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2024.12.12

イギリスとイングランドの違いや知っておきたいイギリスの基礎知識をご紹介!

イギリスに関する情報を調べていると、「イングランド」「イギリス」「ユナイテッドキングダム(UK)」「グレートブリテン」など、さまざまな名前や用語が登場します。

これらは実は、地理的・政治的に異なる意味を持つ言葉で、混乱することが多いかもしれません。

特に、「イングランド」「グレートブリテン」「ユナイテッドキングダム(UK)」という言葉は似ているようで異なる意味を持っており、それぞれが指す範囲や地域が異なります。
また、「イギリス」という言葉もよく使われますが、これがどの地域を指しているのかも曖昧に感じることがあります。

そこで、今回はこれらの言葉の意味や違いについて詳しくご紹介します。
 

それぞれの言葉の指す意味に関して知っておこう!

では早速、「イングランド」「イギリス」「ユナイテッドキングダム(UK)」「グレートブリテン」などが何を指しているのかをご紹介いたします。
 

1. イングランド(England)

「イングランド」は、イギリスを構成する4つの国の中で最も広く、人口が多い地域を指します。イギリスの首都であるロンドンも、このイングランドに位置しています。

イングランドは、歴史的に最も重要な地域であり、政治、経済、文化の中心として機能してきました。たとえば、シェイクスピアの故郷であるストラットフォード・アポン・エイボンや、世界的に有名な観光地ロンドンがあることからもわかるように、観光地や経済活動の中心地でもあります。

イングランドの特徴としては、広大な都市と田園風景が混在し、湖水地方やコッツウォルズなどの美しい自然景観も魅力的です。また、スポーツや音楽、文学などの分野でも重要な影響力を持ち続けています。
 

2. グレートブリテン(Great Britain)

「グレートブリテン」は、地理的な意味で使用される言葉で、イギリス本島にあたる地域を指します。

具体的には、イングランド、スコットランド、ウェールズの3つの国を合わせた島を「グレートブリテン」と呼びます。イギリス全体の名前としてよく誤解されることがありますが、「グレートブリテン」という名前は、単に本島の地理的な名称です。

グレートブリテンは、イングランドを中心に、スコットランドとウェールズを含む広大な島であり、ここにイギリスを構成する多くの都市や観光地が位置しています。イングランドが最も知られていますが、スコットランドやウェールズにも個性豊かな文化や観光名所がたくさんあります。
 

3. ユナイテッドキングダム(United Kingdom、UK)

「ユナイテッドキングダム(UK)」は、イギリスの正式な名称を少し短くした表記で正式には「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland」となります。

具体的には、イングランド、スコットランド、ウェールズ、そして北アイルランドを合わせた、4つの国から構成されています。これらはそれぞれ独自の文化、法律、教育システムを持ちながらも、政治的にはひとつの国家として機能しています。

ユナイテッドキングダムという名前は、イギリスの国際的な認識や政治的な枠組みを表すための正式な名称であり、イギリスの政府や外交、国際関係において使用されます。たとえば、オリンピックなどで「イギリス」として出場する場合、このユナイテッドキングダムという単位で表現されます。
 

4. 北アイルランド(Northern Ireland)

イギリスの一部である「北アイルランド」は、アイルランド島の北部に位置しいます。

北アイルランドは、アイルランド島全体を指す「アイルランド」とは異なり、イギリスの一部として独立しているわけではありません。北アイルランドは、政治的に非常に複雑な歴史を持ち、アイルランドとイギリスの間で数世代にわたって対立が続いていたことでも知られています。

現在の北アイルランドは、平和協定や歴史的背景を踏まえて安定した地域となっており、美しい自然景観や観光スポットが魅力です。例えば、ゲーム・オブ・スローンズのロケ地としても有名なアントリム海岸や、巨大な自然遺産であるジャイアンツ・コーズウェイなどがあります。
 

5. イギリス(Britain)

「イギリス」という言葉は、非常に多くの文脈で使われますが、「ユナイテッドキングダム(UK)」を指して使われることが多いです。しかし、厳密には「イギリス」という表現は、主に日常会話や国際的な文脈で使用され、イギリス全体を指すときに使われます。海外で「イギリスに行く」という時は、通常はユナイテッドキングダム(UK)のことを指していることがほとんどです。

イギリスという名前は、特に文化的、政治的なアイデンティティを表す際に用いられます。イギリスと言えば、ロンドンを中心に、観光、ビジネス、国際的な文化交流が盛んな地域として知られています。また、「イギリス英語」や「イギリス料理」、「イギリス文化」など、言語や文化的な面でも広く使用される名前です。
 

6. それぞれの違いと関係性

簡単に言うと、以下のように整理できます:

・イングランド:イギリスを構成する国の一つで、ロンドンを中心に広がる地域。

・グレートブリテン:イングランド、スコットランド、ウェールズの3つの国を含む島の地理的な名前。

・ユナイテッドキングダム(UK):イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドを含む国の正式名称。

・北アイルランド:アイルランド島の北部に位置し、イギリスの一部を構成する地域。

・イギリス:一般的にはユナイテッドキングダム(UK)を指す言葉で、文化や政治の中心地として広く認識されている。
 

イギリスに関する情報を整理しよう

これらの名前を整理することで、イギリスについて理解が深まります。観光や旅行でイギリスを訪れる際には、これらの地域の違いや関係を理解しておくと、さらに旅行を楽しむことができるでしょう。

例えば、ロンドンやオックスフォード、ケンブリッジなどの都市はイングランドにあり、エディンバラやグラスゴーはスコットランドにあります。ウェールズではカーディフが有名で、北アイルランドではベルファストやジャイアンツ・コーズウェイが観光名所です。これらの地域に合わせた旅行計画を立てることで、より効率的にイギリスを巡ることができます。

また、イギリスの地理的・政治的背景を理解することは、歴史的な名所や文化的なスポットを訪れる際にも重要です。イギリスがどのように統一されたのか、各地域の歴史的背景を知ることで、観光地や現地の文化をより深く楽しむことができます。
       

それぞれが何を指しているのか覚えておこう!

