アメリカは広大な国土を持ち、都市間の移動や観光地めぐりにはレンタカーが最も便利な交通手段です。
ただし、日本人が現地で安心してレンタカーを借りるには、必要書類・保険・交通ルールなどを正しく理解しておくことが欠かせません。
本記事では、予約から返却までの流れ・保険・州ごとのルール・料金節約のコツを徹底解説いたします。
まずは、レンタカーを借りる前にしっておくべき基本的な情報をご紹介いたします。
・パスポート(顔写真ページ)
・日本の有効な運転免許証(原本)
・国際運転免許証(1949年ジュネーブ条約様式)
→ 州によっては「日本免許+翻訳」で可とされる場合もありますが、国際免許証をセットで持参するのが最も安全です。
・本人名義のクレジットカード(デポジット用/デビットカード不可が一般的)
・25歳未満は「ヤングドライバー追加料金」が必要(1日$20〜$50程度)
・20歳以上なら借りられる州も多く、2025年現在HertzやEnterpriseでは若年層向けプランが拡大中。
・空港営業所:便利だが、利用料金が高め。
・市内営業所:料金が安いことが多く、滞在地中心部での観光にはおすすめ。
・ワンウェイ返却:可能だが、ドロップ料金が高額になる場合あり。
アメリカは州によってチャイルドシート法(Child Passenger Safety Laws)が異なる場合があるため、小さなお子様を連れて行く際には事前に確認して、レンタカー会社にチャイルドシートの予約を忘れずに行いましょう!
基本的には事前にオンラインで予約をしておくのが良いでしょう。
基本的な予約のステップをご紹介いたします。
1.受取・返却場所と時間を決定(24時間制入力に注意)
2.車種クラス選び
長距離:ミッドサイズ以上
雪道:AWD / SUV
3.保険と補償を選択(後述)
4.追加オプション(追加ドライバー・チャイルドシート・GPS・Wi-Fiなど)
5.支払い方法(事前決済は安いがキャンセル条件を要確認)
6.予約番号・バウチャーを保存(パスポートと同じ綴りか必ず確認)
複数の比較サイト(Expedia・Rentalcars.com・各社公式)を並行チェックすると、同じ営業所・同じ日程でも価格差が大きいことがあるので比較してから申し込むのがオススメ。
アメリカは州ごとに自動車保険制度が異なり、日本の感覚で最低補償のまま運転すると大きなリスクがあります。
保障の内容をしっかりと理解しておきましょう。
・対人・対物賠償(LIABILITY)
→ 各州の最低基準は非常に低額。必ず SLI/SLP/LIS(会社により名称異なる) を追加。
・Enterprise:対人・対物合算で$300,000まで
・Hertz:最大$1,000,000まで
・車両損害(LDW/CDW)
→ 借りた車の破損・盗難を補償。クレジットカード付帯保険でカバーできることもあるが、現地で免責ゼロを選ぶのが安心。
・搭乗者傷害・携行品(PAI/PEC)
→ 海外旅行保険で代替できる場合あり。
SLI(対人・対物補償の上乗せ)+LDW(車両損害免責補償)
アメリカで安心してレンタカーを利用するなら、この2つを組み合わせるのがもっともシンプルで分かりやすい選択です。
・SLI(Supplemental Liability Insurance)
州ごとの自動車保険は最低限の補償しか含まれていないことが多く、万一大きな事故を起こした場合、賠償額が補償を大きく超えてしまうリスクがあります。SLIを追加すると、数十万ドル~100万ドル規模まで対人・対物補償を上乗せできるため、旅行者でも安心して運転できます。
・LDW(Loss Damage Waiver/Collision Damage Waiver)
借りた車が事故・盗難・破損した場合、通常は高額な修理代や休車補償を請求されます。LDWを付けておくと、自己負担がゼロまたは大幅軽減される仕組みになり、ちょっとした駐車場でのこすり傷や盗難といったトラブルにも対応可能です。
「賠償リスク」と「車両修理費リスク」の2大出費をカバーできるので、余計な組み合わせに迷う必要なし。クレジットカード付帯保険を使う場合でも、賠償補償は対象外のことが多いため、少なくともSLIはレンタカー会社で付けるのが無難。初めてアメリカで運転する方や、長距離ドライブを予定している方には特におすすめ。
