フィリピン旅行が決まったら、現地で快適に過ごせるようにフィリピンの基本情報をチェックしておきたいところ。
海外旅行にいく際には国ごとに違うやマナーや注意点などもしっかりと頭に入れておきましょう。
今回はそんなフィリピンの旅行前に見ておきたい基本情報などをご紹介いたします。
フィリピン旅行に行く前に、まずはフィリピンがどんな国なのか簡単にご紹介します。
知っておいて損はない基本的な情報も詳しくご紹介いたします。
フィリピン共和国(英:Republic of the Philippines)
フィリピンは東南アジアに位置し、7,000以上の島々から成る多島国家です。美しいビーチや豊かな自然、活気あふれる都市など、多彩な魅力を持っています。
マニラ(英:Manila)
マニラはフィリピンの経済・文化の中心地であり、歴史的な建造物と近代的なビルが混在する都市です。イントラムロスやリサール公園などの観光スポットが人気です。
日本とフィリピンの時差は1時間です。(日本の方が1時間早い)
そのため、日本からフィリピンへの旅行では時差ボケの心配はほとんどありません。例えば、日本が午前10時のとき、フィリピンは午前9時です。
フィリピンの公用語はタガログ語(フィリピノ語)ですが、国内には約170もの異なる言語が存在します。
その関係で共通語として英語が広く使われており、観光地や都市部では英語でのコミュニケーションが可能です。ホテルやレストラン、ショッピングモールでは英語表記が一般的で、英語を話せる人も多いです。
フィリピンの通貨はフィリピン・ペソ(PHP)です。
・紙幣の種類:20ペソ、50ペソ、100ペソ、200ペソ、500ペソ、1,000ペソ ・硬貨の種類:1センタボ、5センタボ、10センタボ、1ペソ、5ペソ、10ペソ、20ペソ
為替レートは変動しますが、2024年8月時点での目安は以下の通りです:
100円 = 約39ペソ
両替は空港、銀行、ホテル、両替所などで可能ですが、空港のレートはやや不利な場合があるため、都市部の両替所を利用するのがおすすめです。
日本人がフィリピンを観光目的で訪れる場合、21日以内の滞在であればビザは不要です。
ただし、以下の条件を満たす必要があります。
・パスポートの残存有効期間が入国時点で6か月以上あること ・帰国または第三国へ出国するための航空券を所持していること
21日を超えて滞在する場合は、ビザの延長手続きを行う必要があります。延長申請はフィリピン入国管理局(Bureau of Immigration)で手続きをすることができます。
・気候:フィリピンは熱帯気候で、年間を通じて温暖ですが、雨季(6月~11月)と乾季(12月~5月)があります。
・電圧とプラグ:フィリピンの電圧は220V、周波数は60Hz。プラグ形状はA・B・Cタイプが使われています。
・飲料水:水道水は飲用に適していないため、市販のミネラルウォーターを購入するのが安全です。
・チップ文化:レストランやホテルではチップが必要な場合があり、サービスに応じて10~20ペソ程度を渡すと良いでしょう。
フィリピンを旅行する際に気になるのが雨季を避けて旅行に行きたいという時期の問題ではないでしょうか。
まず初めにご紹介すると、フィリピン旅行に最適な時期は、乾季である11月から4月です。
この期間は、降水量が少なく、天候が安定しているため、観光やビーチリゾートを楽しむのに理想的です。
11月から4月がフィリピンの乾季とご紹介しましたが、この期間にも少しの違いがあるのでご紹介いたします。
・11月から2月
気温がやや涼しく、湿度も低いので非常に過ごしやすい時期です。
特に12月から1月は観光客が多く訪れ、賑やかな雰囲気を楽しめます。
・3月から4月
気温が上がり、フィリピンではこの時期が夏として認識されています。
ビーチや島々を訪れるのに最適ですが、気温が高くなるため、暑さ対策が必要です。
・6月から10月
この時期フィリピンは雨季に入り、この時期は台風が発生することが多いです。
特に9月と10月は台風のリスクが高く、観光には向いていないですし飛行機の遅延や欠航のリスクもあります。
という事でフィリピンの旅行を計画する際には、乾季に訪れるのがベストという事を頭に置いておきましょう。
せっかくフィリピンを旅するならやりたい事に合わせて良い時期に旅行をするのがオススメです。