「イングランド」「グレートブリテン」「ユナイテッドキングダム」「北アイルランド」「イギリス」という言葉は、それぞれ異なる意味を持っています。イングランドはイギリスを構成する最も広い地域で、グレートブリテンはイングランド、スコットランド、ウェールズを含む島の名前です。ユナイテッドキングダムは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの国を合わせた国家名です。旅行を計画する際には、これらの違いを理解し、目的地

    

イギリスを構成する国を簡単にご紹介!

イギリスは4つの国から成り立っており、それぞれの国には独自の文化や歴史があり、観光地としても非常に魅力的です。
それぞれの国のイメージを持ってイギリス旅行に行くともっと楽しめるでしょう。

 

4つの国の人口と名目GDPをご紹介

イギリス(正式名称:グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)は、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの国から成り立っています。それぞれの最新の人口とGDP(国内総生産)を以下の表にまとめました。

国名 人口(推計) 名目GDP(推計)
イングランド 約56,000,000人 約2兆5,000億ポンド
スコットランド 約5,500,000人 約1,800億ポンド
ウェールズ 約3,100,000人 約800億ポンド
北アイルランド 約1,900,000人 約500億ポンド

※ 人口データは、最新の推計値を基にしています。
※ 名目GDPは、各国の経済規模を示す指標であり、ポンド(GBP)で表記しています。

これらのデータは、イギリス全体の経済状況や各国の経済規模を理解する上で参考になるでしょう。
ではイギリスを構成する4つの国の簡単にご紹介いたします。
 

1. イングランド (England)

イングランドは、イギリスで最も広く、人口が多い国であり、政治、経済、文化の中心地です。

首都ロンドンは、世界的に有名な観光名所が集まる都市であり、ビッグ・ベンやバッキンガム宮殿、大英博物館などの観光地があります。イングランドには、古代の城や美しい田園風景、湖水地方やコッツウォルズなどの自然景観も楽しめます。

イングランド旅行の前に知っておきたい、気候・都市・通信などの情報を徹底解説!
 

2. スコットランド (Scotland)

スコットランドは、イギリスの北部に位置する国で、壮大な自然景観と歴史的な名所が魅力です。

首都エディンバラは、エディンバラ城やロイヤルマイルで有名です。また、スコットランドには美しいハイランド地方が広がり、ネス湖やスカイ島、グレート・グレンの景色は観光客に人気です。スコットランドは伝統的な文化や音楽も色濃く残っており、タタンチェックやキルト、ハギスなども特徴です。

≫ スコットランド旅行の前に知っておきたい、気候・都市・通信などの情報を徹底解説!
 

3. ウェールズ (Wales)

ウェールズは、イギリスの西部に位置し、山岳地帯と美しい海岸線が魅力の国です。首都カーディフには、カーディフ城やウェールズ国立博物館があります。また、ウェールズには多くの国立公園があり、スノードニア国立公園やブレコン・ビアンズ国立公園などでハイキングやアウトドア活動を楽しむことができます。ウェールズは、独自のウェールズ語が話されており、文化的な独自性が感じられます。

ウェールズ旅行の前に知っておきたい、気候・都市・通信などの情報を徹底解説!
 

4. 北アイルランド (Northern Ireland)

北アイルランドは、アイルランド島の北部に位置し、UKの一部を構成しています。首都ベルファストは、産業革命時代の歴史的な街並みや博物館があります。

また、自然景観が美しい北アイルランドには、ジャイアンツ・コーズウェイやアントリム海岸など、世界的に有名な観光名所があります。北アイルランドは、アイルランドの他の部分とは異なり、UKの一部として政治的な背景が異なります。

≫ 北アイルランド旅行の前に知っておきたい、気候・都市・通信などの情報を徹底解説!
 

これらの4つの国は、それぞれ異なる文化、歴史、自然を持っており、イギリスを訪れる際には、各国の個性を楽しむことができます。

イギリスの4つの国で通貨やビザは異なるの?

イギリス(正式名称:グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)は、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの国から成り立っています。
これらの国々は、共通の通貨とビザ制度を共有しており、旅行者が複数の国を旅行する際にも国ごとの煩雑な手続きは必要ありません。
 

通貨について

イギリス全体で使用されている通貨は「ポンド・スターリング(GBP)」です。イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの各国間で通貨が異なることはなく、同じ通貨が使用されています。
 

ビザについて

イギリスへの入国に関するビザ制度は、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの全ての国で共通です。

2025年1月の入国から、イギリスへの入国には電子渡航認証(ETA)の取得が必要となります。ETAの申請はオンラインで行い、
申請料は1人あたり£10です。有効期限は2年で、パスポートの有効期限が切れるまで有効です。

以下の記事で詳細を紹介しておりますのでチェックしてみてください。

≫ イギリス旅行の際に必要なETAについてご紹介!2025年にイギリス旅行に行く方は忘れずに申請しよう!
       

イギリスの4つの国をまとめて旅行しよう!

イギリスを周遊する際、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの各国間で通貨やビザ制度に違いはありません。共通の通貨(ポンド・スターリング)とビザ制度(ETA)を利用して、スムーズに旅行を楽しむことができるのでせっかくなら色々な国を周遊してみてください。