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2024.12.29

バングラデシュを旅行する前に知っておきたい、気候・都市・治安・通信などの情報を徹底解説!

バングラデシュは、多様な魅力に満ちた国で、旅行者にとって新たな発見が待っています。古代から続く豊かな文化と伝統が息づくこの国では、街や村の風景にその歴史を感じる瞬間が多くあります。

例えば、首都ダッカの旧市街では、ムガル帝国時代の面影を残す建物や賑やかなバザールを巡ることができますし、チャトグラムやラジシャヒといった地方都市でも、現地の伝統的なライフスタイルを体験できるでしょう。

特に、色とりどりの布やスパイス、手工芸品が所狭しと並ぶマーケットでは、地元の人々と直接交流しながらその日常生活に触れることができ、心に残る特別な思い出を作ることができます。

自然もまた、この国の大きな魅力です。バングラデシュを代表する観光地、サンダルバンでは、世界最大級のマングローブ林を歩きながら、ベンガルトラをはじめとする多様な野生動物を観察することができます。

バングラディシュ周辺は、エコツーリズムのメッカとしても知られ、自然愛好家には見逃せない旅行先です。
 

日本からバングラディシュは直行便がある

日本からバングラデシュへの直行便は成田空港と首都ダッカを結ぶ直行便が運航されています。

直行便は、ビーマン・バングラデシュ航空が週3便運航しており、所要時間は約6時間30分です。

経由便の場合にはバンコクやデリー、カトマンズなどを経由するルートが一般的で、周遊する国のひとつとしてバングラディシュを旅行する方も多くいるのでスケジュールを立てる際には直行便か経由便がしっかりと検討しましょう。
 

バングラディシュ旅行で気になる季節と気候と服装をご紹介!

バングラデシュの気候は熱帯モンスーン気候に分類されており、四季がはっきりしておらず、湿度が高く温暖な気候が特徴です。

しかし、季節ごとに異なる気象パターンが見られ、旅行を計画する際にはその季節に合わせた服装を準備することが重要です。以下に、バングラデシュの季節ごとの気候と服装について、さらに詳しく解説します。
 

バングラディシュの夏(3月~6月)

夏のバングラデシュは非常に暑く、気温は30℃を超えることがほとんどです。特に5月と6月は、最高気温が40℃近くに達することもあります。

この時期、湿度が非常に高くなるため、体感温度はさらに高く感じられます。昼間は非常に暑く、日差しが強烈なので、熱中症などのリスクが高まります。また、この時期はまだ乾季にあたるため、降水量は少ないですが、強烈な日差しが続きます。
 

夏のバングラディシュの服装

この季節は、非常に暑いため、通気性の良い服を選ぶことが重要です。綿素材や麻素材など、肌に優しく、汗をかいてもべたつかない素材がオススメです。

薄手のシャツや半袖のトップス、軽いパンツやショートパンツが最適です。日差しを避けるために帽子やサングラス、日焼け止めクリームを使用することをおすすめします。また、歩き回ることが多いので、軽量で通気性の良い靴やサンダルが便利です。
 

バングラディシュのモンスーン(6月~9月)

バングラデシュのモンスーンは、6月から9月にかけて本格化します。この期間は、スコールや豪雨が頻繁に発生し、湿度が非常に高くなります。

気温は30℃前後ですが、湿度が高いため、蒸し暑く感じることが多いです。特に7月と8月は最も降水量が多く、都市部でも洪水が発生することがあります。この季節は、日常的に雨が降るため、雨具の準備が不可欠です。
 

モンスーン時期の服装

高湿度と頻繁な雨に備えて、速乾性のある衣類を選びましょう。軽量で通気性の良い素材(ポリエステルやナイロンなど)の服が最適です。

雨の日が多いので、レインコートや折りたたみ傘、防水の靴を持参すると便利です。また、湿度が高いため、防虫対策として、虫除けスプレーを持っていくこともおすすめです。長袖のシャツや長ズボンを着ることで、蚊やその他の虫から身を守ることができます。
 

