
中国旅行の両替どうする?
中国への旅行を計画する際、事前に準備しておきたいのが現地で使う通貨「中国人民元(CNY)」です。中国人民元には、1元、5元、10元、20元、50元、100元の6種類の紙幣があり、実際の旅行中にこれらを活用する場面が多々あります。
さて、日本円から中国人民元への両替についてですが、「日本で両替するべきか、それとも現地で両替するべきか」という点は多くの旅行者が悩むポイントです。ここでは、日本と中国での両替について、それぞれのメリットや注意点を含めて詳しく解説します。
両替は日本で?現地で?

中国旅行の際の両替ですが、日本で両替するか中国で両替するか悩む方も多いのではないでしょうか。
それぞれの方法に関して簡単にご紹介いたします。
日本で両替する場合
日本での両替は、主に日本国内の銀行や空港の両替所で行うことができます。この方法の最大の利点は、旅行前に準備を済ませておける安心感です。
混雑や待ち時間を避けたい方や、旅行中に余計な時間を取られたくない方には適した選択肢といえます。また、日本語で対応してもらえるため、言語面での不安がある方にもおすすめです。
ただし、両替レートに関しては日本国内の方がやや割高になる傾向があります。そのため、大きな金額を両替する場合には、少し損をしてしまう可能性がある点は注意が必要です。
中国で両替する場合
一方、中国で両替をする場合、空港や街中の銀行という選択肢がありますが、街中の銀行を利用することが一般的です。
特に中国国内の銀行では、日本よりもレートが良い場合が多いため、よりお得に両替をしたい方には現地での両替がおすすめです。
ただ、中国の現地での両替と言っても、色々な選択肢があるのでご紹介いたします。
中国の空港で両替
中国の空港でも日本の空港と同様に両替が可能です。しかし、中国の空港で両替を行う場合は、定額の手数料が発生するため、あまりおすすめできません。
中国の主要空港では、50~60元(日本円で約1,200円弱)の手数料がかかり、この手数料は両替1回につき一律で発生するので少額の両替の場合には割高になります。
たとえば10,000円分を両替した場合、1割以上の手数料が発生するので少額の両替を空港でするのは手数料を考えてお得ではありません。少額の両替をする場合には日本の空港で行うのと大差ないです。
中国の銀行で両替
先程ご紹介した通り、中国の空港内の銀行で両替をすると手数料がかかります。
一方で中国の街中の銀行では両替手数料がかからないためお得に両替できます。銀行の両替レートは基本的に中国銀行のレートを基準としているのでどの銀行でも大きな差はないので近くの銀行に行くのが良いでしょう。
旅行の日程が土日という場合も方も、週末も営業している支店があるので事前にホテルの近くに土日も営業している銀行があるかチェックしておくと良いでしょう。営業時間は9時から17時が一般的です。
英語が通じる場合もありますが、中国語しか通じない店舗もあるのであまり期待せずに行きましょう。
両替手続きは、両替したい金額を養子に記入し、パスポートと現金を窓口に提出するだけで、中国語が話せなくても手続きを進める事が出来ます。
銀行で両替するデメリットとしては、混雑していると待ち時間が長くなることがある事です。
中国の銀行で両替する際にはこまめに両替せずに、一度に多めの金額を両替しておのがオススメです!
両替のタイミングとコツ
旅行中の貴重な時間を無駄にしたくない方には、以下の方法がおすすめです。
・事前準備として日本で少額を両替
旅行前に日本で少額だけ両替しておけば、到着後すぐの移動や軽食代に困ることがありません。
・現地の銀行でまとまった金額を両替
中国の空港で必要な分を一度に両替すれば、複数回両替する手間を省けます。
また、現地の銀行や両替所を利用する際には、パスポートの提示が求められるので、忘れずに持参してください。
タイミングを考えて効率的に両替しよう!
旅行の時間は限られているため、効率的に準備を進めることが大切です。余裕を持って日本で両替するのも良いですし、よりお得に両替したいなら現地での両替を上手に活用するのがポイントです。どちらを選ぶにしても、自分の旅行スタイルやスケジュールに合った方法を選びましょう!
中国ではクレジットカードは使えない?

他の国を旅行する際にはクレジットカードを使って旅行中の支払いをするという方も多いと思いますが、中国ではどうなのでしょうか?
中国のクレジットカード事情の基本情報
中国国内で広く利用されているクレジットカードといえば、銀聯(ぎんれん)カードです。
銀聯カードは中国発祥の国際ブランドで、国内のほとんどの店舗やサービスで標準的に使用されており最近ではアジアを旅行する際によく見かけるようになりました。
一方で、世界的に主流な国際ブランドであるVisaやMastercard、日本発祥のJCBなどは、中国では対応していない店舗が多く使えると思って持っていくと全く使えなかったという場合も。
特に中国の内陸部では、銀聯カードが常識とされており、買い物や支払いの際に「銀聯カードを持っているかどうか」を確認されるケースが少なくありません。
国際ブランドカードの対応状況
近年、都市部を中心に状況は改善されてきており、VisaやMastercardなどの国際ブランドを利用できる店舗も徐々に増えてきています。
しかし、それでも地域によっては使えないことがあるため注意が必要です。また、仮に使用できたとしても、一部の店舗では加盟店手数料を顧客負担にする仕組みを採用していることがあります。この場合、支払い金額に上乗せされた手数料がかかるため、注意しておくべきポイントです。
都市部ではクレジットカードの利用範囲が拡大している一方で、地方部や内陸部では依然として銀聯カードしか使えない店舗が多く、これは他国と比べると少し特殊といえます。
日本国内の主要なクレジットカード会社でも銀聯カードとの提携が進んでおり、発行は比較的簡単なので、よく中国にいくという方は作っておくのが良いでしょう。
キャッシングとして使う事は可能
中国を旅行する際に、現金が必要な場合にクレジットカードのキャッシング機能を活用することで、現地ATMから人民元を引き出すことができます。
この方法はクレジットカードは使えないという場合に便利で、急な現金の必要時には心強い選択肢です。
ただし、キャッシングを利用する際には利息や手数料が発生して街中の銀行の両替と比べると微妙です。都市部では、ATMの設置台数も多く簡単にキャッシングが可能です。
キャッシングを利用する予定がある方は、クレジットカード会社に事前に利息などを確認しておくと良いでしょう。
中国でクレジットカードを利用するためのポイント
・銀聯カードを事前に準備
中国では銀聯カードが標準的なため、事前に1枚発行しておくと安心です。特に地方への旅行を計画している場合には必須ともいえるでしょう。
・国際ブランドカードならVISA
都市部ではVisaやMastercardが使える場面も増えており、VISAが一番使える印象ですので、銀聯カードがない場合にはVISAカードを持参しておくと便利です。
・現金の準備はしっかりしておこう
クレジットカードが使えない場合を想定して、ある程度の現金を持参することも重要です。クレジットカードでカバーできない場面で役立ちます。
キャッシング機能の利用
現金不足の際には、クレジットカードのキャッシング機能を活用するのも選択肢の一つです。
以上を踏まえ、旅行先での支払いに不安を感じることなく、安心して中国旅行を楽しみましょう!