ウクライナは、東ヨーロッパに位置する広大な国で、ロシア、ポーランド、スロバキア、ハンガリー、ルーマニア、モルドバと国境を接しています。首都キーウ(キエフ)をはじめ、リヴィウやオデーサなどの都市では、美しい歴史的建築や文化遺産が数多く残り、ヨーロッパとスラブ文化が融合した独自の魅力を持っています。
また、国土には広大な平原や森林、黒海沿岸のリゾート地など、自然も豊かで、四季折々の美しい風景が楽しめます。冬は雪景色が美しく、スキーやクリスマスマーケットが人気。春から秋にかけては街歩きや遺跡巡り、自然散策など、多彩なアクティビティを満喫できます。
今回は、そんなウクライナを旅行する際に役立つ通信手段についてご紹介します。現地で快適にインターネットを利用できるよう、SIMカードやWi-Fiレンタルの選び方を参考にしてみてください。
日本での生活と同様に、海外旅行中もインターネットは欠かせません。観光地の情報収集や地図の確認、家族や友人との連絡など、常に通信環境が必要になります。
ウクライナ旅行では、主な通信手段として以下の方法があります。
・国際ローミングの利用
日本の通信キャリアによっては、ウクライナ対応の海外ローミングプランを利用できます。簡単に使える反面、料金が高くなる場合があるため、事前の確認が大切です。
・eSIMの利用
最近は、ウクライナ旅行でもeSIMが人気です。現地SIMを購入する手間がなく、渡航前に設定してすぐに通信が使える点が魅力。対応スマホをお持ちの方におすすめです。
・ポケットWi-FiやプリペイドSIM
複数人での旅行やeSIM非対応の端末を使う場合は、ポケットWi-Fiや現地プリペイドSIMの利用も便利です。
都市部では公共Wi-Fiもありますが、速度やセキュリティ面に不安があるため、個人で安定した通信手段を準備しておくと安心です。
eSIM(イーシム)は“Embedded SIM”の略で、スマートフォンやタブレット内部に組み込まれたデジタルSIMのことです。物理SIMカードのような挿し替えが不要で、オンラインで簡単に通信プランを設定できます。
ウクライナ旅行でeSIMを使う主なメリットは以下のとおりです。
1.オンラインで即時利用可能
出発前に日本で申し込み・設定でき、ウクライナ到着後すぐに通信が使えます。
2.SIMカードの挿し替え不要
紛失や破損のリスクがなく、端末の設定だけで手続きが完了します。
3.荷物が減って身軽に旅行できる
レンタルWi-Fiや物理SIMを持ち歩く必要がなく、旅行中も快適。
4.返却不要で手間いらず
帰国後はプランを削除するだけで完了します。
ウクライナはヨーロッパ圏内でも通信環境が整っており、eSIM対応のスマホがあれば非常に便利です。スムーズにネット接続して、快適な旅を楽しみましょう。
ウクライナ旅行でeSIMを利用する際には便利な反面、いくつかの注意点もあります。主なデメリットは以下の4つです。
1.対応機種が限られる
eSIMは対応端末でしか使えないため、古いスマホでは利用できない場合があります。
2.他の端末へ移行できない
物理SIMのように差し替えができず、別の端末で使う際は再設定が必要です。
3.複数人での共有に不向き
1台の端末に固定されるため、家族や友人とデータを共有するにはテザリングが必要です。
4.現地の電話番号が使えない
多くのeSIMはデータ通信専用で、ウクライナの電話番号で通話やSMSはできません。
eSIMは手軽で便利ですが、用途によっては物理SIMやレンタルWi-Fiのほうが適している場合もあります。旅行スタイルに合わせて選びましょう。
eSIMの4つのデメリットです。eSIMは、便利でスマートな通信手段ですが、特定の利用シーンによっては従来の物理SIMやレンタルWi-Fiに比べて制約が多いこともあります。自分の利用目的に合った通信手段を選ぶためにも、メリット・デメリットをよく理解しておくと良いでしょう。
ウクライナでインターネットを利用するために現地で販売されているプリペイドSIMを購入するという方法があります。
このプリペイドSIMとeSIMを比較してみますのでご確認ください。
| 種類 | eSIM | プリペイドSIM |
| メリット | 対応機種ならQRコードで簡単設定 | SIMフリーならどの機種でも使える |
| ネットでからすぐに利用可能 | ECサイトで購入可能 | |
| ウクライナに着いてすぐに使い始められる | 複数の端末で利用可能 | |
| 紛失や破損のリスクがない | 利用料金が割安 |
eSIMは、物理的なSIMカードの挿し替えを必要とせず、オンラインでの申し込みや設定後すぐに利用できる点が魅力です。
たとえば、事前にeSIMを購入しておけば、ウクライナに到着した瞬間からインターネットを利用できます。また、紛失や破損のリスクがないため、SIMカードが壊れてしまう心配がありません。
一方で、eSIMのデメリットとしては、対応機種が限られることや料金がプリペイドSIMに比べて割高になることが挙げられます。
また、複数の端末で使いまわすことができないため、タブレットやPCとの併用ができないのも注意点です。
レンタルWi-Fiは、ウクライナで複数人とデバイスを共有しながらインターネットを利用したい場合に便利な選択肢です。
では、eSIMとレンタルWi-Fiのメリット・デメリットを比較してみましょう。
| 種類 | eSIM | レンタルWi-Fi |
| メリット | 利用料金が割安 | 複数人で利用できる |
| スマホ1台で行動できる | 複数の端末で利用可能 | |
| 紛失・故障のリスクがない | 無制限タイプも多い |
