2025.03.01

スリランカ旅行の前に知っておきたい、気候・都市・治安・通信などの情報を徹底解説!

スリランカは、美しいビーチや世界遺産に登録された歴史的な遺跡、豊かな自然が魅力の国です。南アジアに位置し、熱帯気候のもと一年を通して温暖な気候が続きます。首都コロンボをはじめとする主要都市では近代的な発展が進む一方で、文化や伝統が色濃く残るエリアも多く、訪れる地域によって異なる雰囲気を楽しめます。

しかし、旅行をより快適で安全に過ごすためには、事前に気候や都市の特徴、治安状況、通信環境などを知っておくことが大切です。本記事では、スリランカ旅行の前に知っておくべき基本情報を詳しく解説します。

今回はそんなスリランカ旅行の際に気になる気候や服装に関してご紹介いたします。
服装の他にも治安や、人気の都市、通信に関しても解説しておりますので、併せてご確認ください。

 

スリランカの季節と気候と服装について

スリランカは赤道に近いため一年中温暖な熱帯性気候に属し、日本のような四季はなく、大きく分けて乾季と雨季があります。

地域によって気候が異なるため、訪れるエリアや時期に応じた服装選びが重要です。ここでは、スリランカの季節ごとの気候と適した服装について詳しく解説します。
  

スリランカの季節と気候

スリランカは、主に2つのモンスーン(季節風)の影響を受けており、西部・南部と東部・北部で乾季と雨季の時期が異なります。そのため、訪れる場所によって気候が大きく変わるのが特徴です。
  

西部・南部・中央高地の気候

(コロンボ、ゴール、ヌワラエリヤ、キャンディなど)
 

乾季:12月~4月

晴れの日が多く、旅行に最適なシーズン。
気温は**25~32℃**程度で過ごしやすい。
山岳地帯(ヌワラエリヤなど)は冷えるため薄手の上着が必要。
 

雨季:5月~11月(南西モンスーン)

特に5月~7月は強い雨が降ることが多い。
湿度が高く蒸し暑いが、1日中雨が降るわけではなく、短時間で強く降るスコールが多い。
  

東部・北部の気候

(トリンコマリー、アルガンベイ、ジャフナなど)
 

乾季:5月~9月

気温は30~35℃とかなり暑くなる。
ビーチリゾートやサーフィンに適したシーズン。
 

雨季:10月~1月(北東モンスーン)

雨が多く、特に11月~12月は強い降雨が続くこともある。
洪水のリスクがあるため、この時期の旅行は注意が必要。
 

スリランカ旅行に適した服装

スリランカの気候に適した服装のポイントは、通気性の良い軽装+必要に応じた防寒・雨対策です。
   

基本の服装(年間を通しておすすめ)

Tシャツや半袖シャツ(綿・麻など通気性の良い素材)
薄手のロングパンツやスカート(日差しや虫除け対策)
サンダルやスニーカー(歩きやすいもの)
帽子・サングラス・日焼け止め(紫外線対策)
   

エリア別・シーズン別の服装アドバイス

・ビーチリゾート(東部・南部の海沿い)

5月~9月は非常に暑いため、半袖・短パン・水着が基本。
強い日差し対策として帽子・サングラス・UVカットパーカーがあると便利。

・山岳地帯(ヌワラエリヤ・キャンディなど)

朝晩は10~15℃まで冷え込むため、長袖シャツ・薄手のジャケットやパーカーが必須。
乾季でも朝は肌寒いため、羽織るものを用意すると快適。

・雨季のエリア(西部・南部は5~11月、東部・北部は10~1月)

突然のスコールがあるため、折りたたみ傘やレインコートがあると便利。
足元が悪くなるため、サンダルよりも滑りにくいスニーカーがおすすめ。

・寺院や宗教施設を訪れる際の服装

肌の露出を控える必要があるため、肩を隠せるストールや羽織物を持参。
短パンやミニスカートは禁止されている場合があるため、ロングパンツや長めのスカートを選ぶ。
     

スリランカ旅行の服装選びのポイント

✔ 気温は基本的に高いが、山岳地帯では冷え込むため服装に注意!
✔ 乾季は軽装でOKだが、雨季はレインコートや傘を持参!
✔ 寺院訪問では肌の露出を避け、ストールや長ズボンを準備!

