街中を歩いている時にスマートフォンのWi-Fiの設定をONにすると、様々なWi-Fiが飛んでいるのを確認できると思いますが、基本的には「パスワード」が設定されており何もせずに利用することはできません。
自宅や会社などの普段からよく行く場所のWiFiは一度接続することで、Wi-Fiの範囲に行くと自動で接続できるようになります。またカフェやホテル空港など自由に使えるWi-Fiが使える場所もあります。
一般的にWi-Fiの通信速度はスマホでの通信速度と比較して高速で快適に利用出来ます。
そんな便利で快適なWi-Fiですが、セキュリティを意識して利用することは少ないと思います。
自宅や会社のWiFiと比べて、街中のフリーWiFiは「情報漏洩」や「ウイルス感染」のリスクが高いので意識して利用する必要があります。
今回はそんなWi-Fiの危険性に関してご紹介いたします。
自宅のWiFiに関しての注意事項
まずは、ご自宅のWiFiに関してご紹介いたします。
現在のご自宅のWiFi環境と比較して確認してみて下さい。
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Wi-Fiモデムは最新のものを
まずは、ご自宅に設置しているWi-Fiの端末モデムに関してですが、定期的にモデルを最新の物にすることをお勧めします。
Wi-Fiのモデムは故障することはあまりないので、買い替えずにずっと古い物を使っているという方も多いかもしれません。
古いWi-Fiモデムを利用するデメリットとして「暗号化形式が脆弱」「回線の通信速度を100%発揮できない」「Wi-Fiの範囲が狭い」といったデメリットが挙げられます。
セキュリティーに関していうと「暗号化形式が脆弱」という点が一番大きなデメリットですが、暗号化形式が「WEPやWPA」という方式になっている方はそろそろ買い替えを検討してもいい時期でしょう。
買い替える際には「WPA3、WPA2」という暗号化形式に対応した機種への買い替えがおすすめです。
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ファームウェアは簡単に電子機器を動作させるための仕組みで、基本的には「深刻なバグ」や「更新すべきアップデート」があった際に新しいバージョンが公開されます。
ご自身でWiFiルーターのファームウェアの更新情報を確認するのは面倒なので、初期設定の際に自動更新がONになっているか確認しOFFの場合には更新をするようにしましょう。
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SSID(Wi-Fiの名前)とパスワードは自分で設定しよう!
WiFi端末のセキュリティーが高くても、SSID(WiFiの名前)とパスワードはしっかりとご自身で設定されることをお勧めします。
SSIDはWiFi接続をしたい時に表示されるWi-Fiの名前で、これを個人の名前や部屋番号、電話番号などの簡単な物に設定される方もいらっしゃいますが、基本的には特定されない物にするのがおすすめです。
また、機種名をそのまま利用される方もいらっしゃいますが、機種が特定されると「ログイン画面へのアクセス」や機種に起因した脆弱なポイントを攻撃される可能性もあるため機種名が分かるSSIDも危険です。
Wi-Fiの名前になるSSIDは特定されない物に変更することをお勧めします。
また、パスワードに関して「電話番号」や「自分の名前」「000000」などの特定されやすい数字などは避けて設定をするようにしましょう。
初期設定のパスワードは本体に記載してありますが、本体の裏面を見て勝手に誰でも使える状態を避けるためにも初期パスワードからしっかりとしたパスワードへ変更しましょう。
一度パスワードを知られてログインされると端末の設定やセキュリティー設定を変更される可能性もあるので注意が必要です。
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自分のWi-Fiで接続できるPCやスマホなどの機器を限定するという方法もありますが、MACアドレスでの制限を行うので、少々設定に知識が必要です。基本的にはSSIDとPWDを特定されにくい物にして頂ければ、そこまで設定を行わなくても問題ないでしょう。
自宅・会社以外のWiFiに関しての注意事項
自宅や会社などの自分・または会社がしっかりとセキュリティーの管理を行っているWi-Fi以外に接続を行う場合には、自宅や会社のWiFi接続時と比べてさらに注意事項が必要となります。
ホテルやレストランなど外出先で気軽にインターネットを利用出来て便利なフリーWi-Fiですが、利用の際にはしっかりと確認し問題ないかをチェックする事をお勧めします。
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通信が暗号化されているかチェック!
便利なフリーWi-Fiですが、接続時に以下のような注意書きが出る物もあるという事をご存じでしょうか。
上記のような注意事項が出てきて、接続時にチェックボックスで同意して利用するようなイメージですが、こういったWiFiは情報漏洩に繋がりやすいので、利用しないまたは利用する際にはVPNなどを利用することをお勧めします。
日本語で上記のような記載があれば確認できますが、海外旅行などで英語で記載されていると、気づかずに進んでしまったり、カフェやレストラン、ホテルの場合には特に注意事項がなく接続する場合もあるので、
WiFi接続時にSSIDを選択するかと思いますが、その時にSSIDの横に鍵のマークがついている物は暗号化〇ない物は暗号化×という事を覚えておきましょう。
上記でVPNという言葉が出てきていますが、VPNを使えばスマホからデータを送信する際に通信データを「暗号化」し「トンネル」の中を通して安全に通信を行えるので特に海外旅行の際には利用される方が多いサービスです。詳細は以下の記事をチェックしてみて下さい。
≫ 海外旅行の通信のセキュリティーを高めるVPN!個人情報・カード情報・ログイン情報を守る!
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また、暗号化の方式が最新ではなく、WEPなどのレベルの低い方式を使っているフリーWiFiも多く、そういった場合には「プライバシーに関する警告」が表示されることがありますが、これはセキュリティの基準を満たしていないWiFiに接続する際に表示されます。
暗号化レベルの低いWi-Fiを利用する場合にもやはりVPNが役立ちます。
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よく分からないWi-Fiには繋がない!
時々、WiFi一覧からどれかパスワードなしで繋がるWi-Fiがないか片っ端から繋げて確認している人がいますが、どこが提供しているか分からないWi-Fiに接続してデータを傍受されたりウイルスに感染したりと危険があるので、提供元が良く分からないWi-Fiには接続しないようにしましょう。
また、悪意を持ってレストランやホテルの名称のSSIDを用意して、接続した人の通信の傍受などを行うケースもあるので、しっかりとホテルやレストランが提供しているかを確認してから接続するようにしましょう。
また、先述した通りホテルが提供している場合にも、暗号化がしっかりされていない場合にはVPNを利用するなどご自身でしっかりと対策を行いましょう。
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VPNは通信でやり取りされる個人情報やカード情報、ログイン情報といったデータを「第三者からの傍受」や「情報漏洩」から守ることが出来るサービスです。
「暗号化」や「トンネリング」などの技術が詰まったVPNの詳細は以下の記事からチェックしてください。
≫ 海外旅行の通信のセキュリティーを高めるVPN!個人情報・カード情報・ログイン情報を守る!
Wi-Fiを知って快適インターネット生活!
外ではスマホに入っているSIMカードで通信を行うケースが多いと思いますが、データの消費などを考えるとフリーWi-Fiをうまく活用することでSIMカードでのデータ容量の節約もできます。
ただ、利用する際には今回ご紹介したような内容に気を付けて利用することが重要です。
また、自宅のWi-Fiも知らない間にセキュリティーレベルが下がっているかもしれません。
定期的にWi-Fi環境を見直すことも快適なインターネット生活には欠かせません!