チュニジアを旅行する前に知っておきたい、観光・気候・治安・通信などの情報を徹底解説！

北アフリカに位置し、地中海の美しいリゾートやサハラ砂漠の雄大な景色を楽しめるチュニジア。

カルタゴの歴史遺跡や迷路のような旧市街（メディナ）、映画の舞台となったオアシスの村など、多彩な魅力が詰まった国です。

そんなチュニジアを最大限に楽しむためには、事前の情報収集が重要です。本記事では、チュニジア旅行を安全かつ快適に過ごすために押さえておきたい「観光スポット」「気候」「治安」「通信環境」などの基本情報を徹底解説します！

旅の計画作りに役立つこと間違いなしですので、ぜひ最後までご覧ください。
　

チュニジア旅行で気になる季節をご紹介！

チュニジアは、地中海とサハラ砂漠に挟まれた独特な地理的条件から、多様な気候を持つ国です。

旅行するエリアや季節によって大きく異なるため、旅程に合わせた天候の理解が大切です。

ここでは、チュニジアの季節ごとの特徴や地域別の天候、旅行に適した時期などを詳しく解説します。
　

チュニジアの基本的な気候

・地中海性気候（北部）
チュニジア北部は地中海に面しており、夏は乾燥して暑く、冬は穏やかで湿潤です。気温や降水量はヨーロッパの地中海沿岸地域に似ています。

・砂漠気候（南部）
サハラ砂漠に接する南部は年間を通じて乾燥し、日中は非常に暑い一方で、夜間は冷え込む特徴があります。

・内陸部の気候
内陸部は地中海性気候と砂漠気候の中間的な性質を持ち、夏は非常に暑く、冬は比較的寒冷になります。
　

季節ごとの天候

チュニジアの季節ごとの天候についてご紹介します。
　

春（3月〜5月）

春は観光に最適な季節です。北部は温暖で花々が咲き誇り、オアシスの緑も美しい時期です。

南部では日中の暑さがやや和らぎ、砂漠観光も快適に楽しめます。

・平均気温: 15℃〜25℃
・降水量: 少なめ
　

夏（6月〜8月）

夏は北部でリゾート観光が人気ですが、気温が30℃を超える日が多く、南部や内陸部では40℃以上になることもあります。

強い日差しに備えて日焼け対策が必要です。

・平均気温: 25℃〜35℃（南部では40℃以上）
・降水量: 非常に少ない
　

秋（9月〜11月）

秋は春と並んで観光に適した季節で、気候が穏やかになります。北部では少しずつ雨が増え、南部の暑さも和らぎます。砂漠観光や歴史遺跡の散策におすすめです。

・平均気温: 18℃〜28℃
・降水量: 増加傾向
　

冬（12月〜2月）

冬は北部で雨が多く、気温も10℃前後まで下がります。

南部では昼間の気温が15℃〜20℃程度で比較的過ごしやすいですが、夜間は冷え込むため防寒具が必要です。

・平均気温: 10℃〜15℃

・降水量: 北部で多め、南部は少ない
　

地域別の天候特徴

北部（チュニス、カルタゴ、ハマメットなど）
・春と秋は観光のベストシーズン。
・冬は雨が多くなるため、雨具を持参すると安心。

・中部（スース、ケロアン、エル・ジェムなど）
・夏は非常に暑く、朝夕の活動がおすすめ。
・冬は北部より暖かいが、朝晩は冷える場合がある。

・南部（トズール、ドゥーズ、タタウィンなど）
・冬は砂漠観光に適した季節で、昼間は快適。
・夏は日中の気温が非常に高くなるため、対策が必要。
　

旅行に最適な時期

・おすすめシーズン
春（3月〜5月）と秋（9月〜11月）は、気候が穏やかで観光に最適です。遺跡巡りや砂漠観光、地中海リゾートを快適に楽しめます。

・避けた方が良い時期
夏（6月〜8月）は暑さが厳しく、特に南部や内陸部での観光には注意が必要です。一方で、地中海沿岸部ではリゾート観光が人気の時期となります。
　

服装と持ち物のアドバイス

・春・秋
・日中は軽装でも快適ですが、朝夕は冷えるため上着を用意。
・歩きやすい靴や帽子、サングラスを持参。

・夏
・薄手で通気性の良い服装が必須。日焼け止めや帽子、水分補給グッズを忘れずに。
・砂漠観光では、日差しから肌を守るために長袖の服が便利。

・冬
・北部では防寒具、南部では昼夜の寒暖差に対応する服装を準備。
　

チュニジア旅行の人気の観光スポットをご紹介！

チュニジアは多彩な文化と歴史、美しい自然を誇る国で、訪れる都市ごとに異なる魅力が楽しめます。

ここでは、チュニジア旅行で人気の都市3つと、それぞれの都市で毎年注目される観光スポットを3つずつご紹介します！
　

1. 首都チュニス（Tunis）

チュニジアの首都であり、歴史とモダンな都市文化が融合した場所。

伝統的なスーク（市場）や歴史的建造物に加え、地中海の雰囲気が漂います。
 

人気スポット

・カルタゴ遺跡
古代カルタゴ帝国の遺跡群。ローマとの戦いの舞台となり、現在もローマ時代の建築や港湾の遺跡が見られます。

・バルドー博物館
世界有数のローマ時代のモザイクコレクションを誇る博物館。芸術好きには必見のスポット。

・シディ・ブ・サイド
白と青が美しい地中海の村。迷路のような道やカフェが並び、写真映えするスポットとして人気。
 

2. スース（Sousse）

「サヘル地方の真珠」とも呼ばれる地中海沿いのリゾート都市。

