クロアチア旅行の前に知っておきたい、気候・都市・治安・通信などの情報を徹底解説！

クロアチアは、美しい地中海沿岸、歴史的な街並み、そして独自の文化が調和した特別な旅行先として注目を集めています。

まず、クロアチアの魅力としてはアドリア海の美しい海岸線が挙げられます。
澄み切った青い海とオレンジ色の屋根が織りなす街並みは、まるで絵画のような風景で、海と山が織りなす自然のコントラストが旅人を魅了してくれます。

そして歴史と文化の豊かさも魅力で、クロアチアには、古代から中世、近代に至るまでの歴史が息づく街や建物が点在しています。
ユネスコ世界遺産: ドゥブロヴニク旧市街やディオクレティアヌス宮殿など、多くの世界遺産が訪れる人を楽しませてくれます。
　

クロアチア旅行で気になる季節と気候をご紹介！

クロアチアは、ヨーロッパの中でも多様な魅力を持つ国で、訪れる季節によって全く異なる体験ができるのが特徴です。アドリア海沿岸の美しいビーチ、歴史を感じる街並み、そして山岳地帯の自然など、季節ごとに魅力が異なるため、旅行計画を立てる際には気候や季節ごとの特徴を十分に考慮することが大切です。以下、季節ごとの気候やおすすめアクティビティについて詳しく解説します。
　

春（3月〜5月）

クロアチアの春は、冬の寒さが和らぎ、自然が目覚め始める時期です。3月はまだ肌寒い日が続くこともありますが、日中の気温は10〜15°Cほど。5月になると20°C近くまで上昇し、心地よい暖かさになります。アドリア海沿岸は温暖で晴天の日が多く、内陸部はやや涼しいですが、観光には問題のない気温です。
　

特徴

・自然の美しさを堪能
春は緑が豊かになり、花が咲き乱れる季節です。特にプリトヴィツェ湖群国立公園は、この時期に訪れるのがおすすめです。雪解け水で湖の水量が増し、滝が勢いよく流れる光景は圧巻です。

・混雑が少ない
夏のピークシーズンと比べて観光客が少なく、静かに観光地を巡ることができます。ドブロブニクやスプリトの旧市街も、比較的ゆったりと楽しめます。

・ハイキングに最適
比較的涼しい気候は、ヴェレビット山脈やその他の自然公園でのハイキングにぴったりです。
　

夏（6月〜8月）

クロアチアの夏は、まさに観光のピークシーズンです。アドリア海沿岸では気温が25〜35°Cに達し、日差しが強くなるため、ビーチでのリラックスタイムに最適です。一方、内陸部ではやや湿度が高くなる傾向がありますが、ザグレブなどの都市観光も十分楽しめます。
　

特徴

・ビーチリゾートの本領発揮
ダルマチア地方のドブロブニクやスプリト、フヴァル島はこの季節に最も魅力的です。透明度の高いアドリア海での泳ぎやヨット、シュノーケリングなどのアクティビティを存分に楽しめます。

・フェスティバルやイベントが豊富
夏のクロアチアでは、多くの文化イベントや音楽フェスティバルが開催されます。特にドブロブニクの「サマー・フェスティバル」やスプリトの伝統的なイベントは必見です。

・夜も楽しめる雰囲気
温暖な気候のおかげで、夜遅くまでカフェやレストランが賑わい、活気ある夜の街を散策するのも夏の魅力の一つです。

・観光地の混雑
夏は多くの観光客が訪れるため、主要な観光地では混雑が予想されます。ドブロブニクの城壁やスプリトのディオクレティアヌス宮殿など、人気スポットは早朝や夕方に訪れるのがおすすめです。
　

秋（9月〜11月）

秋はクロアチア旅行の隠れたベストシーズンと言えます。9月の初めは夏の延長のように暖かい日が続きますが、10月に入ると涼しさが増していきます。沿岸部では9月でも海水浴が可能なほど気温が高く、内陸部は爽やかな秋の気候となります。
　

特徴

・ゆったりと観光が楽しめる
夏の観光客が去り、観光地の混雑が緩和される時期です。ドブロブニクやザグレブを含む主要都市でも、静かに観光名所を巡ることができます。

・ワインツーリズムが盛ん
秋はぶどうの収穫期でもあり、クロアチア各地で地元ワインを楽しむことができます。イストリア半島ではワイナリー巡りや、オリーブオイルの試飲ツアーが人気です。

・自然の美しさ
プリトヴィツェ湖群国立公園などでは、紅葉した木々が湖に映り込み、幻想的な風景を作り出します。ハイキングや写真撮影が好きな方にとって、絶好のシーズンです。
　