eSIMはレンタルWi-Fiと比べて料金が割安で、ウクライナでの荷物も増えません。また、Wi-Fiルーターの受け取りや返却の手間がないため、到着してすぐに利用が可能です。さらに、レンタルWi-Fiと異なり、eSIMは端末内蔵のため、紛失や故障による弁償リスクがなく、安心して利用できます。
一方で、eSIMは一度設定した端末に固定されるため、複数人や複数端末での利用には不向きです。家族や友人と一緒にウクライナを旅行する場合には、レンタルWi-Fiの方が利便性が高くなります。
レンタルWiFi業者を選ぶ際のポイントとしては、サポートがしっかりしている大手のレンタル会社を選ぶという事でしょう。空港受取りや配送受取りなどの受取・返却の選択肢も多いところが良いでしょう。
国際ローミングは、通常のSIMカードを使用したままで、ウクライナでインターネット通信や通話ができる便利な方法です。
利用する日数によってはローミング利用には費用面の注意しましょう。
| 種類 | eSIM | 国際ローミング |
| メリット | 利用料金が安い。 | 定額のパッケージが利用できる。 |
| 2回線を同時に待ち受け出来る。 | 日本のスマホがそのまま使える。 |
国際ローミングと比べて、eSIMは利用料金が大幅に割安です。国際ローミングは、現地でのデータ利用が予想以上に高額になり、思わぬ請求が発生するリスクがあります。そのため、料金を重視する方にはeSIMの方が安心して利用できるでしょう。
ただし、国際ローミングの場合は電話番号をそのまま維持できるため、通話も含めた利用が可能です。一方で、eSIMは基本的にデータ通信専用であるため、現地での通話を重視する方にとってはデメリットとなります。通話機能が必要な場合は、国際ローミングや別途通話対応のプリペイドSIMを検討するのが良いでしょう。
国際ローミングは高額というイメージがあるかもしれませんが、楽天モバイルとAhamoを契約している人はお得にウクライナ旅行で国際ローミングを利用できます。
ウクライナは徐々に観光客でも気軽に使えるWiFi環境が整いつつありますが、まだ完全に整備されている状況ではありませんが、都市部や観光地やカフェではWiFiを利用できる場所もあります。
フリーWi-Fiの利用とeSIMの利用を比較してみましょう。
| 種類 | eSIM | フリーWi-Fi |
| メリット | セキュリティ面で安心 | 無料で利用可能 |
| 外でもすぐに利用可能 | データ容量を気にせず使える |
eSIMは、利用したいときにいつでもインターネットにアクセスでき、比較的安全に通信できる点がメリットです。特に移動中や急いで情報を確認したい場面では、eSIMは便利です。
一方で、フリーWi-Fiは無料で利用できる点が大きな魅力です。ただし、ほとんどの場合、利用するためにはメールアドレス登録などの手順が必要となることが多く、利用場所によっては利用できるWi-Fiがない場合もあります。
また、フリーWi-Fiはセキュリティリスクが伴うため、ネットバンキングや個人情報を入力するサイトの利用には注意が必要です。
基本的にフリーWiFiは活用しながら他の通信手段を準備するのが一般的でしょう。
ウクライナはフリーWiFiがカフェなどで結構使えますが、WiFiだけで通信環境を確保すると街を歩いている時などにネットが使えず少し不便な場合もあるのでモバイル回線などを別途用意するのがオススメです。特にeSIM対応スマホをお持ちの方は以下の記事でご紹介しておりますTRAVeSIMを是非使ってみてください。
ウクライナ旅行が決まった際の通信環境の確保はTRAVeSIM(トラベシム)がオススメです。
まずはウクライナ単国で利用できるパッケージをご紹介いたします。
| 高速データ容量 | 期間 | 価格 |
| 1GB | 7日 | 670円 |
| 2GB | 15日 | 1,120円 |
| 3GB | 30日 | 1,500円 |
| 5GB | 30日 | 2,100円 |
| 10GB | 30日 | 3,450円 |
| 20GB | 30日 | 6,600円 |
次にご紹介するのがウクライナを対象国に含むヨーロッパ周遊パッケージとなります。
| 高速データ容量 | 期間 | 価格 |
| 1 GB | 7日 | 750円 |
| 2 GB | 15日 | 1,420円 |
| 3 GB | 30日 | 1,950円 |
| 5 GB | 30日 | 3,000円 |
| 10 GB | 30日 | 5,550円 |
| 20 GB | 30日 | 7,350円 |
| 50 GB | 90日 | 15,000円 |
| 100 GB | 180日 | 27,750円 |
| アイスランド | ジョージア | フランス |
| アイルランド | スイス | ブルガリア |
| アルバニア | スウェーデン | ベルギー |
| アンドラ | スペイン | ポーランド |
| イギリス | スロバキア | ボスニア・ヘルツェゴビナ |
| イタリア | スロベニア | ポルトガル |
| ウクライナ | セルビア | マルタ |
| エストニア | チェコ共和国 | モンテネグロ |
| オーストリア | デンマーク | ラトビア |
| オランダ | ドイツ | リトアニア |
| キプロス | トルコ | リヒテンシュタイン |
| ギリシャ | ノルウェー | ルーマニア |
| クロアチア | ハンガリー | ルクセンブルク |
| ジブラルタル | フィンランド | 北マケドニア |