ベトナムは、美しい自然、歴史的な街並み、美味しい料理が揃った魅力あふれる国です。ハロン湾やホイアンなどの世界遺産では壮大な景観やノスタルジックな雰囲気を楽しめます。
さらに、首都ハノイや活気あふれるホーチミンでは、伝統とモダンが融合した独特の文化を体感できます。フォーやバインミー、春巻きなどの本場のグルメも旅の大きな楽しみの一つ。
現地の人々の親切さや温かい笑顔が、訪れる人々をさらに魅了します。ベトナムは、一度訪れたら忘れられない思い出を与えてくれる場所です！
そんなベトナムを旅行する前に知っておきたい、観光・気候・治安・通信などの情報を徹底解説いたします！
ベトナム旅行での季節や気候、服装について
ベトナムは縦に長い国で、地域ごとに気候が異なりますが、主に3つのエリア（北部・中部・南部）に分けて説明します。
北部 (ハノイ、サパ、ハロン湾など)
・季節
冬 (11月～3月): 涼しく乾燥しており、気温は10～20°C。山岳地帯のサパでは寒くなり、霜が降りることもあります。
夏 (5月～9月): 暑く湿気が多い。気温は30～35°C。
・おすすめの服装
冬: 長袖シャツ、セーターや軽いジャケット。サパなどの高地では防寒着が必要。
夏: 通気性の良い服装（Tシャツ、短パン、リネンシャツ）と帽子、サングラス。
中部 (ダナン、ホイアン、フエなど)
・季節
乾季 (2月～8月): 暑く、晴天が多い。気温は30～35°C。
雨季 (9月～1月): 雨が多くなるが、短時間のスコールが主。10月～11月は洪水が起きる可能性あり。
・おすすめの服装
乾季: 軽装（Tシャツ、ショートパンツ、サンダル）、水着を用意するとビーチでも楽しめます。
雨季: 防水ジャケットや傘、撥水性の靴を持参。
南部 (ホーチミン、メコンデルタ、フーコック島など)
・季節
乾季 (11月～4月): 暑く湿気が少ない。気温は25～35°Cで観光に最適。
雨季 (5月～10月): 一日中雨が降るわけではなく、スコールが多い。気温は30～35°C。
・おすすめの服装
乾季: 薄手の服（Tシャツ、ワンピース、ショートパンツ）に加えて、日焼け対策が必須。
雨季: 軽い雨具（折りたたみ傘やポンチョ）と速乾性の服が便利。
共通して持っていくと便利なアイテム
・帽子やサングラス: 強い日差し対策に必須。
・日焼け止め: 日差しの強い地域では肌の保護が重要です。
・虫除けスプレー: 特にメコンデルタや湿度の高い場所では有効。
・歩きやすい靴: 観光地巡りやトレッキングにも対応可能なもの。
・薄手の上着: 冷房が効きすぎている場所や、北部の涼しい夜に役立ちます。
ベトナムは1年を通じて楽しめる国ですが、訪れる地域と季節に応じた服装を準備することで、より快適に旅行を楽しめます！
ベトナムの観光地と観光スポット
ベトナムには色々な人気の都市がありますが、その中でも特に人気の観光スポットに関してご紹介いたします。
ハノイ (Hanoi)
ベトナムの首都で、伝統と現代が融合した文化的な都市。
観光スポット
・ホアンキエム湖 (Hoan Kiem Lake)
街の中心にある美しい湖で、朝には地元の人々が太極拳を楽しむ姿が見られます。
・ホーチミン廟 (Ho Chi Minh Mausoleum)
ベトナム建国の父、ホー・チ・ミンの遺体が安置されている荘厳な建物。
・旧市街 (Old Quarter)
狭い通りに伝統的なショップやストリートフード店が並び、活気ある雰囲気を楽しめます。
ホイアン (Hoi An)
中部に位置する古都で、ノスタルジックな雰囲気と美しい建築が特徴。
観光スポット
・ホイアン旧市街 (Hoi An Ancient Town)
世界遺産に登録されている街並みで、ランタンが灯る夜景はロマンチック。
・日本橋 (Japanese Covered Bridge)
16世紀に日本人が建てた歴史的な橋で、ホイアンの象徴的なスポット。
・アンバンビーチ (An Bang Beach)
市街地から少し離れた静かなビーチでリラックスできる場所。
ハロン湾 (Halong Bay)
北部に位置する世界遺産で、石灰岩の奇岩が海に点在する壮大な景観が魅力。
観光スポット
・ティートップ島 (Titop Island)
島の頂上からハロン湾の絶景を一望できる人気スポット。
・スンソット洞窟 (Sung Sot Cave)
ハロン湾で最大級の洞窟で、自然が作り出した神秘的な空間を探検。
・クルーズツアー
ラグジュアリーからカジュアルなものまで多様なクルーズで、湾の魅力を満喫。
どの都市もそれぞれ異なる魅力を持ち、ベトナム旅行のバリエーション豊富な楽しみ方を提供してくれます！
ベトナムの治安と観光の注意事項
ベトナムは観光地が豊富で、多くの観光客が訪れる人気の旅行先ですが、治安は比較的安定しています。
都市部では観光客が集まりやすいため、注意が必要な点もありますが、一般的に暴力的な犯罪は少ないとされています。ただし、スリや置き引き、詐欺行為などの軽犯罪が発生することがあり、特に観光地や混雑した場所では注意が必要です。
