海外旅行が決まったら現地でスマホを使う準備を進めましょう!
インターネット通信環境を環境を用意する方法は色々ありますが、価格や操作性を考慮するとeSIMが最適です!
ただ、eSIMを使った事が無い方は「難しそう」というイメージを持っている方も多いと思います。
また、eSIMはeSIM対応機種でしか使えないので、自分のスマホがeSIMに対応しているのかを知っておく必要があります。
今回はそんなeSIMの設定方法と対応機種の見分け方について徹底的にご紹介します!
これから海外旅行でeSIMを使ってみようかなと思っている方はこの記事を参考にしてみてください。
eSIMはどうやって設定するの?
まずは、eSIMを使った事が無い方のためにeSIMの設定方法をご紹介いたします。
eSIMを使うにはスマホの本体に内蔵されている空白のSIMカードにインターネット接続に必要な情報を書き込んで利用できるようにする必要があります。
こう聞くと難しそうと思うかもしれませんが、利用者がやることは設定用QRコードを読み込むだけです。
eSIMを取り扱っているサイトは色々ありますが、どこのサイトもeSIM購入後に設定用QRコードが手元に届きます。
そのQRコードを設定画面から読み込むだけで登録することが出来るので、かなり簡単です。
iPhoneとAndroidスマホで設定方法が若干異なりますが、基本的には以下の流れで設定することが出来ます。
1. eSIMを設定する
では、eSIMの設定方法をご紹介します。
スマホにeSIMを設定する際に必要な物は以下の3つです。
① SIMフリーのeSIM対応スマホ
② インターネット環境*WiFi推奨
③ 購入したeSIM設定用QRコード
上記の3つがあれば簡単にeSIMを設定することが出来ます。
尚、eSIMを設定する際の注意事項を以下にて2点ご紹介いたします。
注意すべきは海外渡航後にeSIMの設定をする場合には、WiFi環境が必要になる点です。また速度が遅いとeSIMの設定に時間がかかったり設定に失敗する場合があるので現地空港のWiFiや機内WiFiでは上手く設定出来ない可能性があります。
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▶ QRコードを読み込むと開通する
また、eSIMはQRコードを読み込んだ時点で開通されて、利用期間がスタートするのであまり早く設定すると期間が足りなくなる可能性もあります。
eSIMの設定方法(iPhoneの場合)
では、早速iPhoneでのeSIM設定の流れをご紹介いたします。
まずは、iPhoneで「設定アプリ」を開いて、「モバイル通信」という項目を開いてください。
そうすると「eSIMを追加」という項目があるので、それを選択します。
eSIMを追加を選ぶと、上記のSTEP4の画面が表示されるので「QRコードを利用」を選択してください。
そうするとカメラ画面が起動するので、その枠内にQRコードが入るようにして、QRコードをスキャンします。
通信速度にもよりますが、30~1分程度でSTEP6の「eSIMをアクティベート」の画面が表示されますので、「続ける」を選択して下さい。
これでeSIMの読み込みは完了ですが、次にeSIMの設定を進めて行きます。
まずは、STEP8で新たに追加したeSIMに「副回線」や「モバイルデータ回線」といった任意の名前が付いているので、それを選択して分かりやすい名前に変更します。
ココではTRAVeSIMに変更していますが、「旅行」という項目を選択しても良いですし、ここは自分で分かるように設定すれば問題ありません。
モバイル通信プランの名称の設定が完了した後に、モバイル通信でどちらのSIMカードで通信を行うかという設定が表示されます。
この設定はすぐにeSIMを使い始めるかそうでないかで「主回線」を選ぶか新たに追加した「TRAVeSIM」を使うのか変わってきます。
・ すぐにeSIMでデータ通信を使いたい場合
➡ 新たに追加した「TRAVeSIM」を選択
・まだ使わない場合
➡ いま使っている「主回線」を選択
