2025.03.01

ブータン旅行の前に知っておきたい、気候・都市・治安・通信などの情報を徹底解説!

ブータンは、美しい山岳風景と豊かな文化が魅力の国です。特に「幸福の国」として知られ、心の平和を大切にした生活が感じられます。

ブータンの観光名所には、雄大なパロ・タクツァン僧院(虎の巣)や歴史的なディンプル・ゾンがあり、自然や伝統を深く感じることができます。静かな環境で、心を癒す特別な体験ができます。

今回はそんなブータン旅行の際に気になる気候や服装に関してご紹介いたします。
服装の他にも治安や、人気の都市、通信に関しても解説しておりますので、併せてご確認ください。

 

ブータンの季節と気候と服装について

ブータンは標高の高い山岳国であり、季節ごとに異なる気候を楽しむことができます。

気候は地域ごとに異なるため、旅行時期と訪れる地域に合わせた服装選びが重要です。以下に、ブータンの季節と気候、おすすめの服装について解説します。

ブータンには主に4つの季節がありますが、標高が高い地域では気候に大きな差があります。
 

春(3月〜5月)

・気候
春は比較的穏やかな気候で、昼間は温暖、夜は冷え込みます。山間部ではまだ少し肌寒い日もありますが、花が咲き始める美しい季節です。

・服装
軽めのジャケットや長袖シャツが必要です。標高の高い地域を訪れる場合は、暖かい服装も持参しましょう。
 

夏(6月〜8月)

・気候
夏はモンスーンの影響で、降水量が多いです。低地や中部地域では湿度が高く、雨が続くことが多いですが、高地では比較的涼しく過ごしやすいです。

・服装
軽く通気性のある服装で、雨に備えて防水ジャケットや折りたたみ傘を持って行くと便利です。高地に行く予定がある場合は、寒さ対策の服を準備しておくと良いでしょう。
  

秋(9月〜11月)

・気候
秋は最も旅行に適した季節とされ、気温は穏やかで乾燥しています。晴れた日が多く、旅行や観光に最適です。特に10月と11月は、気候が安定しており、観光シーズンのピークです。

・服装
軽い長袖シャツや薄手のジャケットで過ごせます。日中は暖かいことが多いですが、朝晩は冷えるため、暖かい衣類を重ね着することをおすすめします。
  

冬(12月〜2月)

・気候
冬は寒く、特に標高が高い地域では雪が降ることもあります。低地でも朝晩は冷え込み、日中は比較的穏やかな気候となります。

・服装
防寒着やフリースなど暖かい服装が必要です。高地では特に寒いため、厚手のコートや手袋、帽子、暖かい靴などが役立ちます。
 

気候帯と地域ごとの違い

ブータンは標高によって気候が大きく異なります。主に以下の3つの気候帯に分けられます。

・低地(トンプ)
トンプやジャカルトなどの低地では、熱帯に近い気候です。暑く湿度が高く、夏のモンスーン時期には降雨が多いです。軽い服装が適しています。

・中部(パロ、ティンプー)
中部地域は、標高が高く、温帯気候です。昼夜の温度差が大きく、穏やかな気候で、旅行に最適です。春や秋は、軽めの服装と一枚羽織るジャケットで対応できます。

・高地(ファンツォ、ドゥチェン)
高地では冬に雪が降り、気温は厳しく寒いです。標高が高いため、日差しは強くても寒さが厳しくなるため、暖かい防寒服が必要です。
      

ブータン旅行前には季節をチェック!

ブータンの気候は標高に大きく影響され、季節や地域によって服装が異なります。旅行時期を選ぶ際には、行き先の標高や季節を考慮して、適切な服装を準備することが大切です。特に高地では、急激な温度変化に対応できるように、重ね着や防寒対策をしっかり行いましょう。

    

ブータン旅行でオススメの都市とオススメスポットをご紹介!