バングラディシュの秋(10月~11月)

秋は、バングラデシュの中でも最も快適な季節の一つです。モンスーンが終わり、降水量が減少して、湿度も下がります。

この時期の気温は25℃~30℃の範囲で、昼間は比較的温暖で過ごしやすくなります。夜は涼しくなることもありますが、全体的に穏やかな気候となり、旅行に最適な季節です。空気も乾燥し始め、過ごしやすさが増します。
 

秋のバングラディシュの服装

この季節は非常に快適で過ごしやすいため、軽いシャツや薄手のトップスにジーンズやカジュアルなパンツを合わせるのが良いでしょう。

日中は比較的暖かいため、軽装で過ごせますが、夜間や朝方は涼しくなることがあるので、軽いジャケットやカーディガンを持参することをおすすめします。また、日差しが強い時もあるので、帽子やサングラス、日焼け止めも引き続き重要です。
 

バングラディシュの冬(12月~2月)

バングラデシュの冬は比較的温暖ですが、特に夜間や早朝は涼しくなります。日中は気温が20℃~25℃程度で過ごしやすい気候となりますが、夜間は10℃程度に下がることもあります。

冬の乾燥した空気は、湿気が多い夏とは異なり、快適に感じられるでしょう。寒冷地ではないため、極端に寒いことはありませんが、寒さに弱い方には少し肌寒く感じるかもしれません。
 

冬のバングラディシュの服装

日中は温暖で過ごしやすいため、長袖シャツや薄手のセーター、軽いカーディガンなどで十分です。ただし、夜間や朝方は冷えることがあるので、軽いジャケットやセーターを持参して、温度調整できるようにしておくと良いでしょう。特に早朝の空港や移動時には寒さを感じることもあるため、防寒具を準備しておくと安心です。
     

バングラディシュ旅行の服装のポイント

バングラデシュは、季節ごとに異なる気候と特徴があるため、旅行時期によって適切な服装を選ぶことが大切です。夏とモンスーンの季節は、通気性と速乾性のある服を選び、レインコートや防水の靴を用意することが必要です。秋と冬は比較的快適で過ごしやすいため、軽い衣類と温度調整できるアイテムを準備しましょう。どの季節でも、日差し対策と虫除け対策を忘れずに行うことが重要です。

    

バングラディシュ旅行でオススメの都市と観光スポットをご紹介!

バングラデシュは、歴史的な遺産と自然の美しさが魅力的な旅行先です。

以下にてバングラデシュ旅行でオススメの都市3選と、それぞれの都市で訪れるべき観光スポットを3つずつご紹介します。
 

1. ダッカ(首都)

ダッカはバングラデシュの首都で、政治・経済・文化の中心です。歴史的な名所や現代的な都市の風景が融合するダッカには、観光スポットが豊富にあります。
 

観光スポット

・ラルバグフォート(Lalbagh Fort)
17世紀にムガル帝国によって建設された壮麗な城塞で、バングラデシュの歴史的な遺産を感じることができます。庭園やモスクもあり、散策にぴったりの場所です。

・バングラデシュ国立博物館(Bangladesh National Museum)
バングラデシュの歴史、文化、アートを学ぶことができる場所で、考古学的な展示物から近代の芸術までさまざまなコレクションが展示されています。

・シッター・バザー(Sadarghat)
ダッカのガンジス川沿いの賑やかな水上マーケットで、ボートに乗りながら地元の生活を体験できます。川の上での商売や市場の様子は、ダッカの活気を感じることができるスポットです。
 


 

2. チッタゴン

バングラデシュ南部の港町で、チッタゴンは美しい海岸線や山岳地帯に囲まれた自然の宝庫です。観光客に人気の都市で、リラックスした時間を過ごすことができます。
  

観光スポット

・ハリシャハル ビーチ(Halishahar Beach)
砂浜と穏やかな海を眺めるのに最適な静かで風光明媚な場所です。特に夕方には夕日の景色が楽しめるので、オススメです。

