2025.09.11

アーネスト・ヘミングウェイ博物館徹底ガイド｜文豪が愛したキーウェストの邸宅

「老人と海」で知られるノーベル文学賞作家 アーネスト・ヘミングウェイ。その彼が1930年代に暮らしていた邸宅を改装したのが、現在の アーネスト・ヘミングウェイ博物館（The Ernest Hemingway Home & Museum） です。

スペイン植民地風の白いコロニアル様式の邸宅は、当時の雰囲気をそのまま残し、まるで作家が今もそこに暮らしているかのような空気感を漂わせています。文学ファンだけでなく、歴史や建築に興味のある旅行者にも人気のスポットです。

アーネスト・ヘミングウェイ博物館の魅力と見どころ

アーネスト・ヘミングウェイ博物館を訪れる際には是非以下のポイントをチェックしてみてください。
　　

館内にはヘミングウェイが使用していた家具、調度品、そして彼が執筆に没頭した書斎が残されています。

机の上には愛用していたタイプライターも展示されており、数々の名作がここから生まれたのかと思うと、文学好きには感動的な瞬間となるでしょう。
　　

この博物館の名物といえば、ヘミングウェイが飼っていた猫の子孫たち。現在も約60匹が敷地内で自由気ままに暮らしています。

その多くは「ポリダクティルキャット（六本指の猫）」と呼ばれ、特別な幸運をもたらすと信じられています。猫好きにはたまらない癒しの時間がここにあります。
　　

敷地内の庭園は緑豊かで、南国の花々やヤシの木が生い茂り、散策にぴったり。さらに目を引くのは キーウェストで初めて造られた本格的なプール。

当時の建築費は驚くほど高額で、ヘミングウェイの豪華な暮らしぶりを象徴する存在となっています。
　　

この地での暮らしは、彼の作風に大きな影響を与えました。マリンスポーツや釣りを愛し、地元の酒場で仲間と過ごした日々は、後の作品にも色濃く反映されています。邸宅を訪れることで、文豪と街との深いつながりを感じることができるでしょう。

アーネスト・ヘミングウェイ博物館の楽しみ方とアクセスをご紹介いたします。

1.ガイドツアーに参加
館内ではガイドツアーが定期的に行われ、ヘミングウェイの人生やエピソードを聞きながら見学できます。英語での案内ですが、物語を知ると展示の魅力が一層深まります。

2.猫とふれあう
博物館に暮らす猫たちは人懐っこく、敷地内のあちこちでのんびり過ごしています。写真撮影もOKで、旅の癒しスポットとしても人気。

3.写真映えスポット巡り
白壁の邸宅、緑豊かな庭園、歴史あるプールなど、どこを切り取っても絵になる空間。文学的ロマンと南国の雰囲気が同時に楽しめます。

・所在地：907 Whitehead Street, Key West, Florida

・開館時間：年中無休、9:00〜17:00

・入館料：大人17ドル前後（子ども料金あり）

・行き方：キーウェスト中心街から徒歩約10分。オールドタウンに位置しており、観光の合間に立ち寄りやすい立地です。マイアミからは車で約4時間。
　　

キーウェストは一年中温暖ですが、快適に観光できるのは 11月〜4月の乾季。湿度が低く過ごしやすい気候で、庭園や猫たちも元気に過ごしています。観光客は多めですが、その分活気もあり、街全体が華やかです。

アーネスト・ヘミングウェイ博物館は、ただの文学記念館ではなく、作家の人生を追体験できる特別な場所。

歴史を感じる邸宅、幸運を呼ぶ猫たち、そして南国の光に包まれた庭園…。

文学ファンはもちろん、そうでない人にとっても、忘れられない体験になること間違いありません。キーウェスト観光では必ず訪れたいハイライトです。

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