冬（12月〜2月）

クロアチアの冬は地域によって異なります。アドリア海沿岸部は比較的温暖で、気温は5〜10°C程度。一方、内陸部や山岳地帯は寒さが厳しく、氷点下になることもあります。
　

特徴

・クリスマスマーケットを満喫
ザグレブはヨーロッパでも有名なクリスマスマーケットが開催される都市の一つです。イルミネーションで彩られた街並みや、ホットワイン、地元のグルメを楽しめる屋台が並び、冬ならではのロマンチックな雰囲気を堪能できます。

・スキーやスノーアクティビティ
山岳地帯ではスキーリゾートも充実しており、スノースポーツを楽しむのに適しています。特にスラヴォニア地方の山岳リゾートは冬のアクティビティに最適です。

・静けさを求める旅行に最適
冬は観光客が最も少ない時期です。ドブロブニクやスプリトなどの観光地も、混雑を気にせず散策できます。

　　　　　

　　　　

クロアチア旅行でいくべき都市と人気の観光スポット

クロアチアは多様な魅力を持つ都市が点在しており、訪れる場所によって全く異なる文化や風景を楽しめます。その中でも、特におすすめの都市を3つ選び、それぞれの人気観光スポットを3つずつご紹介します。
　

ドブロブニク (Dubrovnik)

「アドリア海の真珠」と称される美しい城郭都市で、ユネスコ世界遺産にも登録されています。中世の趣が残る街並みと、紺碧の海が魅力です。
　

おすすめ観光スポット

・城壁ウォーク (City Walls)
ドブロブニク旧市街を囲む城壁を歩くことができ、街並みやアドリア海の絶景を楽しめます。城壁の上から見る赤い屋根の家々と青い海のコントラストは必見です。

・スルジ山 (Mount Srđ)
ケーブルカーで登ると、旧市街とアドリア海を一望できる絶景スポットです。夕焼け時にはさらに美しい景色を楽しめます。

・ストラドゥン通り (Stradun)
旧市街の中心にあるメインストリートで、石畳の道沿いにカフェやショップが並びます。日中の活気ある雰囲気や、夜のライトアップされた街並みも見逃せません。
　

2. スプリト (Split)

ダルマチア地方の中心都市で、ローマ時代の遺跡と活気ある港町の雰囲気が融合しています。
　

おすすめ観光スポット

・ディオクレティアヌス宮殿 (Diocletian’s Palace)
ローマ皇帝ディオクレティアヌスが築いた宮殿で、現在も多くの人が暮らす旧市街の中心地。迷路のような街並みを歩くのは冒険のような楽しさがあります。

・マルヤンの丘 (Marjan Hill)
街を一望できる自然豊かな丘で、ハイキングやピクニックに最適です。展望台からはスプリトの街並みとアドリア海の美しい景色が広がります。

・リヴァ (Riva)
海沿いのプロムナードで、地元の人々や観光客が集まる憩いの場所。カフェでのんびりしたり、港の風景を楽しむのにぴったりです。
　

3. ザグレブ (Zagreb)

クロアチアの首都であり、文化や芸術、歴史が詰まった都市。モダンな雰囲気と中世の街並みが調和しています。
　

おすすめ観光スポット

・聖マルコ教会 (St. Mark’s Church)
カラフルなモザイク屋根が特徴の教会で、クロアチア国章やザグレブ市章がデザインされています。ゴルニ・グラード（旧市街）散策のハイライトです。

・失恋博物館 (Museum of Broken Relationships)
世界的にもユニークな博物館で、過去の恋愛や人間関係にまつわるエピソードと展示品が揃っています。意外と感動的な体験ができます。

・ドルニ・グラード（下町地区）とトミスラヴ広場 (King Tomislav Square)
美しい公園や広場が点在し、地元の文化やアートを感じることができます。特にクリスマスマーケットの時期はイルミネーションが施され、華やかです。
　　　　　

　　　　

クロアチアの治安と旅行者が気を付けるポイント

クロアチアはヨーロッパの中でも比較的治安が良い国とされています。観光客にとって安心して旅行できる国ですが、それでも注意すべきポイントはいくつかあります。

以下にてクロアチア旅行で気を付けたい治安に関する基本情報を徹底解説します。
　

1. 全体的な治安状況

・犯罪率が低い
クロアチアは凶悪犯罪が少なく、特に観光地では警察のパトロールも行き届いているため、安心して旅行を楽しむことができます。

・観光客を狙った軽犯罪
軽犯罪（スリ、置き引きなど）は観光地では発生することがあるため注意が必要です。

・地域ごとの治安差
大都市（ザグレブ、スプリト、ドブロブニク）は観光客が多い分、軽犯罪が発生しやすいですが、地方都市や村では犯罪率がさらに低くなります。
　

2. 具体的な注意点

　

