中東と地中海、サハラ砂漠と大西洋——さまざまな文化と自然が交差する北アフリカは、世界中の旅行者を魅了するエリアです。
今回は、その中でも特に人気の高い国「モロッコ」「エジプト」「チュニジア」の3カ国をご紹介。各国の魅力や見どころを分かりやすく解説します!
北アフリカに位置するモロッコは、アラブの情緒とヨーロッパ的な洗練が融合する、魅惑の国。
イスラム建築、フランス植民地時代の影響、美しい自然と多様な文化が息づいています。まるで映画の世界に入り込んだかのような体験ができる国として、世界中の旅人を魅了しています。
モロッコの迷路のような旧市街(メディナ)を彷徨うだけでワクワクします。カラフルな市場での買い物や値段交渉も楽しめます!街を歩いているだけで、写真映えスポット多数でSNS映えも完璧です。
タジン、クスクス、ミントティーなどの食文化も豊かで楽しめ、 安価で旅行しやすく、コスパ抜群です!
モロッコは人気の都市が色々あるので、時間に余裕がある場合には複数の都市を巡るのがオススメです!

ユネスコ世界遺産にも登録されているマラケシュの旧市街は、まさにモロッコの縮図。
ジャマ・エル・フナ広場では大道芸や屋台料理が賑わい、迷宮のようなスークでは、スパイスやランプ、織物などが所狭しと並びます。モロッコの活気を全身で感じられるエリアです。
参照記事: モロッコで一番人気の古都「マラケシュの魅力」をご紹介!

「青の街」として世界中の旅行者に愛されるシャウエン。家々が青く塗られたこの街は、まるでおとぎ話のような美しさ。青の壁に映えるカラフルな雑貨や衣装との写真撮影は、旅のハイライトに。
参照記事: モロッコの青い街「シャウエン(シェフシャウエン)」の魅力

中世の雰囲気を残す宗教都市で、世界最古の大学「カラウィーイーン大学」がある街。
フェズのメディナもユネスコ世界遺産であり、革なめし職人たちの作業が見られる**タンネリ(皮染め場)は必見。
参照記事: モロッコの迷宮都市「フェズの魅力」をご紹介!
・女性一人旅も可能だが、肌の露出を控えた服装が基本。
・値段交渉は当たり前!強気すぎず、楽しむ気持ちで。
・フランス語・アラビア語が主流だが、観光地では英語もOK。
・長距離移動はバス(CTM社など)が便利。鉄道も比較的整備されている。
▶ モロッコ旅行のお土産と言えば何を買う?定番で人気のお土産を3つご紹介いたします!
▶ モロッコを旅行する前に知っておきたい、観光・気候・治安・通信などの情報を徹底解説!
▶ 【モロッコ旅行】両替するなら日本の空港?現地の両替商?利便性も含めておススメを紹介!
モロッコは異文化に触れながらも、治安が比較的良く、旅の初心者〜中級者にもおすすめの国。歴史、自然、食、買い物すべてを楽しめる、まさに“五感で楽しむ旅”ができます。砂漠での星空、青い街の迷路、香り立つスパイス…一歩足を踏み入れれば、そこはまるで千夜一夜物語の世界を楽しめます。
エジプトは、世界四大文明のひとつ「古代エジプト文明」の中心地として知られ、紀元前3000年頃から続く壮大な歴史が息づく国です。
ギザのピラミッドやスフィンクスに代表される遺跡群だけでなく、ナイル川の恵みに支えられた文化、イスラム建築が並ぶ都市風景、地元グルメやクルーズ体験など、歴史と現代が融合した魅力的な観光地として世界中の旅行者を惹きつけています。
この記事では、そんなエジプトの代表的な観光スポットと、旅行で感じられる魅力をたっぷりご紹介します!
エジプト旅行にいったら是非行って欲しい観光スポットをご紹介します!

カイロの郊外に位置するギザのピラミッドは、世界七不思議の唯一の現存遺産として名高く、最大の「クフ王のピラミッド」は高さ約146mの壮大な建築。隣接する「カフラー王」「メンカウラー王」のピラミッドも含め、まさに古代エジプト文明の象徴です。
さらに、巨大なスフィンクス像がピラミッドの守護者のように立ちふさがっており、神秘的な雰囲気を漂わせています。朝日や夕暮れ時のピラミッドは格別の美しさです。
参照記事: 古代文明の神秘を肌で感じるエジプト観光!