データ通信を行う回線の選択が終了したら、iMessageとFaceTimeの設定が出てくるので、これは普段使っている主回線を選択してください。
最後にに続けるを押してeSIMの追加作業は完了です。
今回登録したTRAVeSIMはアジア周遊タイプと世界周遊タイプの2種類があるのですが、利用の際にはeSIMの「国際ローミング」をONにする必要があります。
国際ローミングの設定方法は以下の流れで行えます。
先程の設定の流れでモバイルデータ通信の設定を主回線にしているので、そこの切換え方法を含めて以下にてご紹介いたします。
先程と同様に「設定アプリ」から「モバイル通信」を選択して下さい。
モバイル通信を開いて、一番上に「モバイルデータ通信 主回線>」と書かれていれば、スマートフォンは主回線で通信を行っているという事になります。
現地で利用する際には、ここが主回線ではなく先程追加したeSIMになっているのかを見るとすぐに分かります。
切り換える際にはそこをタップしてください。
そうすると先程追加したeSIMの名前が表示されているので、そのSIMカードにチェックを入れます。
これで、スマートフォンの通信が主回線から追加したeSIMに切り替わります。
通信の切換えが完了したら、一つ前の画面に戻って、「SIM」という項目にある追加したeSIMの名前をタップしてください。
そうするとそのSIMカードの設定を変更できるようになるのですが、その中にある「データローミング」の設定をONにしてください。
これで追加したeSIMでのデータ通信は国際ローミングを利用可能になります。
TRAVeSIMは世界で使えるローミングSIMなので設定に加えてローミングをONにする必要があるのですが、これにより全ての対象国で購入したパッケージを利用できるようになります。
これでTRAVeSIMの設定は完了です。
尚、単国用のeSIMは国際ローミングの設定はしなくても利用可能です。
ちなみにAndoridも同様の流れで設定を行えるので、上記を参考に設定してみてください。
自分のスマホはeSIMが使えるのか確認する方法
eSIMがQRコードを使って簡単に利用できるのはお分かりいただけたかと思いますが、自分も今使っているスマホはeSIMが使えるのかどうかわからないという方も多いと思います。
iPhoneをお使いの方はiPhoneXR/XS以降のモデルであればeSIM機能が付いている形になります。
Andoridスマホお使いの方は、基本的には先ほど設定の流れでご紹介した「eSIMを追加」という項目があるかが重要になります。
この項目があればeSIMに対応している機種です。
ただ、eSIMに対応していてもSIMロックがかかっていると他社のeSIMを使う事が出来ないので、こちらもご注意ください。
iPhoneの「eSIMの追加」の場所に関しては先ほどご紹介したので、Andoridの場合の確認方法をご紹介します。
ただ、Andoridは機種によって名称や配置が若干異なる場合もあるのでご注意ください。
上記の通り設定アプリを開いて「接続」の項目を選択してSIMカードマネージャーを開いた際に「料金プランを追加」や「eSIMを追加」という文言があればeSIM対応スマホです。
また、端末情報からも以下の流れで確認することが出来ます。
上記のようにデバイス情報という項目を探していただき、SIMステータスという表示があれば、スロットに2をタップしてみてください。
そうするとSTEP3のようにSIMカードの情報が出てくるのですが、その中に「EID」という項目があればeSIM対応スマホなのでeSIMの利用が可能です。*購入時にEIDが必要なeSIMサービスもあるので、そういった場合にはこの項目を購入時に入力する必要があります。
Androidスマホをお持ちの方で、自分が使っているスマホがeSIMに対応しているのか確認したいという方は、上記の2つの方法のいずれかで自分のスマホを確認してみてください。
一度使ってみるとかなり簡単!
eSIMの利用方法をSTEPに分けてご紹介すると結構複雑そうと感じるかもしれませんが、1回使ってみるとかなり設定はQRコードを読み込むだけとかなり簡単です!
まだ海外旅行でeSIMを使った事が無いという方は是非一度使ってみてください!