2025.04.10

ニュージーランド旅行の主な移動手段について徹底解説!旅行前にチェックしておこう!

ニュージーランドを効率よく旅行するためには、現地の交通手段を理解しておくことが重要です。

この国では、鉄道、バス、タクシー、フェリー、配車サービスなどさまざまな移動手段があり、それぞれに特徴や利便性があります。

ここでは、それらを詳しく解説し、旅行計画に役立つ情報をお届けします。

鉄道|都市間の移動や、オークランドやウェリントン観光に

ニュージーランドの鉄道は、長距離路線と短距離路線に大きく分かれます。

鉄道は他国と比べて運行本数が少ないものの、観光の一環として利用する価値があります。
 

長距離路線

ニュージーランドには4つの主要な長距離路線があり、それぞれが絶景を楽しめることで知られています。

特に、トンガリロ国立公園を通る路線は、世界遺産を間近に見ることができるためおすすめです。ただし、一部の路線は1日1往復しか運行されないこともあるため、事前の調査が必須です。

・注意事項
繁忙期には長距離列車のチケットが売り切れる場合があります。事前予約をおすすめします。
     

おすすめポイント

長距離列車は、移動手段としてだけでなく観光体験そのもの。広大な自然、雄大な山脈、静かな湖を車窓から楽しむことができます。

    

短距離路線

短距離路線は、主にウェリントンとオークランドの都市圏で運行されています。南島には短距離路線はなく、クライストチャーチなどでも長距離列車のみ利用可能です。

・便利な電子マネーシステム
オークランドの「AT HOPカード」は、日本のSuicaに似たプリペイド式のカードで、バスや電車、フェリーでも利用可能。旅行中の移動を効率的に行えます。カードは空港や主要駅の窓口で購入可能で、コンビニでのチャージも簡単です。

フェリー|フェリー自体が人気のアクティビティー

ニュージーランドはその地理的特性から、フェリーが主要な移動手段として広く利用されています。

北島と南島を結ぶ重要なルートから、観光目的の短距離フェリーまで、さまざまな用途で活躍するフェリーは、旅行者にとって欠かせない存在です。ここでは代表的な航路や観光フェリーについて詳しくご紹介します。
 

ウェリントン〜ピクトン航路(クック海峡)

ニュージーランドの北島と南島を結ぶこの主要航路は、国内でも特に有名なフェリー路線です。クック海峡を横断するこのルートでは、片道約3時間半の船旅を楽しむことができます。

・見どころ
クック海峡は、雄大な海景色とともに、運が良ければ野生のイルカやクジラ、アホウドリなどの海洋生物を見ることができる絶好のスポットです。また、南島のピクトンに近づくと、マールボロサウンドの美しい景色が広がり、フォトジェニックな瞬間が続きます。

・車両搭載も可能
フェリーには車両をそのまま乗せることができるため、レンタカーを利用している旅行者にとって非常に便利です。島間を移動しても車を乗り換える必要がないため、スムーズに旅程を組むことができます。

・運行会社とスケジュール
主要運行会社には、InterislanderBluebridgeがあります。どちらも快適な設備が整っており、リラックスした時間を過ごせます。ピークシーズンやホリデーシーズンには予約が埋まることもあるため、早めの予約を推奨します。

その他の観光フェリー

ニュージーランドには観光目的で利用できる短距離フェリーが数多くあり、それぞれ独自の魅力を持っています。

・ワイヘケ島(オークランド近郊)
オークランドから約40分で到着するワイヘケ島は、美しいビーチや高評価のワイナリーが点在する人気の観光地です。フェリーの本数も多く、日帰り旅行にも最適です。ワインツアーや島内の散策を楽しむ旅行者にとって、ワイヘケ島行きのフェリーは欠かせない移動手段です。

・スチュワート島
南島のさらに南に位置するスチュワート島は、手つかずの自然が広がる場所として知られています。この島へのフェリーは南島最南端の港町ブラフから出発し、所要時間は約1時間です。島では、ハイキングやバードウォッチングを楽しむことができ、特に夜間にはニュージーランドの国鳥であるキーウィが見られるスポットとしても有名です。

・カイコウラ近郊
ホエールウォッチングやドルフィンスイムが楽しめる観光地として知られるカイコウラでは、近海を巡る短距離フェリーが人気です。壮大な山々を背景に、海洋生物と触れ合う貴重な体験ができるこのエリアは、自然愛好家にとって夢のような目的地です。
 

フェリー利用時のポイント

・事前予約の重要性
特にウェリントン〜ピクトン間のフェリーは、観光シーズンや週末に混雑しやすいです。スムーズな旅行を実現するために、事前予約を行うことを強くおすすめします。

