ボリビアを旅行する際に最も重要なポイントの一つが 「現地通貨の両替」 です。
ボリビアでは日本円の取り扱いがほとんどないため、適切な準備をしないと現地で資金調達に苦労する可能性があります。
本記事では、ボリビアの通貨事情や最適な両替方法について詳しく解説します。
ボリビアの通貨は 「ボリビアーノス(Bolivianos)」 で、以下のように略されます。
・通貨記号:Bs
・ISOコード:BOB
・補助単位:1ボリビアーノ = 100センターボ
・政府が相場を調整 しているため、大きく変動しない。
・ここ数年は 1米ドル = 約6.95ボリビアーノス で安定している。
・日本円の価値は 米ドルの約半分 しかないため、日本円を直接両替できる場所がほとんどない。
・2024年現在、1ボリビアーノは 約15〜17円(為替レートによる)。
上記にてご紹介した通り、日本円をボリビアで現地通貨に両替するのは少しハードルが高いので、米ドルを持っていくようにしてください。日本国内で米ドルを両替する方法はかなりたくさんありますが、空港での両替を検討している場合には日本国内の宅配両替を利用するとレートも良いのでオススメです。
ボリビア旅行の際の両替事情を以下にてご紹介いたします。
日本国内ではボリビアーノスの両替は不可!
日本の銀行や両替所ではボリビア通貨の取り扱いがなく、出発前に日本で両替することはできません。
・米ドルを用意するのがベスト!
ボリビアでは 米ドルが広く流通 しており、どの両替所でも簡単にボリビアーノスに交換できます。
・近隣国の通貨も両替可能
ボリビアの隣国(ペルー、チリ、アルゼンチン、ブラジルなど)の通貨も一部の両替所で交換可能ですが、レートはあまり良くない場合があります。
・日本円はほぼ使えない!
ボリビア国内の両替所で日本円を取り扱っている場所は ほとんど皆無 です。運良く両替できても 極端にレートが悪く 損をする可能性が高いです。
ボリビアでボリビアーノスに両替する方法はいくつかあります。それぞれのメリット・デメリットを比較しながら解説します。
・メリット
到着後すぐに両替できる
空港内で安全に取引できる
・デメリット
レートが悪い(市内の両替所より手数料が高い)
深夜や早朝は営業していない場合がある
ボリビアの空港で両替する場合には、米ドルを持っていきましょう。
また、空港では最低限の金額(タクシー代+初日の食費程度)を両替し、市内で追加両替するのがベストです!
・メリット
最もレートが良い(市中の銀行よりも良いことが多い)
手続きが簡単
・デメリット
偽札が混ざる可能性がある(信頼できる店を選ぶ必要あり)
一部の観光地ではぼったくりレートの可能性あり
街中で両替出来る場所は意外に多いです。
観光客が多く、評判の良い両替所を利用するのがベスト!(事前にGoogleマップや口コミをチェック)
ボリビアの銀行でも両替する事が出来ます。街中の両替所の方がレートは良いですが安全に確実に両替したい方には良いでしょう。
・メリット
偽札のリスクが低い
確実に両替できる
・デメリット
レートが両替所より悪い
手続きに時間がかかる(パスポート提示、行列が長い)
両替所で偽札をつかまされたり、するのが不安という場合には銀行の利用が安心。
確実性を重視するなら銀行の利用がおすすめですが、時間がかかるため注意。
ボリビアの街中のATMでカードからキャッシングをすることも出来ます。
・メリット
24時間利用可能
日本で事前に多額の現金を準備する必要がない
・デメリット
ATM利用手数料が高い(銀行によって異なる)
カードが使えないATMもある
周囲に気を付けて利用しないと危険
現金をあまり持ち歩きたくないという方はATMの利用もオススメ。
少額をこまめに引き出し、不正利用のリスクを最小限に出来ます。ただ利用時は周囲に気を付けましょう。
現地で両替する際に気を付けるべきポイントをご紹介いたします。
両替所のレート表には 「Compra(買入れ)」と「Venta(売り)」 の2つが書かれています。
観光客がドルを現地通貨に両替する際は「Compra」のレートをチェック!
ボリビアでは 偽札が流通 しているため、受け取った紙幣は必ず確認しましょう。
・チェックポイント
透かしが入っているか確認
紙質や印刷のズレをチェック
公式の両替所や銀行を利用する
・事前準備
– 日本で米ドルを用意する(100ドル札よりも20ドル札以下が便利)
– 複数の支払い手段(現金+クレジットカード)を持つ
・両替の流れ
– 空港で最小限の両替(タクシー代+初日の食費)
– 市内の信頼できる両替所で追加両替
– 必要ならATMで現地通貨を引き出し(少額ずつ)
– 日本円は使えないため、必ず米ドルを準備!
– 両替所では「Compra(買入れ)」のレートを確認!
– 偽札に注意し、受け取ったお札をチェック!
この準備をしっかりすれば、ボリビア旅行での資金管理は安心です!
ボリビアではクレジットカードやデビットカードを利用できる場所が増えてきていますが、まだまだ 現金が主流 です。
都市部ではカード決済が可能な店舗もありますが、地方では現金しか使えないことが多いため、適切な準備が必要です。
ボリビアでのカード利用状況や注意点について詳しく解説します。
ボリビアでは 「都市部」と「地方」でカード利用の可否が大きく異なります」。
・高級ホテル・国際チェーンのホテル(Visa・Mastercardが主流)
・大手レストラン・カフェ(一部の店ではAmexやJCBも可)
・ショッピングモール・スーパーマーケット
・大手のツアー会社・旅行代理店
・ローカルの市場・露店・小さな商店
・地方のレストラン・宿泊施設
・バス会社(特に長距離バス)
・ウユニ塩湖などの地方観光地の小さな店
ラパスやサンタクルスのような都市部ではカードが使える場所が多いが、地方ではほぼ現金払いなので現金はしっかりと用意しておきましょう。
ボリビアでは主に以下の国際ブランドのクレジットカードが使えます。
カードブランド | 使用可能度(★の数) | 備考 |
---|---|---|
Visa | ★★★★★(最も普及) | ほぼ全てのカード対応店舗で利用可能 |
Mastercard | ★★★★☆ | Visaの次に普及。問題なく使えることが多い |
American Express(Amex) | ★★☆☆☆ | 高級ホテルや大手レストランでのみ利用可 |
JCB | ★☆☆☆☆ | ほぼ使えない。JCBカードのみでは厳しい |
Diners Club | ★☆☆☆☆ | 一部の高級ホテルで使えるが、対応店舗は少ない |
・VisaかMastercardをメインで持つ(特にVisaが確実)
・AmexやJCBは補助的に持つ(使える店舗が少ない)