受取りから返却迄の基本的な流れをご紹介します。
予約したレンタカー会社のカウンターで契約内容・料金・オプションを再確認。
不要なオプション(燃料前払い、ロードサイド上級パック等)はその場でハッキリ断る。
駐車場でキズ・へこみ・ホイール・ガラス・内装・タイヤ溝を動画/写真で記録。燃料計も撮影。
パンク等はレンタカー会社のRoadside Assistanceへ。加入の有無で対応範囲が変わる。
罰金・違反金は後日カードに請求されることがあります(通知書はメール/郵送)。
満タン返却(Full to Full)なら給油レシートを必ず保管。
返却場で走行距離・燃料・新キズの有無を係員と確認。係員不在時は写真+キー投函。
返却後の最終明細(e-Receipt)が届いたら過請求がないかチェック。
アメリカではじめて運転する方が躓きやすいポイントをいくつかご紹介します。
・赤信号でも右折可
完全停止して安全確認、かつ「NO TURN ON RED」の標識がない場合は赤信号でも右折可能です。
・スクールバス
赤色フラッシャー点滅+ストップアーム展開中は対向車線も含めて完全停止(中央分離帯の有無で例外あり)。
・シートベルト
州により細則は異なるが、全席着用が標準。チャイルドシート規定は州ごとに違うため、該当州のルールを事前確認。
・飲酒運転
一般的に血中アルコール濃度0.08%が基準。運転者は飲まないが原則です。
他にも色々ありますので、しっかりと事前に確認して交通ルールの基本を確認しておきましょう。
ここまでいくつかのポイントをご紹介しましたが、アメリカ旅行でレンタカーを利用する際は、事前の準備と確認がスムーズな旅のカギとなります。
以下の項目をひとつずつ押さえておきましょう。
日本の運転免許証(原本)、国際運転免許証、そしてパスポートを必ず携行します。この3点が揃っていないと貸渡ができない場合がほとんどです。
レンタカー会社ではクレジットカードでの与信確保が必須です。デポジットが大きくなることもあるため、利用枠に余裕を持たせておきましょう。
主要な運転州の交通規則に加え、チャイルドシート法は州ごとに違いがあります。旅行前にGHSA(全米州知事交通安全協会)の情報を確認しておくと安心です。
おすすめは「SLI(対人・対物補償)」+「LDW(車両補償)」のシンプルな組み合わせ。クレジットカード付帯保険を利用する場合は、適用条件を事前に確認しておきましょう。
予約番号、営業所の営業時間、返却手順を事前に確認しておくことで、現地でのトラブルや待ち時間を減らせます。
州によっては現金払いができない有料道路もあります。レンタカー会社が提供する e-Toll / PlatePass などのプログラムを利用するか、事前に仕組みを把握しておくことが大切です。
車体チェックと証拠保全
受け取り時と返却時に、車体の傷や凹みを写真・動画で撮影しておくと安心です。給油方式が「フル to フル」の場合は、返却前の給油レシートも必ず保管しましょう。
これらをまずは、一通りチェックしておいてアメリカでのレンタカー利用に備えましょう!
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まずはアメリカ単国で利用できるパッケージをご紹介いたします。
| 高速データ容量 | 期間 | 価格 |
| 1GB | 7日 | 670円 |
| 2GB | 15日 | 1200円 |
| 3GB | 30日 | 1650円 |
| 5GB | 30日 | 2400円 |
| 10GB | 30日 | 3900円 |
| 20GB | 30日 | 6300円 |
次にご紹介するのがアメリカを対象国に含む北米周遊パッケージとなります。
| 高速データ容量 | 期間 | 価格 |
| 1 GB | 7日 | 970円 |
| 2 GB | 15日 | 1800円 |
| 3 GB | 30日 | 2550円 |
| 5 GB | 30日 | 3820円 |
| 10 GB | 30日 | 6900円 |
| 北米周遊プラン対象国 | ||
| アメリカ | カナダ | メキシコ |