韓国旅行で気をつけたいマナー5選｜知らないと失礼になるポイントを解説

では早速、韓国旅行で気をつけたいマナー5選をご紹介いたします。
　　

① 食事は年長者より先に手をつけない

韓国では目上の人を敬う文化がとても強く、食事の場でも年長者を立てるのがマナーです。
テーブルに料理が並んでも、年上の人が食べ始めるのを待ってから箸を取るようにしましょう。

また、乾杯のときには年上の人のグラスより自分のグラスを少し低く掲げるのが礼儀とされています。
食事中にお酒を注ぐ際も、両手で注ぐ・受け取るのが基本です。
　　　

② 会計時は現金やカードを手渡す

コンビニやレストランなどで支払いをするとき、韓国では相手に直接手渡しするのが丁寧な方法です。
無造作にカウンターへ投げ出すのは失礼とされる場合があります。

また、カード払いが主流のため、VISAやMasterCardが使えるクレジットカードを1枚持っておくと便利です。
ただし、露店や市場では現金払いが基本なので、小額紙幣やコインを用意しておくと安心です。
　　　

③ 公共の場では大声や通話を控える

韓国では、地下鉄やバスの中での通話や大声の会話はマナー違反とされています。
音漏れのするイヤホンやスピーカーでの音楽再生も避けましょう。

また、混雑した車内ではリュックを前に抱えるのがマナー。
日本同様、静かに過ごすことが他人への思いやりになります。
　　　

④ 優先席には座らない

韓国の公共交通機関（地下鉄・バスなど）には、「敬老席（優先席）」が明確に設けられています。
たとえ空席でも、若い人がそこに座るのは非常に無礼とされます。

一見空いていても、必ず他の席に座るようにしましょう。
また、妊婦や高齢者、身体の不自由な人が乗車してきたら、席を譲るのが当然のマナーです。
　　　

⑤ トイレに紙を流してよいか確認する

韓国のトイレ事情は場所によって異なり、紙を流せるトイレと流せないトイレがあります。
古い建物や地方のトイレでは、紙を便器に流さず横のゴミ箱に捨てるよう求められることも。

一方、近年のホテルや大型商業施設では、トイレットペーパーを流せるトイレが増加中です。
利用前に案内表示（「휴지 버리지 마세요／紙を捨てないでください」など）を確認しましょう。