海外旅行中に最も多い被害の一つはスリです。
どこの国に行くとしても、スリや置き引きの被害は多いため、対策をしっかりと講じる必要があります。
特に人気の観光地や公共交通機関など、人が多く集まる場所では注意が必要です。また、人が多くない場合にも、日本と同じ感覚で荷物を管理するのは非常に危険です!
今回はそんな海外旅行の際のスリ被害を防ぐための対策をご紹介いたします。
海外旅行を楽しむためには、スリや盗難の被害に遭わないようにしっかりと準備を行うことが重要です。
特に観光地ではスリが多発している場所もあり、旅行者は常にターゲットになりやすい存在です。
ここでは、効果的なスリ対策を5つご紹介します。
まず基本中の基本ですが、クレジットカードや現金、パスポートなどの貴重品を全て一箇所で管理している場合には、その1カ所が被害に遭うとどうしようも無くなります。
それらをまとめず、複数の場所に分散させることで、万が一スリの被害に遭っても全てを失うリスクを減らすことが出来ます。
観光客が高価なブランドバッグを下げていると狙われやすくなるので、人混みや観光地に行く際には高級なブランドバッグなどは避けて、目立たないバッグを使用することで、スリのターゲットになりにくくなります。
バッグが高価な場合には置き引きやひったくりの被害にも遭いやすくなってしまいます。
貴重品を管理する場所ですが、腰などに巻く体に密着するタイプのポーチにパスポートや予備のカードや予備の現金などの貴重品を入れて、上から服を着ることでスリに気づかれにくくなり、狙われる確率が低くなります。
旅行用のスリ対策のポーチは色々な種類があるので、一つ持っておくと便利です。
海外旅行の街歩き用にバッグを持っていくという方も多いと思いますが、持っていくバックはファスナーや留め具などで中が見えなくなる、簡単に開けられないタイプがオススメです。
また、常にバッグを体の前に持つことで、スリに対する抑止力が高まります。
人混みで突然押されたり、ぶつかられたり、引っ張られたりした場合に注意が必要です。これはスリの手口の一つで、注意を逸らしている間に貴重品を狙われることがあるのでそういった時こそ貴重品に気を付けましょう。
また、話しかけて気をそらした隙に別動隊がスリや置き引きをする場合もあるので話しかけられた時も注意が必要です。
上記でご紹介した5つのポイントに気を付けるだけで、スリ被害に遭う可能性はかなり低くなるでしょう。
また、パスポートなどの身分証明書や各種予約類のコピーを準備したり、クレジットカードの予備や緊急時の現金などを用意することで万が一被害に遭った場合にも落ち着いて行動することが出来ます。
狙われるのは現金などの貴重品というイメージが多いですが、結構多いのがスマホの盗難被害です。
特にiPhoneなどの転売価格が高額なスマホは狙われやすい傾向にあり、日本と同じようにスマホで席を取ったりすると普通に盗まれる場合が多いのでスマホの取り扱いにもご注意ください。
海外旅行中はスマホで写真を撮ったり、地図を調べたりとスマホを使う頻度が高いので、カバンの簡単に取出せる場所に入れるという方も多いと思いますが、スマホも財布同様にしっかりと見えない場所にしまうのが良いでしょう。
ズボンのポケットに入れるのもポケットが浅い物だと狙われやすいのでご注意ください。
スマホを万が一紛失・盗難した際に、画面ロックがかかっていないと、中の情報を悪用される可能性があるので、画面ロックはしっかりとかけておきましょう。
スマホには重要な情報が入っているので、簡単に悪用されないようにしましょう。
最近のスマホはかなり高額になってきているので、紛失・盗難に遭った際に買い替えるのもかなり費用が掛かりますが、海外旅行保険に加入しているとポリスレポートなどを提出することで補償される場合もあります。
ご自身の海外旅行保険が紛失・盗難時の補償があるか確認しておきましょう。
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海外旅行に行く前に、観光地やレストランのリストを作る人は多いですが、忘れてはならないのが「緊急連絡先」の確認です。
万が一のトラブルに備え、現地の重要な連絡先を把握しておくことで、安全で安心な旅行を楽しむことができます。
国ごとに警察・消防・救急の電話番号が異なります。以下は主な国の例です。
・アメリカ:911(警察・消防・救急共通)
・イギリス:999 または 112
・フランス:警察 17 / 消防 18 / 救急 15
・オーストラリア:000
・韓国:警察 112 / 消防・救急 119
・タイ:警察 191 / 救急 1669
訪問予定の国の緊急連絡先を事前にメモしておきましょう。
海外でパスポートを紛失したり、予期せぬトラブルに巻き込まれた場合、日本大使館や領事館が頼りになります。
外務省の公式サイトや「たびレジ」に登録し、緊急時のサポートを受けられるようにしておきましょう。
クレジットカードを紛失・盗難された際は、すぐにカード会社へ連絡し、不正利用を防ぐ必要があります。
自分の使っているカード会社の海外からの緊急連絡先を確認し、メモしておくと安心です。
病気やケガをした際、海外旅行保険のサポートデスクに連絡することで、キャッシュレス診療の手配ができる場合があります。
保険会社の緊急連絡先も忘れずにチェックしましょう。
滞在するホテルや利用するツアー会社の緊急連絡先を控えておくと、遅延やトラブル時に役立ちます。
旅行前に緊急連絡先を確認し、スマートフォンに保存したり、紙にメモして持ち歩くことをおすすめします。万が一の際にも冷静に対処できるよう、しっかりと準備しておきましょう!
安全に楽しい海外旅行を!