リラックスしたビーチライフと古代遺跡が楽しめます。
 

人気スポット

・メディナ（旧市街）
ユネスコ世界遺産に登録されているスースの旧市街。迷路のような市場で地元の文化を体験できます。

・リバト（要塞）
イスラム時代初期に建設された要塞で、スースの象徴的な建築物。上階からの眺望は圧巻。

・スース・ビーチ
澄んだ青い海が広がるビーチは、リゾート観光客に大人気。マリンスポーツも楽しめます。
 

3. トズール（Tozeur）

南部の砂漠地帯に位置し、オアシスと独特の自然景観が魅力の都市。

映画のロケ地としても有名です。
 

人気スポット

・ショット・エル・ジェリド（塩湖）
広大な塩湖で、日の出や夕暮れ時には幻想的な景色が広がります。写真好きにおすすめ。

・オアシスの旧市街
独特のレンガ造りの建物が並ぶエリアで、南部特有の文化を体感できます。

・映画ロケ地巡り
「スター・ウォーズ」シリーズのロケ地となったエリア。映画ファンにはたまらないスポットです。
　

チュニジア旅行ので気を付ける治安情報

チュニジアは比較的安全な観光地とされていますが、旅行を楽しむためには注意すべきポイントがあります。

観光客が快適に過ごせるよう、最新の治安情報を基にまとめました。
 

1. チュニジアの治安状況

・安定した治安地域
首都チュニスやスース、ハマメット、ジェルバ島などの観光地は比較的安全です。観光客向けのインフラが整い、警察のパトロールも頻繁に行われています。

・注意が必要な地域
リビア国境付近やアルジェリア国境周辺、南部の一部地域は、過去にテロ事件が発生したことがあり、現在も警戒が必要です。これらの地域への旅行は避けるか、現地情報をよく確認して計画を立てましょう。

・過去の事件例
観光客を狙ったテロ事件が2015年に発生していますが、その後政府は治安対策を強化し、主要観光地でのリスクは低下しています。
 

2. 観光地での注意点

・スリや置き引き
観光地や混雑する市場（スーク）ではスリや置き引きが発生することがあります。貴重品は分散して持ち、目立たないようにしましょう。リュックサックは前に抱えるか、しっかりと閉じて持ち歩いてください。

・詐欺やしつこい客引き
スークや観光地での買い物中に、高額な商品を勧められたり、不当に高い料金を請求されることがあります。価格交渉は慎重に行い、事前に相場を確認しておきましょう。

・夜間の外出
夜間は人通りの少ない場所や薄暗い通りを避け、明るく人が多いエリアに留まることが大切です。女性旅行者は特に注意し、グループで行動するのが望ましいです。
 

3. テロ対策

・公共交通機関
バスや列車などの公共交通機関を利用する場合は、混雑時を避け、荷物をしっかり管理しましょう。

・大規模イベント
デモや政治集会が行われることがありますが、これらには近づかないようにしてください。安全のために現地のニュースや政府の指示に従いましょう。

・主要観光地の安全対策
観光地ではセキュリティチェックが強化されており、ホテルや観光施設の入り口でのチェックが行われることがあります。安心して観光を楽しむために協力しましょう。
 

4. 安全に旅行を楽しむためのポイント

最新の治安情報を外務省の「海外安全ホームページ」などで確認する。

観光地を訪れる際は、現地ツアーやガイドを利用すると安心。

地元の人々やガイドに現地の最新情報を聞き、トラブルを未然に防ぐ。

　

チュニジア旅行ので気になるWiFi事情

チュニジアの街中では、WiFi環境は比較的整っていますが、場所によって品質に差があります。以下が一般的なWiFi事情です。
 

1. ホテル

ほとんどのホテルでは無料WiFiが提供されており、ロビーや客室で利用可能です。

ただし、高級ホテルでは速度が速い場合が多く、安価な宿泊施設では接続が遅いことがあるので事前にホテルの口コミをチェックしておきましょう。
 

2. カフェやレストラン

都市部のカフェやレストランでは無料WiFiが利用できるところが多く、利用者にパスワードを提供することが一般的です。

特に観光客向けのエリアでは、安定した接続を提供している場所もありますがあまり期待しない方が良いでしょう。
 

3. 公共のWiFi

一部の公共施設やショッピングモールでは無料WiFiが提供されていますが、接続が不安定なことがあり、多くの場合で使えないと考えた方が良いでしょう。
 

4. SIMカードとモバイルデータ

WiFiがない場所でも、現地のSIMカードを購入すれば安価にモバイルデータを利用できます。
主要プロバイダー（Tunisie Telecom、Ooredoo、Orangeなど）が観光客向けのプランを提供しており、都市部や観光地では4Gが広く利用可能です。

また、最近は海外旅行向けeSIMを利用する旅行者の方が急増しております。
 

5. 観光地

観光地周辺ではWiFiが利用できる施設が増えてきていますが、地方や田舎ではインターネット接続が限られている場合が多いです。

必要に応じてモバイルデータを準備しておくと、快適にインターネットを利用できます。

≫海外旅行はVPNで安全に！海外でも安全快適に使いたい方の必需品はコレだ！