ブータンは美しい自然と深い歴史を持つ国で、観光スポットも豊富です。

ここでは、ブータンで訪れたいおすすめの都市とその観光スポットを紹介します。
 

ティンプー(Thimphu)

ティンプーはブータンの首都であり、政治、文化、商業の中心地です。伝統的な文化と近代的な要素が融合している魅力的な都市です。
  

おすすめスポット

・Tashichho Dzong(タシチョ・ゾン)
ティンプーの中心にある美しい僧院で、ブータン政府のオフィスも所在しています。壮大な建築と美しい庭園が魅力で、訪れる価値があります。

・Buddha Dordenma(ブッダ・ドーデンマ)
世界最大級のブッダ像が立っている場所で、山の上からティンプーの町を一望できます。ここからの景色は圧巻です。

・National Memorial Chorten(国立記念チョルテン)
仏教の信仰のシンボルである美しいチョルテン(仏塔)です。地元の人々がここで祈りを捧げる姿も見ることができます。

パロ(Paro)

パロは、ブータンで最も美しい谷の1つで、観光スポットが多く、特に「タクツァン僧院(タイガーズ・ネスト)」が有名です。歴史的な寺院や壮大な自然が堪能できる場所です。
    

おすすめスポット

・Taktsang Monastery(タクツァン僧院 / タイガーズ・ネスト)
ブータンの最も象徴的な観光地で、崖の上に建つこの僧院は、山岳信仰と仏教の聖地として知られています。ハイキングで訪れることができ、絶景が広がります。

・Paro Dzong(パロ・ゾン)
美しいパロの街にあるこのゾンは、ブータンの宗教と行政の中心として重要な役割を果たしています。広大な庭園と素晴らしい建築が魅力です。

・Rinpung Dzong(リンプン・ゾン)
パロの近くにあるこのゾンは、ブータンの伝統的な建築様式を示す優れた例です。古代の壁画や仏教の教えが刻まれた場所でもあります。

プナカ(Punakha)

プナカは、ブータンの歴史的な都市であり、美しい渓谷と歴史的な寺院があります。特にプナカ・ゾンが有名で、ブータンで最も美しいゾンの一つとされています。
    

おすすめスポット

・Punakha Dzong(プナカ・ゾン)
ブータン最古のゾンであり、最も美しいと言われています。ドゥチュ・チュー川とその合流点に建っており、背景には壮大な山々が広がります。特に春には美しい花々が咲き、景色が一層素晴らしいです。

・Chimi Lhakhang(チミ・ラカン)
「子宝の寺」として知られ、特に子宝を願う人々に訪れられる寺院です。ここには「子宝の神様」が祀られており、ブータンのユニークな文化を体験できます。

・Khamsum Yulley Namgyal Chorten(カムスム・ユリェ・ナムギャル・チョルテン)
この仏塔は山の中腹にあり、ハイキングをしながら訪れることができます。美しい景色とともに、静かな場所で瞑想や静寂を楽しむことができます。

      

都市ごとに魅力があるブータン!

ブータンは自然と文化が豊かな国で、ティンプー、パロ、プナカはその魅力を余すところなく堪能できる都市です。伝統的な寺院やゾン、息を呑むような絶景が広がり、訪れる人々に深い印象を与えます。ブータンの壮大な景色と静かな環境の中で、心安らぐひとときを過ごすことができるでしょう。

    

ブータンの治安と気を付けるポイント

ブータンは一般的に治安が良い国とされており、観光地や都市部でも比較的安全に旅行を楽しむことができます。

しかし、他の国と同様に気をつけるべきポイントもいくつかあります。以下に、ブータンの治安と気を付けるべき点について解説します。
    

治安の全般的な状況

・安全な国

ブータンは、治安が安定しており、犯罪率は低いです。政府は国民の安全を大切にしており、警察や公共サービスがしっかりと機能しています。観光客がターゲットになることは少ないですが、都市部や観光地でも、観光客として注意すべき点はあります。

・自然災害

ブータンは山岳地帯に位置しているため、地震や洪水のリスクがあります。特に雨季のモンスーン時期には河川の氾濫や滑りやすい道に注意が必要です。
    

犯罪と詐欺のリスク

・スリや盗難

ブータンの犯罪率は低いですが、観光地や混雑した場所ではスリや盗難が発生することがあります。特に人気のある観光地やマーケット、公共交通機関では注意が必要です。

対策: 貴重品や現金はホテルのセーフティボックスに保管し、外出時は最小限の現金とカードを持ち歩くようにしましょう。また、カメラやスマートフォンを目立たせないようにすることが重要です。

