モンテネグロへの旅行を計画している方にとって、現地での通貨準備と両替方法は非常に重要なポイントです。
実はモンテネグロには独自通貨がなく、ユーロ(EUR)が公式通貨として広く使用されています。そのため、日本円(JPY)を直接使うことはできませんが、ユーロを事前に準備しておくことで、現地での支払いがスムーズになります。
本記事では、なぜユーロの持参が最適なのか、どこで両替・引き出しをするのが安全かなど、モンテネグロ旅行前に知っておきたい通貨事情を詳しく解説します。
・通貨単位
ユーロ(Euro / EUR)
・補助単位
1ユーロ=100セント(Cent)
・紙幣の種類
5EUR、10EUR、20EUR、50EUR、100EUR、200EUR、500EUR(※高額紙幣は使えない店も多いので注意)
・硬貨の種類
1セント、2セント、5セント、10セント、20セント、50セント、1ユーロ、2ユーロ
モンテネグロでの安全な両替・現金取得方法をチェックしておきましょう。
出発前に日本国内の大手銀行や空港の両替所でユーロを用意しておくのが安心です。外貨宅配サービスも利用できます。
クレジットカードやデビットカード(国際ブランド付き)を使って、モンテネグロ現地のATMからユーロを現地レートで引き出すことが可能です。主要都市(ポドゴリツァ、コトル、ブドヴァなど)ではATMが多数設置されています。
観光地や空港などには一部両替所もありますが、日本円は対応していないことが多いため、ユーロ現金を持参して小額の両替をする場合にのみ活用しましょう。
モンテネグロでは日本円(JPY)は流通しておらず、ほとんどの両替所で取り扱いがありません。また、日本円→ユーロへの両替は日本国内でも限られた場所でしか対応しておらず、手数料も割高です。
したがって、事前に日本でユーロに両替しておくか、現地でATMからユーロを引き出すのが最も現実的でお得な方法です。
モンテネグロでは、観光地や都市部を中心にクレジットカードが広く利用可能です。特にホテル、レストラン、スーパーマーケットなどではVisaやMastercardの対応が進んでおり、旅行者にとっては便利な支払い手段となっています。
ただし、一部の小規模店舗やローカルな施設では現金しか使えない場合もあるため、事前の準備と注意が必要です。
モンテネグロでクレジットカードが利用できる主な施設は以下の通りです:
・国際ブランド対応のホテル(ポドゴリツァ、コトル、ブドヴァなど)
・高級レストラン、カフェ、バー
・スーパーマーケットやショッピングセンター(VOLI、HDL、Ideaなど)
・観光施設の入場料支払い(一部)
・レンタカー会社や交通チケットのオンライン購入
※特に観光地ではカード決済が一般的ですが、「カード対応可」と表示されていても、通信環境の不調などで使えない場合があるため、現金も併せて携帯しておくのが安心です。
小規模な店舗やローカルエリアでは、以下のような場所でクレジットカードが使えないことがあります:
・個人経営の飲食店や雑貨店
・バスやローカル交通機関(特にローカルバス)
・公共トイレ、有料駐車場の自動券売機
・一部の小規模博物館や文化施設
現地通貨(ユーロ)での現金払いが基本となるため、少額の現金を用意しておくと安心です。
モンテネグロで比較的使いやすい国際ブランドは以下の通りです:
・Visa:最も普及しており、ほぼすべてのカード対応施設で利用可能
・Mastercard:Visaと並んで広く使用可能
・American Express:都市部の一部高級施設で対応している場合もありますが、対応率は低め
・海外利用設定の確認
渡航前にカード会社に連絡し、海外利用が可能になっているか確認しましょう。また、限度額や有効期限も要チェックです。
・手数料の確認
クレジットカード利用時には以下の手数料がかかる場合があります。
- 外貨取扱手数料(1~3%程度)
・スキミング対策
カード情報の盗難リスクを避けるため、見知らぬスタッフにカードを預けない、ポータブル端末を使ってもらうなど、慎重に取り扱いましょう。