日本人にはあまり知られていませんが、世界的に有名なリゾート地であるセーシェル共和国は、美しい海と豊かな自然、そして固有種の動植物が息づく楽園です。
数多くの島々からなるこの国には、訪れる人々を魅了する見どころが数え切れません。この記事では、セーシェル旅行の魅力を徹底解説します。
日本からセーシェルへのアクセス
日本からセーシェルへのアクセスは、直行便がないため、経由便で旅行する必要があります。
主なアクセス方法
・主な経由地について
日本からの多くの旅行者が以下の都市を経由します。
・ドバイ(エミレーツ航空)
・アディスアベバ(エチオピア航空)
・カタール・ドーハ(カタール航空)
中継地からセーシェルへ
各中継地から、セーシェルのマヘ島にあるセイシェル国際空港(SEZ)への直行便が運航されています。
所要時間
・日本から中継地まで:9~12時間程度
・中継地からセーシェルまで:5~7時間程度
・合計フライト時間:約15~20時間
セーシェルの海
セーシェルを語るうえで欠かせないのが、その透き通るような美しい海と白砂のビーチです。
・サンゴ礁と透明度の高い海
セーシェルの海は、スキューバダイビングだけでなく、シュノーケリングでも十分楽しむことができます。特にプララン島やラディーグ島は、観光客に人気のスポット。ラディーグ島の西海岸にあるアンス・スース・ダルジャン海岸は、花崗岩と白い砂、サンゴ礁が織りなす絶景が広がる場所です。
おすすめの離島リゾート
ゆったりと過ごしたい方には、デニス島やバード島といったプライベートアイランドがおすすめ。1島1リゾートの贅沢な空間で、外界を忘れてリラックスできます。また、アルフォンス島では、浅瀬でのフライフィッシングや運が良ければシュノーケリングでマンタと泳ぐ体験も可能です。
波が静かなビーチ
セーシェルでは珍しく波が穏やかなビーチ、プララン島のアンス・ヴォルベールも海水浴に最適です。
固有植物と生物の宝庫
セーシェルはアフリカ大陸から分離してできた古い島々であり、火山活動で形成された新しい島とは異なります。そのため、固有種が非常に多く、自然愛好家にはたまらない魅力があります。
・世界遺産ヴァレ・ド・メ国立公園
プララン島にあるヴァレ・ド・メ国立公園は、世界遺産にも登録されている自然保護区です。公園内では、高さ30mにもなるココ・デ・メールや美しい滝、固有種の鳥を観察できます。
・アルダブラゾウガメ
セーシェル固有の巨大なゾウガメ、アルダブラゾウガメは必見です。特に、バード島に住む推定200歳以上の長寿ガメエスメラルダは、世界中の動物愛好家を惹きつけています。
・固有の動植物
セーシェルでは、他では見られない生物や植物が多数生息しています。例えば、プララン島やキュリーズ島でしか見られないココ・デ・メールや、移入された少数の哺乳類であるテンレックなどが挙げられます。
バードウォッチングの聖地
セーシェルは渡り鳥の中継地であり、固有種も多いことから、バードウォッチャーにとって理想の目的地です。
・バード島
4月から10月にかけて、200万羽以上のセグロアジサシが訪れる光景は圧巻です。
・ヴァレ・ド・メ国立公園
プララン島にあるこの公園では、ブラックパロットやセーシェルキアシヒヨドリ、セーシェルルリバトなど、固有種の鳥たちを観察できます。
・クーザン島
世界で唯一、ウグイス科の小鳥ブラック・ノーディが生息しているのがこの島です。
・フリゲート島
グンカンドリ(フリゲート)の名前の由来ともなったこの島では、渡り鳥の観察が楽しめます。
セーシェルでのアクティビティ
セーシェルでは、美しい自然を楽しむためのアクティビティが豊富に用意されています。
・シュノーケリング&ダイビング
サンゴ礁に囲まれた海で、美しい熱帯魚やウミガメを間近で見ることができます。
・フィッシング
フライフィッシングや深海釣りなど、セーシェルの海で多様な釣り体験が楽しめます。
・ハイキング
マヘ島やプララン島では、自然豊かなトレイルが整備されており、固有植物や絶景を堪能できます。
セーシェルは色々な魅力の詰まった国!
セーシェル共和国は、美しいビーチや豊かな自然、固有の生物など、訪れる人々を魅了する要素が詰まった楽園です。
都会の喧騒から離れ、プライベート感あふれる環境でリラックスした時間を過ごしたい方にぴったりの旅行先と言えます。ぜひセーシェルを訪れ、その魅力を実際に体感してみてください!