暴力・治安不安定
デモ・抗議活動・治安チェック・身分確認・任意拘束・恣意的拘束のリスク。特に民族的背景や「外国人」「外国国籍者」は注意必要。
補足: 渡航警告・注意情報は頻繁に更新されており、「安全だった地域が急に危険になる」こともあります。旅行前だけでなく、滞在中も現地のニュース・外務省情報・大使館勧告を定期的に確認するのが必須です。
旅行者ができる安全対策 —— リスクを減らすために
エチオピアを旅行するなら、以下のような「慎重な旅のスタンス」が求められます。
・渡航先を厳選する
上記リスク地域(Amhara・Oromia 一部、国境地帯、ティグライ、ガンベラ、ベニシャングルなど)は可能な限り避け、都市部や比較的安定とされる地域に限定する。
・現地情報をこまめにチェック・同行者を確保
ローカルニュース、SNS、宿泊先スタッフ、信頼できるツアー会社などから、安全情報を常にアップデート。可能なら 現地ガイドやツアー会社を利用。
・夜間の移動や徒歩はできるだけ避ける
特に遅い時間・人気のない道は危険。タクシーや配車アプリ、信頼できる交通機関を使う。
・貴重品の管理を徹底する
多発するスリ・ひったくり・車上荒らし、窃盗対策として、現金・貴重品は分散、目立たせず、必要以上に持ち歩かない。
・身分証明書・パスポートのコピーを携帯
地元警察のチェック、身分確認、移動時のトラブルに備え、原本とは別にコピーを携帯。
・旅行保険・緊急連絡先を準備
万一の治安トラブルや事故に備え、保険加入や大使館・領事館連絡先の確認。
・渡航プランに余裕を持つ
道路封鎖、検問、フライトキャンセル、通信断などに備え、移動日は余裕をもって。
「行くか、慎重に行くか」の判断が重要
エチオピアは、歴史・文化・自然など“旅としての魅力”が非常に高い国ですが、それと同時に“地域によっては大きなリスクがある国”でもあります。
旅行者としてエチオピアを訪れるなら、以下のようなスタンスが重要です。
・行き先(州/地域)を慎重に選ぶ
・常に最新情報を確認し、行動には慎重さを
・無理をせず、状況が悪化しやすい地域は避ける
紛争後の地域や、武装勢力の影響がある地域では、地雷や不発弾 の残留の報告もあるため、安易にオフロードや未舗装道、未確認の道を使わないことが強く推奨されます。
また、インターネット・携帯通信の不安定さや、突然の通信遮断の可能性も報告されており、地図・連絡手段をモバイル通信だけに頼るのはリスクがあります。
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| 高速データ容量 |
期間 |
価格 |
| 1GB |
7日 |
1,800円 |
| 2GB |
15日 |
3,450円 |
| 3GB |
30日 |
5,020円 |
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