・詐欺のリスク

ブータンでは、観光客をターゲットにした詐欺が発生することがあります。たとえば、偽のガイドや地元の人々が観光案内をして、その後高額な料金を請求する場合があります。

対策: 必ず公式なガイドやツアー会社を選び、料金を事前に確認してからサービスを受けるようにしましょう。
    

高地病への注意

・高地病のリスク

ブータンの多くの地域は標高が高いため、高地病(急性高山病)のリスクがあります。特にタクツァン僧院などの標高の高い観光地を訪れる際には注意が必要です。

対策: 高地に入る際は、急激に動かずゆっくりとしたペースで歩き、休憩を取りながら移動しましょう。事前に高地病の症状(頭痛、息切れ、吐き気など)を知り、症状が現れた場合はすぐに休息を取ることが重要です。
    

文化と宗教への配慮

・宗教的な敬意

ブータンは仏教が国教であり、仏教寺院や僧院が多くあります。これらの場所では、宗教的な儀式や伝統が行われているため、慎重に振る舞う必要があります。

対策: 寺院や僧院を訪れる際は、帽子を脱ぎ、静かに振る舞うことが求められます。写真撮影は禁止されている場所もあるため、必ず許可を得てから撮影しましょう。

服装: 仏教寺院やゾン(要塞寺院)などを訪れる際には、露出の少ない服装を心がけることが重要です。肩や膝を隠す服装が適しています。
    
 

ブータン旅行を安全に楽しもう!

ブータンは全体的に安全な国であり、観光客にとって治安は良好ですが、いくつかの注意点があります。スリや詐欺、交通事故、高地病、文化や宗教に対する敬意を忘れずに、慎重に行動することが大切です。治安を守るためには、地元の習慣や文化を尊重し、自己防衛の意識を持つことが重要です。

    

ブータン旅行で気になる通信事情や街中のWiFiについて

ブータンの街中のWi-Fi環境は、主要都市であるティンプー(首都)やパロなどでは改善されつつありますが、全体的に見ればまだ発展途上です。

特に地方に行くと、Wi-Fiの速度や接続品質が不安定になることが多いです。

以下にブータンのWi-Fi事情のポイントをまとめました。
 

都市部のWi-Fi事情

ティンプーやパロでは、一部のホテル、カフェ、レストランで無料Wi-Fiが提供されています。ただし、接続速度は観光客が期待するほど速くない場合があります。

高級ホテルでは比較的安定したWi-Fiが利用できますが、料金に含まれている場合と別途料金がかかる場合があります。
 

地方のWi-Fi事情

地方のエリアでは、Wi-Fiスポット自体が非常に限られています。

一部の宿泊施設ではWi-Fiを提供していますが、接続状況が不安定で、特に山岳地帯では利用が難しい場合があります。
 

注意点

無料Wi-Fiを利用する際には、セキュリティに注意し、暗号化された接続を使用することをお勧めします。

観光地によってはWi-Fiが提供されていない場合も多いので、モバイルデータ通信を利用するためのSIMカードの購入が便利です。

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安定したインターネット接続を確保するためのおすすめ方法

・プリペイドSIMカード
現地でプリペイドSIMカードを購入し、モバイルデータ通信を利用するのが便利です。ホニアラの空港や街中の通信キャリアショップで購入でき、比較的安定したインターネット接続が得られます。ただし、データ速度は日本や他の都市と比べて遅めです。

・ポケットWi-Fiのレンタル(事前準備)
日本からポケットWi-Fiをレンタルしていく方法もありますが、ブータンでの対応範囲は限定的なため、確実に使えるかは確認が必要です。

・eSIMの利用
eSIMが使えるスマートフォンを持っている場合、現地の通信会社や国際的なデータプランを提供するサービスからeSIMを購入しておくと、接続がスムーズになる場合があります。

ブータンを旅行する際には外ではモバイル通信環境を準備しておくのが良いでしょう。
  

モバイル通信の準備で安心!

ホテルのWiFiだけだと、外を移動する際に通信が利用出来なかったり、WiFiが不調だと通信ができなかったりと不便です。

上記でご紹介したような通信手段を用意しておけば、安心してブータンの旅行を楽しめます。

 

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