ナイル川沿いの都市・ルクソールは、かつて「テーベ」と呼ばれた古代エジプトの首都。その中心には、圧倒的なスケールを誇るカルナック神殿が広がります。柱廊(ハイポスタイル・ホール)は、映画のワンシーンのような迫力で、まるでファラオの時代にタイムスリップしたかのよう。
対岸には、ファラオたちの墓が集まる「王家の谷」もあり、有名なツタンカーメンの墓もここで発見されました。壁画や装飾から当時の宗教観や死生観が読み取れ、考古学ファン必見のスポットです。
参照記事: ルクソールのカルナック神殿群と王家の谷観光
アスワン~ルクソール間を結ぶナイル川クルーズは、移動手段でありながら贅沢な観光体験でもあります。ゆったりとした時間の流れの中で、沿岸の遺跡や村を眺めながら過ごす数日間は、まさに「流れる博物館」。
クルーズ中には、コム・オンボ神殿、エドフ神殿などの遺跡にも立ち寄ることができ、移動そのものが観光になる贅沢な旅のスタイルです。
エジプトは「遺跡」だけの国ではありません。ピラミッドや神殿群で歴史を学び、ナイル川クルーズで自然と触れ合い、カイロの市場で地元の生活文化を感じる……。
1つの旅でさまざまな体験ができるのが最大の魅力です。
エジプト国内はクルーズ船のほか、寝台列車や国内線も整備されています。例えば、カイロ~ルクソール間は夜行列車で移動可能で、旅費を抑えながら現地の雰囲気を体感できます。
また、時間を節約したい場合はカイロからルクソール・アスワンまで国内線を利用するのも便利です。
エジプトは物価が安く、ホテルやレストラン、観光ツアーなども比較的リーズナブル。
移動の価格は高めですが、少ない予算でも充実した旅が可能なため、長期滞在にも適しています。
▶ 初めてのエジプト旅行、ベストシーズンは?直行便は?何日間がベスト?
▶ エジプト旅行の前に知っておきたい、気候・都市・治安・通信などの情報を徹底解説!
▶ 日本人に人気のアフリカ旅行先No.1!エジプトの魅力を徹底解説!
古代から続く壮大な歴史、ナイル川の恩恵を受けた人々の暮らし、そして現在も脈々と続く文化。エジプトは「観る・感じる・考える」すべてが揃った旅先です。
ピラミッドを前に立った瞬間の感動や、ナイル川を眺めながら過ごす夕暮れは、一生の思い出になるはず。世界遺産と共に、今を生きるエジプトの人々とのふれあいも、旅を豊かにしてくれます。
チュニジア(Tunisia)は、北アフリカに位置しながらも、地中海沿いの美しいビーチとローマ時代の遺跡、そしてアラブ文化が融合する独特の魅力を持つ国です。
ヨーロッパからのアクセスも良く、特にフランスからの旅行者に人気の観光地。アフリカの中では治安も比較的安定しており、「気軽に行ける地中海リゾート×歴史探訪の国」として、近年注目を集めています。
地中海沿岸の美しいビーチリゾートや、古代ローマ・フェニキア・イスラム文化が混在する歴史都市です。物価が安く、ヨーロッパよりコスパが良い旅先、アフリカなのにヨーロッパ的で快適、でもエキゾチック
エジプト旅行にいったら是非行って欲しい観光スポットをご紹介します!

紀元前9世紀頃にフェニキア人によって築かれたカルタゴは、地中海の覇権をローマと争った古代都市国家。ポエニ戦争で滅亡した後、ローマ帝国の支配下で再建されました。
現在は世界遺産に登録されており、チュニス郊外の丘の上に点在する遺跡群から、古代都市の面影が垣間見えます。
・アントニヌス浴場
ローマ時代の公衆浴場跡で、当時の豪華な石造建築の規模に圧倒されます。
・円形劇場や神殿跡
丘の上からは地中海が一望でき、古代と現代が交錯するような風景が広がります。
アクセス:首都チュニスから車または列車で20~30分ほど。気軽に訪問できる観光名所です。
参照記事:チュニジアの首都チュニス観光

