南米の宝石とも呼ばれるコロンビアは、カリブ海と太平洋に面した美しい国です。色とりどりのコロニアル建築が立ち並ぶカルタヘナ、エメラルドグリーンに輝くグアタペ湖、世界遺産に登録された失われた都市テユナ、そして世界最高品質のコーヒー農園など、旅行者を魅了する要素が数多く存在します。
この記事では、実際にコロンビア各地で生活する現地の人々、観光業に従事する方々、そして長期滞在経験のある日本人駐在員の方々から直接聞いた、リアルな治安対策をまとめてご紹介します。美しいコロンビアを安全に楽しむために、ぜひ参考にしてください。
コロンビアでは、特にiPhoneやSamsung Galaxyなどの高級スマートフォンを所持していると、現地の平均月収の数倍の価値があるものとして認識され、「お金持ちの観光客」という風に見られて強盗やひったくりなどのターゲットになる可能性も。
ボゴタの現地在住の方よると、「iPhone一台で現地の労働者の2-3ヶ月分の給料に相当する」とのことです。
では具体的な対策をご紹介します。
Googleマップや翻訳アプリの確認は、人通りの少ない路上ではなく、カフェや建物の中、ホテルのロビーなど、人目のある安全な場所で行いましょう。
地図を確認する際は、事前にルートをスクリーンショットで保存し、オフラインでも確認できるようにしておくことが重要です。
・紙の地図を併用する
・現地のSIMカードを購入し、安価な現地製スマートフォンを使用する
・スマートウォッチでの簡単な確認に留める
写真撮影時も周囲の状況を常に確認し、人通りの多い場所や観光地以外では控えめにした方がいいでしょう。高価なカメラ機材は極力持参を避け、どうしても必要な場合は現地ガイド同行時のみ使用するのがオススメ!
昔使っていたスマホなどを写真撮影専用で持ってきても良いかもしれません。
コロンビアでは、日没とともに街の雰囲気が一変します。
昼間は賑やかで安全に見える地域でも、夜になると人通りが激減し、犯罪発生率が急激に上昇します。ボゴタ在住の日本人駐在員によると、「現地の人でさえ、夜8時以降の一人歩きは絶対に避けている」とのことです。
時間帯によて危険度が変わってくるので、危険な時間帯はホテルでのんびり過ごすのがオススメ。
・日没時間が近づくため、移動は極力控える
・やむを得ず外出する場合は、複数人での行動を心がける
・一人での外出は絶対に避ける
・女性の場合は特に危険度が増すため、ホテル内での滞在を強く推奨
・現地の人でも外出を避ける時間帯
・緊急事態以外は絶対に外出しない
信頼できる交通手段の利用するのもポイント!
流しのタクシーは利用せずに、Uber、Cabify、Beat などの配車アプリを活用しましょう。
ホテルが手配する専用車両の利用を利用するのもオススメです。
宿泊施設もしっかりと安全な場所を選択
コロンビアのホテルは24時間セキュリティが配置されているホテルを選ぶのがオススメ。
繁華街から離れすぎていない、アクセスの良い立地を選ぶのもポイントです!現地の治安情報に詳しいホテルスタッフがいる宿泊施設を選ぶと安心ですので口コミなどをチェック!
コロンビアでは、服装によって経済状況や出身地が判断される傾向が強く、明らかに観光客と分かる格好をしていると、犯罪者のターゲットになりやすくなります。
現地のファッションに合わせることで、目立つことを避け、犯罪に巻き込まれるリスクを大幅に減らすことができます。
綺麗な服を着ても問題ないですが、ブランド物などの高価な服装は避けるのが良いでしょう。
高級ブランドのロゴが目立つ服や小物や、明らかに高価な時計やアクセサリーは避けましょう。
デザイナーズバッグや靴なども高い物は避けるのが無難です。
観光客らしい格好
大きなカメラを首からぶら下げたり、観光客向けのシャツなどは着ないほうがいいでしょう。
地図やガイドブックなどをを片手に歩くのも避けるのが無難。
落ち着いた色合いで、シンプルなデザインのTシャツやポロシャツがいいでしょう。
ジーンズやチノパンなどのカジュアルなボトムスに歩きやすいスニーカーがいいでしょう。
デザインよりも機能性重視で!
速乾性のある素材の服や、気温に合わせたインナーなどがオススメ。
街歩きをするさいに、汚れても目立たない色の服や靴がオススメです。
コロンビアでは、強盗犯の多くが銃器や刃物を所持しており、抵抗することで命に関わる危険性が急激に高まります。
外務省の統計によると、南米での日本人の犯罪被害のうち、強盗事件で重傷を負ったり命を落としたりするケースの大部分が、抵抗したことが原因とされています。
▶ 基本的な対応は以下の5つを意識しよう!
1.冷静さを保つ
2.相手の要求に素直に応じる
3.急な動作は避ける
4.目を合わせすぎない
5.金品を渡した後は、その場から速やかに離れる
▶ 事前の準備
・ダミーの財布を用意し、少額の現金を入れておく
・本当の財布や貴重品は別の場所に隠しておく
・「お金はこれだけです」という意味のスペイン語を覚えておく(”Esto es todo lo que tengo”)
全財産を持ち歩いていると、被害に遭いそうな時に抵抗してしまうと思いますが、外出時の現金や貴重品の持ち歩きを少なくしておけば、万が一被害に遭いそうになっても諦めやすくなります。
コロンビアは日本と違って銃を使った犯罪も多いので、絶対に抵抗しないようにしましょう。
コロンビア旅行では、海外旅行保険への加入は必須です。特に、以下の補償内容が含まれているかを確認してください。
治療費用や救援者費用、携行品損害、個人賠償責任補償などが付いている保険に加入しておくのがオススメ!
コロンビアは確かに美しく魅力的な国ですが、安全に旅行を楽しむためには十分な準備と注意が必要です。
この記事で紹介した対策を実践することで、リスクを大幅に減らすことができます。
最も重要なのは、「自分の命を最優先に考える」ということです。金品は後から取り戻すことができますが、命は一つしかありません。用心深く行動し、現地の文化と治安状況を理解した上で、素晴らしいコロンビアの旅を楽しんでください。
安全な旅行のために、この情報が皆様のお役に立てることを心から願っています。
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まずはコロンビア単国で利用できるパッケージをご紹介いたします。
高速データ容量 | 期間 | 価格 |
1GB | 7日 | 1,200円 |
2GB | 15日 | 2,250円 |
3GB | 30日 | 3,150円 |
5GB | 30日 | 4,870円 |
次にご紹介するのがコロンビアを対象国に含む中南米周遊パッケージとなります。
高速データ容量 | 期間 | 価格 |
1 GB | 7日 | 2,250円 |
2 GB | 15日 | 4,200円 |
3 GB | 30日 | 5,850円 |
5 GB | 30日 | 9,000円 |
北米周遊プラン対象国 | ||
アルゼンチン | コロンビア | ベネズエラ |
ウルグアイ | チリ | ペルー |
エクアドル | ニカラグア | ボリビア |
エルサルバドル | パナマ | ホンジュラス |
グアテマラ | パラグアイ | メキシコ |
コスタリカ | ブラジル |