スリ・置き引き

・発生しやすい場所

観光地の人混み（ドブロブニクの旧市街、スプリトのリヴァなど）
公共交通機関（バスやトラム内）
マーケットやイベント会場

・対策

・貴重品は分散して持ち、バッグのチャックをしっかり閉じる。
・リュックサックは前に抱えるか、手荷物として持つ。
・ホテルや宿泊施設のセーフティボックスを活用する。
　

詐欺やぼったくり

詐欺やぼったくりのリスクのあるシーン

・タクシーの料金
観光客とわかるとメーターを使わず高額請求されることがあります。

・お土産やレストラン
観光地価格で不当に高い料金を請求されるケースがあります。

対策

タクシーは公式アプリ（BoltやUber）を利用し、事前に料金を確認する。
レストランでは注文前に料金表を確認し、レシートをしっかりチェックする。
　

・観光地での押し売りや客引き

一部の観光地では、お土産やツアーの押し売りをする客引きがいます。しつこい場合もあるため、不要であれば断固とした態度で断りましょう。
　

3. 夜間の外出

・都市部の夜間治安
大都市では、夜遅くまで賑わっている場所（リヴァやストラドゥン通りなど）もありますが、深夜に人気のない場所を一人で歩くのは避けましょう。

・バーやナイトライフ
クロアチアのナイトライフは活気がありますが、飲み過ぎには注意し、飲み物を席から離れる際に置きっぱなしにしないこと。

4. 戦争の爪痕

クロアチアは1990年代に独立戦争を経験した歴史があり、一部の地域では地雷が埋められたままのエリアが存在します。ただし、観光地や都市部では全く問題ありません。

・地雷に関する注意
国立公園などで「立入禁止」の看板がある場所には絶対に近づかない。
ガイド付きツアーで安全に楽しむ。
　

5. 緊急時の連絡先

・警察 (Policija): 192
・救急車 (Hitna pomoć): 194
・消防 (Vatrogasci): 193
・総合緊急番号: 112
英語対応が可能な場合が多いので、問題が発生した場合はすぐに連絡を。

　　　　　

　　　

クロアチアのWiFi事情をご紹介！

クロアチアは観光地として人気が高いため、フリーWiFi環境も比較的整っています。

ただし、地域や施設によって利用状況が異なるため、事前に知っておくと便利です。以下に、クロアチアのフリーWiFi事情について詳しく解説します。
　

1. フリーWiFiが利用できる主な場所

クロアチアの観光客の多い都市てはフリーWiFiは比較的充実しています。
　

公共スペース

・市街地や広場:
大都市（ザグレブ、スプリト、ドブロブニク）や主要観光地では、多くの広場や公共スペースに無料WiFiが設置されています。例えば、ザグレブの主要広場やスプリトのリヴァでは、多くの場合「Free WiFi」と表示されているネットワークが利用可能です。

・バスステーション・鉄道駅:
一部の主要駅やバスターミナルでもフリーWiFiが提供されています。ただし、接続速度が遅い場合やアクセスが制限される場合もあります。
　

宿泊施設

・ホテルやアパートメント:
クロアチアの多くのホテルや宿泊施設では無料WiFiが標準的に提供されています。特に都市部や観光地の宿泊施設では、客室だけでなくロビーや共用スペースでも利用可能です。事前に予約サイトでWiFiの提供状況を確認しておくと安心です。

・ホステルや民泊:
低価格帯の宿泊施設でもWiFiが利用できることが多いですが、接続速度や安定性には差がある場合があります。
　

カフェ・レストラン

クロアチアのカフェ文化は非常に発展しており、多くのカフェやレストランでフリーWiFiが利用できます。WiFiのパスワードはメニューに記載されていることもありますが、店員に聞けば教えてもらえることがほとんどです。

一部のチェーン店（スターバックスや地元チェーンのTorterie Macaronなど）では、誰でも簡単に利用できるWiFiネットワークが整っています。
　

ショッピングモール・観光施設

大型ショッピングモールや観光施設（博物館、美術館）でも無料WiFiが利用できる場合があります。特に観光客向けのスポットでは、利便性を高めるためにWiFiを整備しているところが増えています。