カンボジアを旅行する前に知っておきたい、観光・気候・治安・通信などの情報を徹底解説！

カンボジアは、古代遺跡と豊かな文化が魅力の国です。アンコールワットをはじめとする壮大な寺院群は歴史好きにとって必見のスポット。

また、トンレサップ湖では伝統的な水上生活を体験でき、カンボジア料理はアジア独特の味覚を楽しめます。

そんなカンボジアを旅行する前に知っておきたい、観光・気候・治安・通信などの情報を徹底解説いたします！

カンボジア旅行の気になる季節

カンボジアは熱帯モンスーン気候で、年間を通じて温暖です。主に以下の2つの季節に分かれます。
 　

乾季（11月〜4月）　

晴天が続き、湿度が低く過ごしやすい。特に11月〜2月は涼しく、旅行に最適な時期。3月以降は気温が上昇し、暑くなります。

・平均気温: 25〜35℃

・おすすめ: アンコールワットの日の出観賞やビーチでのリゾート滞在。
 　

雨季（5月〜10月）

午後や夕方にスコール（短時間の激しい雨）が降りますが、朝は晴れていることが多い。緑が豊かになり、遺跡や田園風景が美しい時期です。

・平均気温: 25〜30℃

・おすすめ: トンレサップ湖の水上生活体験や自然豊かな国立公園訪問。
 　

旅行の際の服装

次に旅行の際の服装についてご紹介いたします。
 　

乾季（特に11月〜2月）

・日中: 半袖シャツ、薄手のズボンやショートパンツ、サンダルがおすすめ。日差しが強いので帽子やサングラスも必携。

・朝晩: 涼しい場合があるので、薄手のカーディガンや長袖シャツがあると便利。
 　

雨季（5月〜10月）

・日中: 通気性の良い服（コットンやリネン素材）。濡れても乾きやすい軽い服装がおすすめ。

・雨対策: 折りたたみ傘や薄手のレインコートを持参すると安心。靴は滑りにくいサンダルやトレッキングシューズが便利。
 　

宗教施設を訪れる際の服装

・肩を隠すシャツやブラウス、膝丈以上のスカートやズボンが必要。タンクトップや短いショートパンツは避けましょう。

カンボジアは暑さ対策が重要なので、飲料水を持ち歩きつつ、日焼け止めも忘れずに！

カンボジアの観光地と観光スポット

カンボジア旅行の人気の観光地とその観光スポットを3つずつご紹介いたします。
　

シェムリアップ (Siem Reap)

世界遺産アンコール遺跡群の玄関口で、カンボジア観光の中心地。歴史と文化が交錯するエリア。
　

人気スポット

・アンコールワット
壮大なヒンドゥー教寺院で、日の出や夕日が絶景。カンボジアの象徴的な観光地。

・バイヨン寺院
アンコールトム内に位置する寺院で、巨大な微笑む顔が彫られた塔が特徴的。

・タ・プローム寺院
巨木に覆われた遺跡。映画「トゥームレイダー」のロケ地としても有名。

プノンペン (Phnom Penh)

カンボジアの首都で、歴史的建造物と現代文化が融合する都市。
　

人気スポット

・王宮
クメール建築の美しい宮殿。シルバーパゴダも隣接し、歴史的宝物が展示されている。

・トゥールスレン虐殺博物館
ポル・ポト政権時代の悲劇を学べる歴史的な施設。深い思考を促す場所。

・ワットプノン
プノンペンの名前の由来となった寺院で、市内を一望できる小高い丘に位置する。

シアヌークビル (Sihanoukville)

カンボジア南部のビーチリゾートで、リラックスと冒険が楽しめる。
　

人気スポット

・オーチュティールビーチ
白い砂浜と青い海が広がるリゾートエリア。のんびり過ごすのに最適。

・コー・ロン島
透明度の高い海と手つかずの自然が魅力の離島。シュノーケリングやダイビングが人気。

・レアム国立公園
マングローブ林や自然の生態系を体験できる保護地域。エコツアーが楽しめる。

　

カンボジア旅行の治安について徹底解説

カンボジアは比較的安全な観光地とされていますが、注意が必要な点もあります。以下に、治安状況や注意点を詳しく解説します。
　

基本的な治安状況

観光エリアの治安
シェムリアップ（アンコール遺跡周辺）やプノンペン、シアヌークビルなどの観光地は比較的治安が良いとされています。ただし、スリやひったくりといった軽犯罪は発生しています。

地方エリアの治安
地方では治安が安定している地域も多いですが、夜間の移動や薄暗い場所は避けた方が安全です。
　

犯罪のリスクと予防策

次にカンボジアでよくある犯罪のリスクと予防策をご紹介します。
　

スリ・ひったくり

・リスク: 観光地や市場、人が密集する場所で多発。

・対策

貴重品は分散して持ち、バッグは体の前で持つ。
高価な装飾品を身につけない。
携帯電話を人通りの多い場所で使う際は注意。
　

詐欺・ぼったくり

リスク: 主に観光客向けのタクシーやツアーで発生。

対策

信頼できるツアー会社を利用する。
事前に料金を確認し、交渉する。
メーター付きのタクシーや配車アプリ（Grabなど）を使用する。
　

強盗・夜間の危険

・リスク: 夜間に暗い場所や人通りが少ないエリアで発生することがある。

・対策

夜間の一人歩きを避け、信頼できる交通手段を利用する。
宿泊先に戻る際は、グループ行動やタクシーを利用。
　

健康と安全に関する注意点

次に健康や安全に関する注意点をご紹介いたします。
　

交通事故

・リスク: カンボジアの交通ルールは日本と比べて混沌としており、バイクや車の事故が多い。

・対策:

