スロベニアで使用されている通貨は「スロベニア・トラール」(スロベニア語:Slovenski tolar)は、2007年にユーロに変更され、現在の通貨は ユーロ(EUR) です。ユーロはスロベニア国内のみならず、ユーロ圏に加盟している他の欧州諸国でも使用されており、スロベニアの通貨システムはユーロ圏の一部として統一されています。
ユーロの基本情報
スロベニアで使用されているユーロの基本情報について、以下の内容を紹介します。
コイン(硬貨)
ユーロには、以下の8種類の硬貨が流通しています。
1セント(€0.01) / 2セント(€0.02) / 5セント(€0.05) / 10セント(€0.10) / 20セント(€0.20) / 50セント(€0.50) / 1ユーロ(€1) / 2ユーロ(€2)
ユーロ硬貨は、表面に各国のデザインがあり、スロベニアのユーロ硬貨にはスロベニアの象徴的なモチーフ(例えば、リュブリャナの城やポストヴァの洞窟など)が描かれています。
紙幣
ユーロの紙幣には、以下の7種類があります。
5ユーロ(€5) / 10ユーロ(€10)/ 20ユーロ(€20)/ 50ユーロ(€50)/ 100ユーロ(€100)/ 200ユーロ(€200)/ 500ユーロ(€500)
ユーロの紙幣には、ヨーロッパの歴史的な建築様式が描かれており、各額面ごとに異なるデザインがあります。
スロベニアでのユーロの取り扱い
スロベニアではユーロが広く使われており、現金での支払いはもちろん、クレジットカードやデビットカードを使った支払いも一般的です。観光地や都市部では、カード決済が普及しており、現金を持ち歩く必要は少なくなっています。ただし、小さな店舗や地方の商店では現金のみを受け入れている場合もあるため、少額の現金を持っておくと便利です。
スロベニア旅行の際の両替のポイント
スロベニア旅行を計画する際、ユーロ(EUR)の準備や使用方法について知っておくと、現地での支払いがスムーズになります。以下では、両替や支払いに関する詳細な情報を解説します。
ユーロの準備
ユーロを事前に準備する方法として、日本国内での両替と現地での両替・引き出しがあります。
日本国内での両替
日本国内でもユーロに両替することは可能ですが、取り扱いのある両替所は限られているため、事前に確認が必要です。
特に、地方都市ではユーロを扱う両替所が少ないため、空港や都市部の銀行を利用するのが確実です。ただし、為替レートや手数料が高くなることがあるため、必要最低限の金額を両替するのが賢明です。
日本でまとめて両替する際には宅配両替がレートが比較的良いのでオススメです。
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現地での両替
スロベニアに到着後、空港や主要都市の銀行、両替所でユーロを入手できます。
銀行の方がレートが良い場合が多いため、観光地の両替所を利用する際はレートや手数料を比較するのがおすすめです。地方に行くと日本円の両替が難しくなるケースもあるので、事前に日本円をユーロに両替しておくと便利です。
クレジットカードの現地引き出し
ATMでクレジットカードやデビットカードを使い、直接現地通貨を引き出す方法も便利です。この方法は通常、為替レートが比較的良く、手間も少ないため、多くの旅行者に支持されています。ただし、引き出し手数料が発生する場合があるため、カード会社の規定を事前に確認しておくと安心です。
スロベニア旅行の際のクレジットカード事情
スロベニア旅行におけるクレジットカード事情について詳しく解説します。クレジットカードは便利な支払い手段であり、スロベニアでも多くの場所で利用できますが、現金を使う場面やカード使用時の注意点もあります。以下のポイントを参考にしてください。
1. クレジットカードの使用状況
スロベニアでは、主要な都市や観光地でクレジットカードが広く受け入れられています。特に、リュブリャナやピランなどの大都市や観光スポットでは、ホテル、レストラン、ショップ、観光施設などでクレジットカードを利用することができます。
・主要ブランド: VISA、MasterCard、American Express、JCBなどの主要なカードブランドは広く使われています。
・支払い金額: 少額の支払いでもカード利用は可能な場合が多いですが、小規模なカフェやローカルショップでは現金を求められることもあります。
2. クレジットカードの利用上の注意点
スロベニアでクレジットカードを使う際に留意すべき点をいくつかご紹介します。
手数料
・一部のクレジットカード会社では、海外利用時に外貨取引手数料(約1〜3%)がかかる場合があります。事前にカード会社の規定を確認しておくことをおすすめします。
・動的通貨変換(DCC): 海外でカード決済を行うと、通貨換算をその場で行う「動的通貨変換」が提案されることがあります。このオプションは通常レートが不利になるため、DCCを拒否して現地通貨(ユーロ)で支払いをすることが賢明です。
PINコードの確認
クレジットカードでの支払い時にPINコードの入力が求められることがあります。特にATMで現地通貨を引き出す際や、カード決済端末での支払い時に必要です。日本のカードは、通常、サインでの支払いが主流ですが、スロベニアではPINコードを求められることが多いため、事前にPINコードを設定しておくことをお勧めします。
カード利用のセキュリティ
海外でカードを使用する際は、カード情報の盗難や不正利用に注意が必要です。公共のWi-Fiを使用してのオンライン決済は避け、可能であればVPNを使ってセキュリティを確保しましょう。
3. 現地でのカード利用方法
・コンタクトレス決済: スロベニアでは、コンタクトレス(非接触型)決済も普及しており、クレジットカードやスマートフォンをタッチするだけで支払いが完了する場合が多いです。この機能を使うことで、迅速に支払いができます。
・タクシーや公共交通機関: リュブリャナなどの都市では、タクシーや一部の公共交通機関でもクレジットカードでの支払いが可能です。ただし、地方では現金のみを受け付ける場合もありますので、その点に留意しておくと良いでしょう。
4. クレジットカードを使うメリット
・安全性: もしカードを紛失した場合でも、即座にカード会社に連絡することで利用停止ができ、現金のように失ってしまうリスクを避けられます。
・便利さ: クレジットカードを使えば、旅行中の通貨換算に悩むことなく、支払いがスムーズになります。特に、大きな金額の支払い時に便利です。
・ポイント還元: 一部のクレジットカードでは、海外での利用に対してポイントやマイルが貯まるため、旅行中にカードを使うことで、後々の特典を享受できます。
5. クレジットカードの利用が難しい場所
・地方や小規模な店: 観光地や大都市ではほとんど問題なくカードが使えますが、地方や小規模な店舗では現金を使う場面もあります。事前に少額のユーロを用意しておくと安心です。
・小規模な市場や屋台: 特に屋外市場や小さな屋台では現金しか受け付けていないことがあるため、現金も用意しておくと便利です。