ペルー南東部に位置するクスコ(Cusco)は、かつてのインカ帝国の首都であり、現在ではペルー随一の観光都市として世界中の旅行者を魅了しています。標高約3,400mという高地にありながら、街には歴史・文化・自然の魅力が凝縮されています。
この記事では、クスコ観光の見どころ・おすすめモデルコース・グルメ・アクセス情報・高山病対策まで、旅行前に知っておきたい情報を徹底解説します!
標高 | 約3,400m(高山病注意) |
気候 | 乾季(5〜10月)と雨季(11〜4月)に分かれる。乾季がベストシーズン |
通貨 | ペルー・ソル(PEN) |
言語 | スペイン語(観光地では英語も通じる) |
かつてインカ帝国の首都だったクスコは、歴史・文化・芸術が息づくアンデスの魅力あふれる都市です。
現在ではユネスコの世界遺産に登録され、インカとスペイン植民地時代の建築が融合した独自の街並みを体感できる人気観光地となっています。以下に、クスコ市内の必見スポットを詳しくご紹介します。
クスコ観光の出発点ともいえる中心広場。大聖堂や教会に囲まれ、地元の人々や観光客が集うにぎやかな場所です。夜にはライトアップされ、ロマンチックな雰囲気に。カフェやレストランも多く、休憩や撮影にぴったりのスポットです。
アルマス広場に面して建つ巨大な大聖堂で、インカの神殿跡地に建設された歴史的背景があります。内部にはバロック様式の祭壇や数々の宗教画が飾られ、特に「最後の晩餐」の絵画に描かれた「クイ(モルモット)」の料理は観光客に人気の逸品です。
「黄金の中庭」という意味を持つコリカンチャは、インカ文明において最も神聖な神殿だった場所。かつては壁が金で覆われていたとされるこの遺跡には、後にスペイン人がサント・ドミンゴ教会を建て、インカとスペイン文化が層を成すように融合しています。現在は考古学博物館も併設されており、インカの天文知識や宗教観にも触れられます。
クスコ市内には、過去の栄華と現代の生活が美しく調和した魅力的なスポットが点在しています。
インカの歴史を肌で感じながら、街歩きやカフェ巡りを楽しむ旅は、他では味わえない特別な体験になるはずです。マチュピチュへの出発点として訪れるだけでなく、クスコの街自体もじっくり味わってみてください。
クスコの中心地からほんの少し足を延ばすだけで、インカ帝国の壮大な遺産が点在する大自然の中へと誘われます。
ここでは、クスコ郊外で特に人気の高いインカ遺跡を3つ厳選してご紹介。いずれも市内からアクセスが良く、半日で効率よく巡るツアーも豊富に用意されています。
クスコ中心のアルマス広場から車でわずか10分ほど、丘の上にそびえる巨大な石造建築、それがサクサイワマンです。インカ時代には軍事要塞として使われていたとされ、なんと一部の石は重さ100トンを超えるものも。しかもそれらが隙間なくぴたりと組み合わされており、現代の技術をもってしても再現が困難といわれています。
また、上空から見るとクスコの町全体がピューマの形をしており、サクサイワマンはその「頭部」にあたるという説も。遺跡の中に立てば、インカ人の驚くべき設計力と技術力に圧倒されるはずです。祭りやセレモニーの舞台にもなっており、歴史と神聖さを併せ持つスポットです。
サクサイワマンからほど近く、森に囲まれた静かな場所に佇むのがケンコーです。自然の岩をそのまま活用して作られたこの神殿は、インカの祭祀や埋葬儀式の場だったと考えられています。石に刻まれた複雑な模様や通路、そして地下に続く神聖な空間などが残されており、インカの死生観や宇宙観を感じることができます。
祭壇跡や、天体の動きを計測したとされる石の影のしくみなども見どころのひとつ。大規模ではないものの、宗教的な奥深さが感じられる神秘的な場所です。