ただ、人気のシーズンを外すことでコスパよくフィリピン旅行を満喫出来るので、目的に合わせて旅行時期を検討すると良いでしょう。
フィリピン旅行でおすすめの都市とその観光スポットを3つずつご紹介します。
フィリピンの首都で、観光とビジネスの中心地です。
・イントラムロス
歴史的なエリアで、スペイン植民地時代の建物や城壁があります。フィリピンの歴史を感じることができます。
・リサール公園
フィリピンの国民的英雄、ホセ・リサールを記念する公園で、博物館や記念碑があります。
・マニラ・オーシャン・パーク
海洋生物や動物と触れ合える大型水族館で、家族連れにも人気です。
セブはビーチリゾートと歴史的名所が両方楽しめる都市です。
・マゼランの十字架
16世紀に建てられた歴史的なシンボルで、フィリピンのカトリックの影響を象徴しています。
・オスロブ(ジンベエザメとシュノーケリング)
セブの南部で、ジンベエザメと近距離で泳げる体験ができます。
・カワサン滝
美しい滝で、カヤックやシュノーケリングが楽しめます。
ダバオは自然が豊かで、アウトドアアクティビティが充実しています。
・マウントアポ
フィリピンの最高峰で、登山やトレッキングを楽しむことができます。
・ダバオ・クロコダイルパーク
クロコダイルやその他の動物が観察できる施設で、教育的な要素も強いです。
・パナコット・ビーチ
美しいビーチで、リラックスした時間を過ごすことができます。
これらの都市はそれぞれ異なる魅力を持っており、フィリピンの多様な文化や自然を楽しむことができます。
旅行をする際に気になるのがフィリピンの治安だと思います。
フィリピンは治安が悪いというイメージを持っている方も多いと思います。フィリピンの治安は年々改善されつつあると言われており、10年以上前と比較すると良くなっている部分はありますが、基本的には治安の悪い国と考えて行動するのが良いでしょう。
特にマニラやセブなどの大都市では、スリや詐欺に置き引きなどの被害が多く、貴重品の管理は特に注意が必要です。
貴重品はホテルのセーフティボックスに保管し、外出時には必要最低限のものを持ち歩くようにして被害を最小限の抑えるように気を付けましょう。ただしっかりしていないホテルの場合、ホテル内に置いておいた貴重品が無くなるという可能性もあるのでしっかりしたホテルに滞在するのがオススメです。
また、一部の地域では、治安が不安定な場所もあり、特にミンダナオ島の一部地域では、テロや誘拐のリスクがあるため、訪れる際はかなり注意が必要な地域もあります。
\ セブ島の治安はこちら /
では、そんな危険な部分のあるフィリピン旅行で気を付けるポイントをご紹介いたします。
スリ・ひったくり対策として、外出する際にはかばんは常に目の届く、体の前方で持つようにしましょう。
また、チャックの無いトートバッグやハンドバッグは中が見えるため、狙われる可能性が高まります。
また、後ろのポケットに財布を入れている人を見かける事もありますが、人混みなどで狙われる可能性があるのでご注意ください。
当然、カバンでカフェやレストランの場所取りをするなどは絶対にしないようにしましょう。
アクセサリーやブランドバッグなどを身に着けて街を歩いていると、犯罪者集団に狙われる可能性が高まります。
ネックレスを引っ張られて奪われたり、スマホをバイクに乗った人にひったくられたり、ブランドバッグをひったくられたりと高い物は狙われる可能性が結構高いので、ドレスコートのあるレストランなどに行くとき以外は普通の服装を心がけると良いでしょう。
フィリピン人の認識として日本人は外出時に現金をかなり持っているという印象を持たれており、窃盗事件や強盗事件にに巻き込まれるリスクが高く、ぼったくりの被害にも遭いやすいと言えます。
近くのコンビニに行く時などの場合には必要最低限に留めたり、観光に行く際にもその時に使う分以外の現金は持ち歩かないようにするのが良いでしょう。
また、フィリピンでの犯罪に遭う場合ですが、犯罪者が刃物や銃などの凶器を持っている可能性が高いので注意が必要です。
よくあると言われているのがタクシー強盗で、タクシーに乗ってしばらく走るとタクシーに男が乗り込んできてナイフなどの凶器を突き付けられて金品を奪われるという手口です。
こういった強盗被害に遭いそうになっても渡しても問題ない金額だけを持ち歩くのが良いでしょう。