・設備とサービス
フェリーにはカフェやラウンジ、展望デッキが備わっており、快適な船旅を楽しむことができます。一部の航路ではWi-Fiサービスが提供されている場合もありますので、乗船中に観光計画を立て直すことも可能です。

・防寒対策を忘れずに
ニュージーランドの海域は天候が変わりやすいため、フェリー利用時は防寒具を用意しておくと安心です。特にデッキに出て景色を楽しむ際には、風が強くなる場合があります。
     

フェリーの旅で広がるニュージーランドの魅力

ニュージーランドのフェリーは、単なる移動手段にとどまらず、その道中も旅行の思い出となる特別な体験を提供します。雄大な自然とユニークな観光地を結ぶフェリーを活用し、ニュージーランドならではの景色を堪能しましょう。

    

長距離バスで都市間の移動!オークランドは路線バスも充実!

ニュージーランドでは、鉄道網のカバーエリアが限られているため、都市間の移動に最も利用されるのが長距離バスです。

主要都市だけでなく、小さな町や鉄道・空港がないエリアにもアクセス可能で、旅行者にとって非常に便利な交通手段となっています。ここでは、長距離バスのチケットの種類や利用の流れについて詳しくご紹介します。
 

チケットの種類

長距離バスでは、旅行者のニーズに合わせた以下のチケットタイプが用意されています:

・通常チケット
目的地に応じて購入する一般的なチケット。必要な分だけを購入できるため、単発の移動に適しています。

・フレキシーパス
フレキシーパスは、自分でルートやスケジュールを自由にカスタマイズできるチケットです。乗車時間に応じた料金システムが採用されており、複数の都市を巡る旅行者にとってはコストパフォーマンスの良い選択肢です。また、フレキシーパスでは旅行計画に柔軟性を持たせることができ、予定の変更がしやすいのも特徴です。

・トラベルパス
観光向けにあらかじめ決められたルートで利用できるパスです。ニュージーランドの名所を効率よく巡りたい方におすすめで、観光バスのように各地での停車時間が組み込まれている場合もあります。ルートが事前に決まっているため、旅行初心者でも計画が立てやすいのが魅力です。
 

おすすめポイント

・フレキシーパスの人気
特に旅行者に人気が高いのがフレキシーパスです。自分のペースで旅を楽しみたい方に最適で、通常のチケットよりも費用を抑えられることが多いです。また、利用可能エリアが広いため、少しマイナーな観光地を含む旅程にも柔軟に対応できます。

・コスト面のメリット
フレキシーパスやトラベルパスは、長期間滞在する場合や広範囲を移動する場合にお得になることが多いです。購入前に自分の旅行プランを確認し、最適なパスを選ぶことが重要です。
 

長距離バスの利用の流れ

・予約
ほとんどの長距離バス会社は公式ウェブサイトやアプリから予約が可能です。予約時に出発地と目的地を指定し、事前に座席を確保しておくと安心です。

・チェックイン
当日は所定のバス停に余裕を持って到着しましょう。大都市のバス停には受付所が設けられている場合があり、そこでチェックインを行い予約画面を提示します。受付所がない場合は、直接ドライバーに予約画面を見せることで乗車できます。

・自由席
ほとんどのバス会社が自由席を採用しており、早めに到着すれば好みの座席を選びやすくなります。混雑が予想される場合は特に注意が必要です。
 

 

短距離バス:都市内移動の便利な手段

各都市で利用できる路線バスは、ニュージーランドの都市内移動において欠かせない存在です。特にオークランドなどの大都市ではバス路線が非常に充実しており、観光や日常の移動にも大変便利です。
 

短距離バスの特徴

・利便性の高さ
主要都市では路線バスの本数が多く、主要な観光地や市内の施設へのアクセスが容易です。都市ごとに専用の交通カードが導入されており、特にオークランドで利用できるAT HOPカードは観光客にも人気があります。このカードを利用すれば、キャッシュレスでスムーズに乗車が可能です。

・深夜バスの運行
深夜まで運行している路線が多いのも特徴です。終電を逃した後でも利用できるため、夜遅くまでの観光や食事を楽しむことができます。
 

AT HOPカードの利用方法

・購入
空港や駅、コンビニエンスストアで購入可能です。チャージ式のプリペイドカードで、必要な分だけチャージして利用します。

・使い方
バス乗車時にカードリーダーにタッチするだけで運賃が引き落とされます。降車時も同じようにタッチすることで正確な料金が計算されます。

・おすすめポイント
AT HOPカードを使用することで、現金払いよりも割引運賃が適用されるため、頻繁にバスを利用する場合は大きな節約になります。

バス移動を快適に

ニュージーランドでは長距離バスと短距離バスのどちらも便利で、旅行者のニーズに応じた柔軟な移動手段を提供しています。チケットの種類や交通カードをうまく活用し、効率的で快適な旅を楽しみましょう。

    

Uber|タクシー配車サービスで快適!