スリランカは地域によって気候が異なるため、訪れる場所や時期に応じて適した服装を選ぶことが大切です。事前に気候をチェックし、快適な旅行を楽しんでください!

    

スリランカ旅行でオススメの都市とオススメスポットをご紹介!

スリランカには歴史的な遺跡、美しいビーチ、豊かな自然が楽しめる都市が数多くあります。ここでは、特におすすめの都市と、それぞれの観光スポットを3つずつ紹介します。
    

コロンボ(Colombo)《首都・近代的な都市》

スリランカの首都コロンボは、商業・文化の中心地として発展しており、近代的なビル群と歴史的な建築が共存する活気ある都市です。

おすすめ観光スポット

・ガンガラーマ寺院(Gangaramaya Temple)
コロンボを代表する仏教寺院で、美しい建築と仏像コレクションが見どころ。

・ゴール・フェイス・グリーン(Galle Face Green)
インド洋に面した広大な公園で、夕日が美しい絶景スポット。屋台グルメも楽しめる。

・ペター市場(Pettah Market)
ローカルな雰囲気が漂う市場で、スパイスや紅茶、お土産探しに最適。

キャンディ(Kandy)《仏教の聖地・文化都市》

キャンディはスリランカ仏教の中心地であり、美しい湖と緑豊かな自然に囲まれた歴史ある街です。
 

おすすめ観光スポット

・仏歯寺(Temple of the Tooth Relic)
仏陀の歯が安置されているスリランカ仏教の最重要寺院。世界遺産にも登録されている。

・キャンディ湖(Kandy Lake)
市内の中心にある静かで美しい湖。周囲を散歩するとリラックスできる。

・ペラデニヤ植物園(Peradeniya Royal Botanical Gardens)
広大な敷地にランやヤシの木などの珍しい植物が植えられている癒しのスポット。

シーギリヤ(Sigiriya)《壮大な歴史遺産の街》

シーギリヤは、スリランカの代表的な世界遺産「シーギリヤ・ロック」があるエリアで、歴史好きには外せない都市です。
 

おすすめ観光スポット

・シーギリヤ・ロック(Sigiriya Rock)
巨大な岩山の頂上に王宮跡が残る世界遺産。頂上からの眺めは絶景。

・ダンブッラ石窟寺院(Dambulla Cave Temple)
5つの石窟に巨大な仏像と美しい壁画が残る世界遺産の寺院。

・ピドゥランガラ・ロック(Pidurangala Rock)
シーギリヤ・ロックを対岸から望むことができる、穴場の絶景スポット。

スリランカ旅行で訪れるべき都市

都市名 特徴 おすすめ観光スポット
コロンボ 首都・近代都市 ガンガラーマ寺院、ゴール・フェイス・グリーン、ペター市場
キャンディ 仏教の聖地 仏歯寺、キャンディ湖、ペラデニヤ植物園
ゴール 世界遺産の港町 ゴール要塞、ゴール灯台、ジャングル・ビーチ
シーギリヤ 壮大な遺跡の街 シーギリヤ・ロック、ダンブッラ石窟寺院、ピドゥランガラ・ロック
ヌワラエリヤ 山岳リゾート ホートン・プレインズ国立公園、ペドロ茶園、グレゴリー湖

スリランカは、都市ごとに異なる魅力があり、歴史・自然・リゾートと幅広い楽しみ方ができます。旅の目的に合わせて、ぜひ訪れる都市を選んでみてください!
   

スリランカの治安と気を付けるポイント

スリランカは比較的安全な観光地ですが、一部のエリアでは注意が必要です。

政治的な情勢や経済状況の影響を受けることもあるため、事前に最新情報をチェックし、安全対策を講じることが大切です。
 

スリランカの治安状況

では早速スリランカの治安の基本情報をご紹介いたします。
 

治安の全体的な傾向

・観光地や都市部は比較的安全ですが、スリやぼったくりなどの軽犯罪は発生しています。
・2022年には経済危機による暴動が発生しましたが、現在は落ち着きを取り戻しています。
・北部や東部の一部地域は、過去の内戦の影響が残るため、渡航前に情報収集が必要です。
 