フィリピンの犯罪では銃が利用されることもあり、人通りの少ない道や夜道などで銃を突き付けられる強盗被害に遭う可能性があります。男女関係なく強盗被害にあう可能性があるため、人通りの少ないエリアや夜間の外出は避けるようにしましょう。
また、女性の夜間の外出は強盗だけでなく、強姦被害の危険性も高まります。
夜間の外出は避けて、どうしても夜間の外出が必要な場合には、複数人で移動するようにするのが良いでしょう。
また、滞在エリアによって危険な地域があるため、事前にしっかりと調べて行動するようにしましょう。
フィリピンは東南アジアの中でも治安が悪い方の国になるので、しっかりと意識をして事件に巻き込まれないようにしましょう。
また、被害に遭った場合も最小限に被害を抑えるために、持ち歩く金額を調整したり、安全なホテルに滞在するなどして安全対策もしっかりと講じておくのがオススメです。
フィリピンのWiFi事情については、都市部では年々改善が進んでいるものの、まだ地域によって接続環境に大きな違いがあります。
ここでは、フィリピンの主要都市や観光地、地方のWiFi状況、また、安定した通信環境を確保するための手段について詳しく解説します。
フィリピンの主要都市、特にマニラやセブ、ダバオなどの大都市では、WiFiインフラが発展してきています。多くのホテル、カフェ、レストラン、ショッピングモール、空港などの公共の場所で無料WiFiを利用することが可能です。
マニラのニノイ・アキノ国際空港やセブのマクタン・セブ国際空港では、比較的安定した無料WiFiが提供されており、到着後すぐにインターネットを利用することができます。
カフェやレストランでもWiFiが設置されていることが多く、特に「Starbucks」や「Coffee Bean & Tea Leaf」などの有名チェーン店では、パスワードを提供してくれることがほとんどです。また、ホテルでは無料WiFiが標準的に提供されていますが、高級ホテルではより高速な有料プランも選べる場合があります。
地方都市や観光地では、WiFi接続がやや不安定な場合が多く、接続速度も遅いことが一般的です。特に田舎や離島エリアでは、インターネットインフラが整っていないため、WiFiがまったく提供されていないケースもあります。
観光客に人気のパラワン島やボラカイ島などでは、主要なリゾートやレストランでWiFiが利用可能ですが、速度はそれほど速くないことが多いため、大量のデータを必要とする作業には不向きです。
フィリピン全体のインターネット接続速度は、世界的に見てもまだ遅い部類に入ります。
フィリピンの通信事業者が提供するインターネット速度は、地域によって異なりますが、主要都市での速度は平均して15Mbps〜30Mbps程度です。
地方では速度がさらに低下することがあります。また、ピーク時間帯や多くのユーザーが同時に接続している場合、速度が大幅に落ちることがあります。
フィリピンで提供されている公共WiFiは、セキュリティ面で注意が必要です。特に、パスワードのないフリーWiFiはハッキングのリスクが高いため、オンラインバンキングやクレジットカード情報を扱う際には、できるだけ公共WiFiを避けるか、VPNを利用してセキュリティを強化することをお勧めします。
\以下の記事をチェック/
・プリペイドSIMカード
現地でプリペイドSIMカードを購入し、モバイルデータ通信を利用するのが便利です。ホニアラの空港や街中の通信キャリアショップで購入でき、比較的安定したインターネット接続が得られます。ただし、データ速度は日本や他の都市と比べて遅めです。
・ポケットWi-Fiのレンタル(事前準備)
日本からポケットWi-Fiをレンタルしていく方法もありますが、フィリピンでの対応範囲は限定的なため、確実に使えるかは確認が必要です。
・eSIMの利用
eSIMが使えるスマートフォンを持っている場合、現地の通信会社や国際的なデータプランを提供するサービスからeSIMを購入しておくと、接続がスムーズになる場合があります。
フィリピンを旅行する際には外ではモバイル通信環境を準備しておくのが良いでしょう。
ホテルのWiFiだけだと、外を移動する際に通信が利用出来なかったり、WiFiが不調だと通信ができなかったりと不便です。
上記でご紹介したような通信手段を用意しておけば、安心してフィリピンの旅行を楽しめます。