観光客が気を付けるポイント
ベトナム旅行で特に観光客が気を付けるポイントをいくつかご紹介いたします。
1. 軽犯罪（スリや置き引き）
・混雑した場所での注意
ホーチミン市やハノイ市、観光地のナイトマーケットやショッピングモールではスリや置き引きが発生しやすいです。貴重品はホテルのセーフティボックスに預け、外出時は必要最低限の現金とカードのみを持ち歩きましょう。
・バッグの取り扱い
ショルダーバッグやバックパックは、前にかけて手元から離れないようにしましょう。バッグのファスナーをしっかり閉め、手に持つことも有効です。
2. 交通事情と移動時の注意
・バイク交通の多さ
ベトナムはバイクが非常に多いため、道路横断時には十分に注意してください。交通ルールが曖昧な場合が多く、バイクが急に進行方向を変更することもあります。
・バイクタクシーやトゥクトゥク
バイクタクシー（グラブバイク）やトゥクトゥクを利用する際は、料金の事前交渉やアプリを利用して、トラブルを避けるようにしましょう。
・運転手との料金交渉
タクシーやバイクタクシーでは、料金を先に確認したり、アプリを使って支払いを事前に決めておくと安心です。メーターを使わない場合もあるので、交渉時に注意しましょう。
3. 詐欺や観光客向けトラブル
・ツアー詐欺に注意
特に観光地やホテル周辺でツアーやチケットの販売をする業者には注意が必要です。信頼できる旅行代理店や公式な売り場でチケットを購入しましょう。
・価格の不明確な商品やサービス
市場や観光地では値段交渉が一般的です。しかし、事前に価格を確認せずに購入すると、後で高額な料金を請求されることもあります。価格交渉時は慎重に行動しましょう。
4. 飲食に関する注意
・水や氷の取り扱い
水道水は飲むことができませんので、必ずボトルウォーターを飲むようにしましょう。また、氷も水道水を使っている可能性があるため、衛生状態が不安な場所での飲み物には注意してください。
・屋台での食事
屋台の料理はおいしくて安価ですが、衛生状態が不安な場合もあるため、信頼できる場所で食事を取るようにしましょう。食あたりを避けるために、よく火を通した料理を選ぶことが推奨されます。
5. 治安の良い場所と悪い場所
・治安が良い場所
観光地や都市部の中心部は治安が比較的良いですが、夜間の繁華街や外れた場所ではトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。夜遅くの一人歩きは避け、タクシーや信頼できる移動手段を利用するようにしましょう。
・治安に注意が必要な場所
ハノイの旧市街やホーチミン市の観光地近辺、人気のナイトマーケット周辺では、スリや詐欺が発生しやすいです。また、外国人観光客を狙った一部の詐欺業者がいるため、警戒が必要です。
ベトナムの街中のWiFiなどの通信事情
ベトナム旅行の際に気になるのが、街中のWiFiがどの程度使えるかという事ではないでしょうか。
WiFi事情
ベトナムはインターネット環境が比較的整っており、WiFiの利用が容易です。
WiFiの特徴
・ホテル・ゲストハウス
多くの宿泊施設で無料WiFiが提供されています。特に都市部では接続速度も良好です。
・カフェやレストラン:
カフェ文化が発展しているベトナムでは、ほとんどの店舗で無料WiFiが利用可能。パスワードはスタッフに聞けば教えてくれることが多いです。
・観光スポットや公共エリア
一部の観光地や空港でも無料WiFiが提供されていますが、速度や安定性は場所によります。
注意点
・公共のWiFiはセキュリティが低い場合があるため、重要な情報（銀行取引など）を扱う際は注意が必要です。
・VPNを利用すると、セキュリティを強化できます。
eSIMの利用
ベトナムではeSIMも利用可能で、短期旅行者にとって便利な選択肢です。
eSIMの特徴
・利便性
SIMカードの物理交換が不要で、QRコードをスキャンするだけで利用開始できます。
・即時利用
ベトナム到着前にオンラインで購入してインストールしておくと、空港に着いた瞬間から利用可能です。
利用可能なeSIMプロバイダー
・国際的なeSIMプロバイダー
・TRAVeSIM: ベトナムを含むアジア全域のプランも提供。
・Airalo: ベトナム専用のプランあり。手軽に購入可能。
・Holafly：ベトナムを含むアジア全域のプランも提供。
Wi-Fi+eSIMまたはSIMカードの選択肢
ベトナムでは、無料Wi-Fiサービスが非常に充実しており、基本的にはこれらを活用することで、ほとんどのインターネット利用は賄えます。
観光スポットやショッピングエリアでは、Wi-Fi接続が可能な場所が多いため、旅行中に通信制限を気にすることなくネットを楽しめます。しかし、より安定したインターネット環境が必要な場合や、Wi-Fi接続が少ない場所を訪れる場合には、eSIMを利用するのが便利です。eSIMは、データ通信量や期間に合わせてプランを選べ、旅行中もスムーズに通信を楽しめます。
