海外で生活していると年に数回の一時帰国が楽しみという方も多いと思います。
何度か一時帰国をしていると、慣れて頭にパッと何を準備すれば良いか思い浮かぶかと思いますが、初めての一時帰国という場合にはなかなか何を準備すれば良いか分からないという方もいらっしゃいます。
今回はそんな初めての日本への一時帰国の準備に関してご紹介いたします。
日本への一時帰国前に確認・準備するべきこと
日本へ一時帰国する際に事前に確認しておくべき項目をいくつかご紹介いたします。
以下の内容を参考にこれからの一時帰国の準備の確認をしてみてください。
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・パスポート(ビザ)
まずはパスポートです。ここは問題ないと思いますが年のためご紹介いたします。
海外生活において何かと重要なパスポートやビザに関しては事前にしっかりと確認を行いましょう。
● パスポートの有効期限
日本に一時帰国して元の国に戻る際に、パスポートの残存有効期間が問題ないか確認しておきましょう。
期間に関しては国によって様々ですが多くの国で6ヵ月以上必要な場合が多いです。日程が決まったら帰国予定日から残存有効期間が問題ないか確認しておきましょう。
● ビザ(リエントリー)
ご自身の取得しているビザの種類にもよりますが、1回限りのビザは、出国した場合か有効期間が満了した場合に失効する場合が多く、再入国用の許可を事前に取得しておく必要がある国が多いです。
ご自身の滞在している国のルールを事前にチェックしておきましょう。
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・航空券の予約
次に航空券の予約ですが、日程が決まったら早めに予約することをお勧めします。
日系企業に勤めている場合には、日本の繁忙期や長期休暇とかぶることも多く、そのタイミングで希望の便に席がなかったり、高額になっていたりと直前の予約はあまり良いことがありません。
特に遠方から乗り継ぎ便を使っての一時帰国の場合にはスムーズな乗り継ぎのためにも早めの予約を心がけましょう。
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・宿泊先の予約
次に宿泊先の予約を行いましょう。実家に宿泊する予定の方は特に必要ないですが、ホテルや旅館を予約するというかは時期に注意!こちらも先ほどの航空券と同様に日本の繁忙期や長期休暇とかぶると価格が高騰するのでご注意ください。せっかくの一時帰国で泊まりたい場所に泊まれるようにしっかりと事前に準備をしましょう。
ホテルの予約サイトでネット予約すればかなり簡単です。
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・配車アプリの準備
地域にもよりますが、日本でもタクシーを手配する配車アプリが充実しており、移動の際に配車アプリを1つ入れておくと色々と便利です。
代表的な配車アプリは以下の通りです。
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サービス名称 | iPhoneアプリ | Androidアプリ |
GO | ダウンロードページ | ダウンロードページ |
Uber | ダウンロードページ | ダウンロードページ |
DiDi | ダウンロードページ | ダウンロードページ |
対応地域ではない場合もあるので、事前にチェックしておきましょう!
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・通信環境の準備
ここまで準備が完了したら、日本でスマホを利用する際の通信手段を検討しましょう。
日本のSIMカードを契約したままという場合には、現地のSIMカードと入れ替えて利用することが可能ですが、そうでない場合には「レンタルWiFi」「国際ローミング」「現地SIM」「現地eSIM」の4種類からご自身に合った通信手段を予約しましょう。
● レンタルWiFi
ご家族などで一緒に行動される場合には、1台のレンタルWiFiをシェアしてお得に日本での通信手段を確保することが可能です。レンタルしたモバイルWiFiに接続するだけなので設定が簡単!