信頼できるドライバーを利用する。
バイクレンタルは避け、徒歩や公共交通機関を活用。
　

医療事情

・リスク: カンボジアの医療水準は都市部でも日本と比較して低い。

・対策

海外旅行保険に加入し、緊急時にはバンコク（タイ）などの近隣国で医療を受けることも考慮。
予防接種（A型・B型肝炎、破傷風、狂犬病など）を出発前に受けておく。
　

水と食事

・リスク: 生水や氷、露店の食品で食中毒になる可能性がある。

・対策

ボトル入りの水を飲む。
信頼できるレストランで食事を取る。
　

政治情勢や自然災害

・政治情勢: 比較的安定していますが、デモや集会が発生する場合があります。これらには近づかないようにしましょう。

・自然災害: 雨季には洪水のリスクがあります。事前に天候情報を確認し、危険なエリアは避けましょう。
　

緊急時の対応

・日本大使館: プノンペンに日本大使館があります。連絡先を事前に控えておきましょう。

・警察: 観光警察が主要観光地にいますが、英語が通じない場合もあるため、簡単なクメール語のフレーズや翻訳アプリを用意しておくと便利です。

・旅行保険: 事故や病気に備えて、必ず海外旅行保険に加入しましょう。
　

安全に楽しむためのポイント

・計画: 信頼できる現地ツアーやガイドを利用し、観光ルートを事前に調べておく。

・連絡手段: SIMカードやWi-Fiルーターを利用して常に連絡が取れる状態にしておく。

・常識: 地元文化やマナーを尊重し、不必要なトラブルを避ける。
　

カンボジアは基本的に親切な人々が多く、観光を楽しむには良い国ですが、軽犯罪への注意と基本的な安全対策を怠らないことが重要です。

カンボジア旅行が決まったら通信環境のご用意を！

カンボジア旅行中にインターネットを利用するには、いくつかの選択肢があります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、自分の旅行スタイルや予算に合わせて最適な方法を選びましょう。以下に、カンボジアでのインターネット利用方法を詳しく解説します。
　

無料Wi-Fiの利用

カンボジアでは、多くのカフェ、レストラン、ホテルで無料Wi-Fiが提供されています。特に主要都市のシェムリアップ、プノンペン、シアヌークビルなどでは、Wi-Fiスポットが豊富にあります。

メリット

無料で利用可能。
観光地付近の施設でもWi-Fiが利用できることが多い。
コーヒー1杯や食事を注文すればアクセスできる場所が多い。

デメリット

接続速度や安定性にばらつきがある。特に混雑時には速度が遅くなることがある。
公共Wi-Fiのため、セキュリティが低く、個人情報を盗まれるリスクがある。
リゾート地や地方ではWi-Fiが利用できない場合もある。
　

海外ローミングサービスの利用

日本の主要通信キャリア（ドコモ、au、ソフトバンク）は、カンボジアで海外ローミングを提供しています。この方法を利用するには、事前にローミング設定を有効にしておく必要があります。

メリット

現地に到着後、設定変更なしでそのまま使えるため手軽。
電話番号を変えずに利用できる。
接続が安定しており、使い慣れた環境で通信が可能。

デメリット

・料金が高い: 1日あたり約1,980円〜2,980円の定額料金がかかるため、長期滞在には向かない。
・通信量の制限: 一部プランでは通信速度が制限される場合がある。
　

現地SIMカードの購入

SIMフリーのスマートフォンを持っている場合、現地の通信事業者が提供するプリペイドSIMカードを購入することで、安価にデータ通信を利用できます。シェムリアップやプノンペンの空港や市内の通信ショップで簡単に購入可能です。

主要通信事業者

Smart Axiata
Cellcard
Metfone

料金
1GBあたり約1〜5ドル程度で、データ量や有効期間に応じたプランを選択可能。

メリット
コストが安く、大量のデータ通信を利用できる。
旅行中の通話やSMSも利用可能。

デメリット

言語の壁があり、設定や購入が難しい場合がある。
SIMカードの交換が必要で、現在の電話番号が使えなくなる。
プランによっては通信速度が遅い場合がある。
　

海外用レンタルWi-Fiの利用

日本で事前にWi-Fiルーターをレンタルして持参する方法です。この方法は、カンボジアでも安定したインターネット接続を確保できるため、多くの旅行者に人気があります。

料金
1日あたり500円〜1,200円程度（会社やプランによる）。複数人で使用する場合、コストパフォーマンスが高い。

メリット

設定が簡単で、現地に到着してすぐ利用できる。
複数人で共有できるため、グループ旅行に最適。
通信速度が安定している。

デメリット

レンタル費用がかかるため、短期旅行で1人だけの場合は割高になる。
バッテリー切れのリスクがあるため、モバイルバッテリーが必要。
紛失や破損時に追加料金が発生する場合がある。