海外旅行や海外出張でスマートフォン、ノートPC、デジタルカメラなどの電化製品を使いたいとき、日本のコンセントがそのまま使えるとは限りません。
各国で電源プラグの形状や電圧が異なるため、変換プラグは旅のマストアイテムとも言える存在です。
「Aタイプ」「Cタイプ」など、世界には10種類以上のプラグ形状があり、どの国でどのタイプが必要なのかをあらかじめ調べておかないと、現地で「充電ができない…」「スマホが使えない…」というトラブルに直面する可能性もあります。
また、変換プラグといっても、最近はさまざまなタイプが販売されており、
・世界対応のマルチ変換型
・USBポート付きで複数デバイスが同時充電できるもの
・変圧機能が内蔵されたもの
など、機能や特徴が多様化しています。
加えて、聞き慣れない海外メーカー製の製品も多く、「どれを選べば安心なのか」「安全性は大丈夫か」と迷ってしまうこともあります。
変換プラグ(コンセントアダプター)とは、日本の電化製品のプラグを海外のコンセント形状に合わせて変換するためのアダプターです。
例えるなら「日本のプラグと外国のコンセントの橋渡し役」のようなもの。
これはあくまで「形状を変えるだけ」のアイテムなので、電圧を変える機能はありません。
そのため、使う電化製品が対応電圧(100V〜240Vなど)に適応しているかを必ず確認しましょう。
プラグタイプ | 主な使用国例 | 特徴 |
Aタイプ | 日本、アメリカ、カナダ、台湾など | 日本と同じ形状。2本の平ピン |
Cタイプ | ヨーロッパ諸国、韓国、インドネシアなど | 丸ピン2本。欧州で広く使われる |
BFタイプ | イギリス、香港、マレーシアなど | 3本の太い角ピン。サイズ大きめ |
Oタイプ | オーストラリア、ニュージーランドなど | ハの字型の3ピン |
SEタイプ | ドイツ、フランス、オランダなど | Cタイプと似ているが太め |
上記の通り、渡航先によって結構異なる場合が多いので、渡航前に事前にチェックしておくのがオススメです!
記事の冒頭でもお伝えしましたが、変換プラグと言っても色々なタイプがあるの、自分に合った物を選ぶと良いでしょう。
特定の国のプラグ形状にだけ対応しているタイプ。軽量でコンパクトな分、汎用性は低め。
・メリット:安価で軽い、トラブルが少ない
・デメリット:国ごとに買い替えが必要になる
ひとつで世界150か国以上に対応する多機能タイプ。スライド式や回転式で切り替え可能。
・メリット:これひとつで世界中に対応できる
・デメリット:やや大きく重め。安価品には粗悪品もあるので注意
ACコンセントだけでなく、USB-AやUSB-Cポートを搭載しているタイプ。スマホやタブレットを同時充電可能。
・メリット:スマホ・カメラなど複数台の充電に対応
・デメリット:ポート数が少ない場合もあるので事前確認を
変換プラグに電圧変換(220V→100Vなど)機能を内蔵したタイプ。
電圧非対応の機器を使いたい場合に必須。
・メリット:対応していない電化製品も使える
・デメリット:大きく重い。ドライヤーやヘアアイロンなどの家電には対応していないこともある
変換プラグを選ぶ際には、まず渡航先のコンセント形状を事前に調べましょう。
また、変換プラグを使っても電圧は変わらないため、自分の持っていく電化製品の電圧対応(100-240Vなど)を確認し、必要に応じて変圧器を持っていくか海外対応モデルの準備をしましょう。
また、スマホなどのUSB充電を多用するならUSBポート付きを選び、なるべく信頼性のあるメーカー(Anker、Elecom、サンワサプライ等)を選びましょう。
→ 渡航前に外務省や現地観光サイトでコンセント形状を確認しましょう。
不安な場合はマルチ変換型を選ぶと安心です。
→ ヘアドライヤーやコテなどの家電製品は電圧非対応なことが多いです。
「100V専用」と書かれている製品には変圧器が必要です。
変換プラグは、現地での快適な電化製品利用の鍵を握る重要なアイテム。
「スマホの充電ができない」「PCが使えない」など、トラブルが起きると旅行の満足度は一気に下がってしまいます。
旅行先や使いたい機器に合ったプラグを選び、安全・安心な旅をサポートしてくれる相棒として準備しておくことがとても大切です。