・パタンディ(Patenga Beach)
チッタゴン市の近くにある静かなビーチで、美しい夕日を見ることができるスポットとして知られています。釣りを楽しむ地元の人々の姿を見ることもできます。

・チッタゴン丘陵地帯(Hill Tracts)
チッタゴン周辺の山岳地域で、少数民族の文化を学ぶことができる場所です。美しい自然とともに、トレッキングやエコツーリズムを楽しむことができます。
 


 

3. シレット

シレットはバングラデシュ東部の都市で、風光明媚な自然と静かな雰囲気が魅力です。シレット周辺は、特に自然愛好者にとって魅力的な場所です。
 

観光スポット

・ジャフロング(Jaflong)
シレット近郊の美しい山岳地帯で、特に茶園と滝が見所です。自然の景観を楽しむことができ、地元の少数民族の文化にも触れることができます。

・ビスナカンディ(Bisnakandi)
ビシャナカンディは、バングラデシュとインドの国境近くに位置する観光地で、自然を楽しんだり、地元の村を訪れることができます。

・シャイスタガンジ(Shaistaganj)
シレットから車で南西に2時間ほどの位置にあるこの村は、自然と伝統的な生活様式が息づく場所です。農村風景や地元の人々との交流が楽しめる場所です。
 


     

バングラディシュ旅行では色々な都市を訪れよう!

バングラデシュには、多様な魅力を持つ都市がいくつもあります。ダッカでは歴史的な遺産や文化に触れ、チッタゴンでは自然とビーチを満喫し、シレットでは静かな山岳地帯の美しい風景を楽しむことができます。それぞれの都市が提供するユニークな観光スポットは、バングラデシュ旅行をさらに特別なものにしてくれるでしょう。

 