危険度が高いエリア

コロンボ市内の一部エリア
観光客向けのエリア(ゴール・フェイス・グリーンなど)は比較的安全ですが、ペター市場周辺はスリや詐欺が多いため注意が必要。

ジャフナなどの北部エリア
内戦の影響が残っており、地雷の危険性がある地域もあるため、立ち入り禁止区域には近づかない。

東部(バッティカロアやトリンコマリー)
一部で政治的不安が残るため、最新の治安情報を確認することが重要。
 

スリランカで気を付けるポイント

次にスリランカ旅行で気を付けるポイントをご紹介いたします。
 

犯罪対策(スリ・ぼったくり・詐欺)

スリランカでは観光客を狙ったスリや詐欺が発生しています。

対策
混雑した市場やバスでは貴重品を前に持つ(リュックは前掛け推奨)
タクシーやトゥクトゥクは正規アプリ(PickMeやUber)を利用する
「特別なツアー」や「無料のガイド」は詐欺の可能性大!信用できる会社を利用する
 

具体的な手口と対策

手口 具体例 対策
スリ バスやマーケットで財布を抜き取られる 現金は最小限に、ファスナー付きのバッグ使用
ぼったくり トゥクトゥクの高額請求 メーター付きのタクシーアプリを利用
詐欺 「宝石が安く買える」「特別な占い」などの勧誘 その場で断る、公式店以外で高価な買い物をしない

 

スリランカ旅行で気になる通信事情や街中のWiFiについて

スリランカでのインターネット接続環境は、日本と比較すると整備状況が異なります。以下に、スリランカでのWi-Fi事情とインターネット利用方法について詳しくご紹介します。
 

公共の無料Wi-Fiスポット

スリランカでは、公共の無料Wi-Fiスポットは限られています。特に地方や郊外では、Wi-Fiが利用できる場所が少なく、接続が不安定な場合もあります。

観光地から離れた地域では、公共Wi-Fiの普及率が低いため、モバイルデータの利用が推奨されます。
 

空港でのWi-Fi利用

スリランカの主要な玄関口であるバンダラナイケ国際空港では、無料のWi-Fiサービスを提供しています。

接続時に名前とパスポート番号の入力が必要です。ただし、空港を出ると接続が切れるため、到着後の連絡手段を事前に確保しておくことをおすすめします。
 

ホテルでのWi-Fi

観光業が盛んなスリランカでは、多くのホテルでWi-Fiが提供されています。しかし、提供範囲や速度は施設によって異なるため、予約時に確認することが重要です。
 

カフェやレストランでのWi-Fi

一部のカフェやレストランでは無料Wi-Fiを提供していますが、規模が小さい店舗では未提供の場合もあります。利用時にはスタッフにパスワードを尋ねる必要がある場合があります。
 

セキュリティに関する注意点

公共のWi-Fiを利用する際は、セキュリティリスクに注意が必要です。機密情報の入力や送信は避け、可能であればVPNを使用して通信を暗号化することをおすすめします。

スリランカでのインターネット利用環境は、都市部と地方で大きく異なります。旅行の目的や滞在場所に応じて、最適な接続方法を選択し、快適なインターネット環境を確保しましょう。

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安定したインターネット接続を確保するためのおすすめ方法

・プリペイドSIMカード
現地でプリペイドSIMカードを購入し、モバイルデータ通信を利用するのが便利です。ホニアラの空港や街中の通信キャリアショップで購入でき、比較的安定したインターネット接続が得られます。ただし、データ速度は日本や他の都市と比べて遅めです。

・ポケットWi-Fiのレンタル(事前準備)
日本からポケットWi-Fiをレンタルしていく方法もありますが、スリランカでの対応範囲は限定的なため、確実に使えるかは確認が必要です。

・eSIMの利用
eSIMが使えるスマートフォンを持っている場合、現地の通信会社や国際的なデータプランを提供するサービスからeSIMを購入しておくと、接続がスムーズになる場合があります。

スリランカを旅行する際には外ではモバイル通信環境を準備しておくのが良いでしょう。
  

モバイル通信の準備で安心!

ホテルのWiFiだけだと、外を移動する際に通信が利用出来なかったり、WiFiが不調だと通信ができなかったりと不便です。

上記でご紹介したような通信手段を用意しておけば、安心してスリランカの旅行を楽しめます。

 

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