「プカ・プカラ」とはケチュア語で「赤い砦」という意味。これは、遺跡の石が夕日を浴びると赤く染まって見えることから名付けられたと言われています。丘の上に築かれたこの遺跡は、軍事的な見張り台や宿泊施設として機能していたとされ、クスコと聖なる谷をつなぐ交通の要所に位置していました。
標高の高い場所にあるため、ここからはアンデスの壮大な山々を一望でき、風景だけでも訪れる価値があります。晴れた日の景観はまさに絶景。静寂と空気の澄みきった感覚は、訪れる者に深い印象を残します。
➡ Google MAP
上記の3遺跡(+周辺スポット)を巡る半日観光ツアーは、多くの旅行会社がクスコ市内発で催行しており、送迎やガイド付きで安心。体力に自信がない方や限られた時間しかない方にもぴったりです。
インカの歴史を、ただ“見る”だけでなく“感じる”ことができるクスコ郊外の遺跡群。クスコ観光のハイライトとして、ぜひ時間をとって訪れてみてください。
クスコ市内の観光スポットは旧市街を中心に比較的コンパクトにまとまっており、徒歩での観光が基本です。アルマス広場やサン・ブラス地区、コリカンチャなども徒歩圏内にあります。
ただし、クスコは標高約3,400mの高地に位置し、坂道や石畳が多いため、普段よりも体力を消耗しやすい傾向があります。体調管理と歩きやすいスニーカーやトレッキングシューズの着用をおすすめします。特に雨季(11月〜4月)は滑りやすくなるので要注意です。
また、酸素が薄いため、息切れや軽い頭痛を感じることもあります。こまめに休憩をとり、水分補給を忘れずに。
クスコでは流しのタクシーも多数走っていますが、正規のメーターが付いていない車両が多く、料金トラブルの原因になることも。そのため、ホテルやレストランで呼んでもらうか、信頼できるタクシーアプリや送迎サービスを利用するのが安全です。
・相場:市内の移動であれば 5〜15ソル程度(約200〜600円)が目安。
・乗車前に運転手と料金を交渉するのが一般的。
※「TAXI SEGURO(セグロ)」などの表示がある車両は比較的安全性が高いとされています。
クスコでは、UberやDiDiなどの配車アプリも利用可能です。スマートフォンから呼び出せば、事前に料金が表示され、ドライバーの情報も確認できるため安心です。特に空港からの移動や夜間の外出時などには便利で安全性も高まります。
注意点として、配車場所が分かりにくいこともあるため、アプリ内のチャット機能やGPSでドライバーと連携を取りながら乗車しましょう。
近場の移動は徒歩を基本に、タクシーやUber等の配車アプリも活用して、適切な交通手段をうまく組み合わせることで、クスコ市内を快適に、そして安全に移動できます!
現在、TRAVeSIMで取り扱いのあるペルーで使えるeSIMはいくつかの選択肢があります。
以下にてご紹介いたしますのでご確認ください。
まずはペルー単国で利用できるパッケージをご紹介いたします。
高速データ容量 | 期間 | 価格 |
1GB | 7日 | 900円 |
2GB | 15日 | 1,720円 |
3GB | 30日 | 2,320円 |
5GB | 30日 | 3,520円 |
10GB | 30日 | 6,300円 |
次にご紹介するのがペルーを対象国に含む中南米周遊パッケージとなります。
高速データ容量 | 期間 | 価格 |
1 GB | 7日 | 2,250円 |
2 GB | 15日 | 4,200円 |
3 GB | 30日 | 5,850円 |
5 GB | 30日 | 9,000円 |
北米周遊プラン対象国 | ||
アルゼンチン | コロンビア | ベネズエラ |
ウルグアイ | チリ | ペルー |
エクアドル | ニカラグア | ボリビア |
エルサルバドル | パナマ | ホンジュラス |
グアテマラ | パラグアイ | メキシコ |
コスタリカ | ブラジル |