バングラデシュ旅行の治安と注意すべきポイント

バングラデシュは、多くの観光地や文化的な魅力を持つ国ですが、旅行者にとって治安や安全面での配慮が重要です。

以下にてバングラディシュの治安状況や注意点を詳しく解説します。
 

治安の全体的な状況

バングラデシュの治安はエリアによって異なりますが、都市部では観光客向けの対策が進んでいる一方、地方では注意が必要です。

・比較的安全な場所
ダッカ、チッタゴン、クルナなどの観光地や主要都市は、旅行者にとって比較的安全とされています。

・注意が必要な場所
国境地帯や一部の離島では、交通や通信インフラが整っておらず、犯罪や事故のリスクが高い場合があります。
 

犯罪リスク

・スリ・置き引き
都市部のマーケットや混雑した場所では、スリや置き引きが多発しています。リュックは前に抱える、貴重品は分散して持つなどの対策をしましょう。

・詐欺
外国人旅行者を狙った価格の吊り上げや、偽ガイドによる詐欺が報告されています。公認ガイドや公式サービスを利用しましょう。

・強盗・窃盗
夜間や人通りの少ないエリアを歩くのは避け、タクシーやリクシャを利用するのが安全です。
 

交通安全

・交通事情の悪さ
道路インフラの整備が遅れており、交通ルールが守られていないことが多々あります。渋滞も頻発し、バイクやリクシャの運転が荒いことがあります。

・公共交通機関
バスや電車は混雑しており、スリが発生することがあります。信頼できる配車アプリや専用車両を利用するのが安心です。

・道路横断
都市部では歩行者優先の意識が低いため、道路を横断する際は車やバイクに注意を払いましょう。
 

女性旅行者へのアドバイス

・服装
保守的な服装が求められる地域が多いため、肩や膝を隠す服装を選びましょう。スカーフを持参するのもおすすめです。

・一人歩きの注意
特に夜間や人通りの少ない場所では、単独行動を避けることが重要です。現地の安全な宿泊施設や信頼できるタクシーサービスを利用しましょう。

・交流
親切心から話しかけてくる人も多いですが、過度に個人情報を開示しないように注意が必要です。
 

健康と衛生面

・飲料水
水道水は飲用に適さないため、ボトルウォーターを必ず利用してください。封がきちんと閉じられていることを確認しましょう。

・食事
屋台の食べ物は魅力的ですが、調理環境が衛生的でない場合があります。信頼できるレストランやホテルで食事をとるのが安心です。

・感染症予防
マラリアやデング熱などの蚊が媒介する感染症が発生する可能性があるため、虫除けスプレーを使用し、長袖や長ズボンを着用してください。
 

政治的・社会的なリスク

・デモや抗議活動
バングラデシュでは時折デモが発生します。特にダッカなどの主要都市での活動には注意し、巻き込まれないように早めにその場を離れましょう。

・宗教行事
宗教的な行事やイベントでは一部のエリアで混雑や特別な規制がかかることがあります。事前に予定を確認して行動しましょう。
 
     

観光客におすすめの安全な楽しみ方

・ガイド付きツアー
安全で計画的に観光地を巡れるため、初めての訪問者にはおすすめです。

・人気観光地
サンダルバンやソナールガオンなど、観光インフラが整ったエリアは比較的安全です。

・地元の知識を活用
現地の信頼できる案内人や宿泊施設のスタッフから情報を得ると、トラブルを避けやすくなります。

 

バングラディシュの街中のWiFiなどの通信事情

バングラデシュの都市部では、公共Wi-Fiやモバイルデータ通信を利用する方法があり、旅行者にとって便利な通信環境が徐々に整備されつつあります。

しかし、これらを最大限活用するためには、それぞれの特徴や注意点を理解しておくことが大切です。
 

公共Wi-Fiの現状と利用法

バングラデシュの都市部には、公共Wi-Fiスポットが設置されていますが、数は限られており、利用範囲も都市の中心部に集中していますのであまり期待しない方が良いでしょう。

以下は、公共Wi-Fi利用時のポイントです。
 

街中で使えるWi-Fi

・カフェやホテルのWi-Fi
都市部のカフェやレストラン、ホテルでは無料または有料のWi-Fiが提供されているケースがあります。これらは比較的安全性が高いですが、アクセス時にはパスワード保護がされているか確認してください。

・空港のWi-Fi
主要空港(例:シャージャラル国際空港)でも無料Wi-Fiが利用可能ですが、混雑時には速度が低下したり使えないことがあります。
 

モバイルデータ通信

バングラデシュではWiFiが普及していない代わりにモバイル通信が広く普及しており、都市部やその周辺地域であれば安定した接続が期待できます。

旅行者にとってはWiFiよりモバイルデータ通信を利用することが、最も便利でコストパフォーマンスの高い方法です。
 

主要な通信事業者

バングラデシュ国内にはいくつかの通信事業者が存在しますが、以下が代表的です。

・Grameenphone(グラミンフォン):カバレッジが広く、速度も安定している。
・Banglalink(バングラリンク):手頃な料金プランで人気。
・Robi(ロビ):データ通信の料金プランが豊富で利用しやすい。
 

eSIMの利用

・利便性
eSIM対応スマホを持つ旅行者は、事前に日本でTRAVeSIMや他の旅行用eSIMを購入しておくと、到着後すぐに利用できます。

・設定
QRコードをスキャンするだけで簡単に設定が完了するため、SIMカードの物理的な入れ替えが不要です。
 

SIMロック解除の確認

日本から持参するスマートフォンがSIMロックされている場合、バングラデシュのSIMカードを利用できない可能性があります。

旅行前に、携帯キャリアに問い合わせてSIMロックを解除するか、eSIM対応を確認しておきましょう。
      

バングラデシュではモバイル通信は必須!

バングラデシュの通信環境は都市部を中心に整備が進んでおり、旅行者にとっても十分に対応可能です。公共Wi-Fiを安全に利用する工夫や、プリペイドSIMカードやeSIMの活用を通じて、快適な旅行を楽しむことができます。ただし、セキュリティやデータ消費に注意しながら、必要に応じて適切な通信手段を選択してください。