ニュージーランドでは、タクシーよりもUberが主流の移動手段になりつつあります。

特に郊外や小さな街ではタクシーを見つけるのが難しい場合が多いため、Uberの利便性が際立ちます。

事前に日本でアプリの登録を済ませておけば、現地でスムーズに利用することができます。
   

Uberの利用方法

・アプリをダウンロード
スマートフォンにUberアプリをインストールし、登録を行います。クレジットカードやデビットカードを登録しておくと、現金不要で利用可能です。

・目的地を入力
アプリを開いて現在地と目的地を入力します。料金は事前に表示されるため、乗車前に確認して予算を管理できます。

・配車を予約
表示される料金と車の種類(通常車、プレミアム車など)を選択して配車を予約します。

・車のナンバーを確認して乗車
アプリには配車される車両の車種やナンバー、ドライバーの名前が表示されるため、乗車前に確認して安心して乗ることができます。

・移動と支払い
移動中もルートがアプリで確認でき、目的地到着後はアプリ上で自動的に決済が完了します。現金が不要で、領収書はメールで送られます。
   

Uberのおすすめポイント

・言語の壁を克服
アプリ上で目的地を設定するため、英語が苦手でも安心して利用できます。また、運転手とのやりとりが最小限で済むのもメリットです。

・透明性のある料金システム
乗車前に料金が提示されるため、予期せぬ追加料金の心配がありません。旅行中の予算管理も容易です。

・利便性の高さ
タクシーの捕まりにくい郊外や観光地でも利用でき、24時間稼働している点が大きな魅力です。

・キャッシュレス決済
アプリ上で支払いが完結するため、現金や小銭を準備する必要がなく、旅行者にとって快適です

タクシー|ニュージーランドの都市部での移動手段

ニュージーランドの都市部ではタクシーも利用可能ですが、Uberの普及により需要がやや減少傾向にあります。

それでもなお、空港や大都市では重要な移動手段の一つです。ただし、ニュージーランドのタクシーは日本とは異なり、流しのタクシーを見かけることはほとんどありません。

タクシーを利用する際には、以下の方法を知っておくと便利です。
 

タクシーの利用方法

・タクシー乗り場を利用
空港や主要な駅、ホテルなどにはタクシー乗り場が設置されています。そこから直接乗車できます。

・電話で配車を依頼
各タクシー会社に電話で配車を依頼する方法も一般的です。配車の際には、現在地の住所や目印を伝える必要があります。

・タクシー会社のアプリを使用
一部のタクシー会社では専用の配車アプリを提供しており、Uberのようにスマートフォンで簡単にタクシーを呼ぶことが可能です。
 

タクシー利用時の注意点

・料金の確認
ニュージーランドのタクシー料金は地域や時間帯によって異なり、特に空港からの送迎では高額になる場合があります。乗車前に料金の目安を確認しておくと安心です。料金は通常、初乗り料金+距離料金で計算されます。

・支払い方法
タクシーでは現金支払いが一般的ですが、クレジットカードが使用できる車両も増えています。ただし、カード利用時には手数料が加算される場合があるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

・チップの必要性
ニュージーランドでは基本的にタクシーにチップを支払う必要はありません。ただし、特に親切なサービスを受けた場合は、端数を切り上げる形で感謝の気持ちを示すこともあります。

・予約の必要性
郊外や夜間ではタクシーの利用が難しい場合があるため、事前予約をしておくと確実です。特に空港からホテルへの移動時など、時間が限られている場合は事前に手配しておくと便利です。
 

配車サービスとタクシーを使い分けるポイント

・短距離移動や都市部での移動:タクシーを利用。特に主要駅や空港では乗り場が充実しています。

・郊外や夜間、予定が未定の場合:Uberを利用。スマートフォンから簡単に配車を依頼でき、透明性のある料金システムが便利です。

・英語に自信がない場合:Uberのアプリを利用することで、目的地の伝達や料金トラブルを回避できます。

ニュージーランドでは、配車サービスとタクシーがそれぞれ異なる利便性を提供しており、状況に応じて適切な方法を選ぶことができます。どちらの手段も利用しやすいため、旅行の際にはあらかじめアプリをダウンロードしたり、主要なタクシー会社をリサーチしておくことをおすすめします。

 

移動手段を理解して快適に移動しよう!

ニュージーランドの移動手段は、鉄道やバス、フェリーからUberまで多岐にわたります。

旅行の目的やスケジュールに応じて適切な交通手段を選ぶことで、より快適な旅を楽しむことができます。

特に、自然豊かなこの国では移動そのものが観光の一部となるため、交通手段選びも旅行の醍醐味のひとつです。

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