カルタゴ遺跡からほど近いシディ・ブ・サイドは、白壁と青い扉・窓枠が印象的な小さな海辺の街。
「地中海のサントリーニ」とも呼ばれ、アーティストや詩人たちに愛された風光明媚な場所です。
・カフェ・デ・ナット(Café des Nattes):ミントティーを楽しめる有名なカフェ。
・迷路のような小路を歩くだけで心が癒される、絵画のような街並み。
・お土産には、色鮮やかな陶器やタイルアートが人気。
インスタグラムや旅ブログでも大人気!カメラ片手に街歩きを楽しみましょう。

チュニジア南部に広がるサハラ砂漠の玄関口として知られる町ドゥーズでは、砂丘トレッキングやキャメルライド、星空観察など、本格的な砂漠体験ができます。
・4WDでの砂漠サファリや、伝統的な遊牧民テント(ベルベル式)での宿泊も人気。
・近郊の「ショット・エル・ジェリド(塩湖)」では、乾燥した大地が鏡のように太陽を反射し、幻想的な景色が広がります。
・「スター・ウォーズ」のロケ地としても知られ、映画ファンにも注目のエリア。
アクセスはやや不便ですが、地元発のツアー参加で安心。トズール(Tozeur)を起点に訪れるのが一般的です。
参照記事:
▶ コスパが高い!
ヨーロッパ諸国と比べて物価がかなり安く、リゾートホテルや高級レストランも手頃な価格で楽しめます。数万円で充実した滞在が可能な「穴場」的旅先です。
・フランス語圏で欧風ながらエキゾチック
チュニジアではフランス語が広く使われており、フランス語が話せると非常にスムーズ。また、街の雰囲気もどこかヨーロッパ的で、アラブ文化とヨーロッパの融合が感じられます。
・世界遺産・遺跡が豊富
カルタゴ遺跡をはじめ、ドゥッガ(Dougga)やエル・ジェム円形闘技場(El Jem)など、ローマ帝国時代の建築物が数多く残っており、歴史ファンや考古学好きにはたまらない国です。
チュニジアは、美しい地中海の景色と歴史的遺産のどちらも楽しめる、まさに「隠れた宝石」のような国。物価も安く、混雑も控えめなため、ゆったりと過ごしたい旅人や歴史好き、写真映えスポットを求める方にぴったりです。
欧州のビーチリゾートとはひと味違う、アフリカ×ヨーロッパ×アラブ文化が融合した魅惑の旅を、チュニジアで体験してみませんか?
今回ご紹介した北アフリカの3つの国と地域をで使える、TRAVeSIMパッケージをご紹介します。
| アラブ首長国連邦 | カタール | バーレーン |
| イスラエル | クウェート | パレスチナ |
| イラク | サウジアラビア | モロッコ |
| エジプト | チュニジア | ヨルダン |
| オマーン |
中東・北アフリカの13の国と地域で使える周遊プランは以下のパッケージがあります。
自分の使うデータ容量に応じてパッケージを選んでみてください。
| データ容量 | 日数 | 料金 |
| 1GB | 7日間 | ¥1,120 |
| 2GB | 15日間 | ¥1,650 |
| 3GB | 30日間 | ¥2,100 |
| 5GB | 30日間 | ¥2,850 |
| 10GB | 30日間 | ¥4,800 |
| 20GB | 30日間 | ¥8,850 |
・マルチカントリー対応
一枚のSIMで13カ国を自由に移動しながら使えます。
国境を越えても設定変更不要で通信が出来るので便利。
・簡単セットアップ
eSIMをインストールするだけで自動接続(一部アンドロイドスマホは設定が必要)
分からない時は日本語サポートが使える。
現地で快適な高速データ通信
現地キャリアの4G/LTE回線を利用出来るので、快適。
国や地域によっては5G通信が利用可能。
・モロッコ(Morocco)
・エジプト(Egypt)
・チュニジア(Tunisia)
北アフリカは、サハラ砂漠の北側に位置するアラブ諸国で、地中海沿岸にある国々を指します。歴史的・文化的にはアラブ・イスラム圏でありながら、ヨーロッパや中東との交流も深いのが特徴です。
・データ容量を超過した場合は通信速度が制限されます
・音声通話・SMS機能は含まれません
・SIMロック解除済みの端末が必要です