WiFi端末のバッテリーが切れると使えなくなるので、スマホよりバッテリーの持ちが悪いのでレンタルしたWiFiバッテリー残量の管理が重要。
● 国際ローミング
国際ローミングは現在お住まいの国で契約しているSIMカードに海外のパッケージを付けて利用する方法。国や契約キャリアによりますが、事前申し込みが必要な場合が多く、申し込みなく利用すると高額な請求に繋がりやすく費用も高額な場合が多い。
● 現地SIM
日本の空港でもSIMカードを購入できる場所が増えており、比較的気軽に利用できるようになってきた。ただ比較的高額なプランが多く、お得感は少ない。
スマホのSIMカードを入れ替えてAPNの設定を行うことで利用可能になり、慣れていれば設定自体は簡単なので、利用する一時帰国者も多い。
● 現地eSIM
インターネットで日本で使えるeSIMを購入し、届いた設定用QRコードをeSIM対応スマホで読み込むことで設定が出来るので使ってみると簡単に利用できる。色々な会社が日本向けeSIMを提供しており、現地SIMと比べてお得なプランを提供していることが多い。
eSIM対応スマホでしか使えないのがデメリットですが、eSIM対応スマホをお持ちの方にはオススメの通信方法。
それぞれの通信手段に関して以下の記事でご紹介しておりますので是非チェックしてみてください。
≫ 海外旅行の通信の選び方!自分に合った通信手段で快適インターネット!
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日本への一時帰国に持っていくものや便利なアイテム
日本への一時帰国に持っていく物は何があるのでしょうか。
必需品と便利アイテムに分けてご紹介いたします。
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必須アイテム
まずは日本への一時帰国に必須のアイテムをご紹介いたします。
・パスポート | これがないと日本に行くことが出来ない必須アイテム。 |
・航空券 | 空港によっては電子チケットNGの場合もあるので印刷推奨。 |
・ビザ | 再入国時の準備もしっかりと。 |
・現金 | 日本に入国する前にしっかりと準備しましょう。 |
・スマホ | 情報収集や経路検索などに大活躍 |
・通信手段 | スマホを使うために何らかの方法を準備しましょう。 |
・スマホ充電器 | スマホを充電するために準備しておきましょうコンセント形状も注意。 |
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便利アイテム
次には日本への一時帰国に便利なアイテムをご紹介いたします。
・交通系ICカード | 有効期限が長いので以前使っていたものがあれば持っていこう。 |
・モバイルバッテリー | *手荷物限定* 街中で充電できる便利なアイテム。 |
・配車アプリ | 事前に利用者登録しておくとすぐに使えて便利。 |
・クレジットカード | 現金がなくなっても安心なので是非1枚は持っていってほしい。 |
・晴雨兼用折り畳み傘 | 雨でも強い日差しても対応できる折り畳み傘が1つあると便利。 |
・運転免許証 | 日本での身分証明書として持ち歩きやすいので便利。 |
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上記以外にも常備薬がある方は、常備薬を持ち歩かれる方がいいですし、子供がいるご家庭の場合にはさらに持ち歩くべきものが色々増えると思います。
ご自身の状況に応じて上記に追加して色々な物を持ち歩かれると良いと思います。
日本へのお土産等の持ち込みで注意すべき点
一時帰国の際にはご家族やご友人などにお土産を沢山買い込んでいくことが多いと思いますが、日本国内に持ち込めないものや持ち込みルールがある物も多いので注意が必要です。
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免税の範囲を知っておこう!
一時帰国で日本へ入国する際に、個人的に使用すると認められる量であれば免税の対象となります。
入国者一人当たりの免税の範囲を知っておくことで、税関で課税されることなく日本へ持ち込むことが可能です。
よくある2品目をご紹介します。
・お酒 | 1本760ml換算で3本まで免税 |
・ タバコ | 紙巻たばこ200本、葉巻たばこ50本、加熱式たばこ個装等10箱、たばこ250gまで免税 |
尚、タバコとお酒に関しては20歳未満の方を1人としてカウントすることはできませんのでご注意ください。
詳細は税関公式WEBサイトの免税に関するページを一時帰国の前にチェックしておきましょう。
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日本に持ち込めない物を知っておこう!
海外から日本へ持ち込めない物もあるので、こちらも事前に知っておきましょう!
・コピー商品 | ブランド物の偽物は税関で偽物と判断されれば持ち込むことはできません。 |
・ 植物 | 植物の種や、土のついた植物などは基本的に持ち込みできません。 |
・果物 | 生の果物は基本的に持ち込みできません。ドライフルーツなどはOKです。 |
・肉製品 | お肉そのものはもちろん、ハムやソーセージといった肉製品も基本NGです。 |
コピー商品や植物などをお土産で持ち帰ろうと思う方は多くないと思いますが、多いのがビーフジャーキーや点心・ソーセージなどの肉製品やフルーツです。
事前にしっかりとチェックしておくことをお勧めします。
しっかりと準備して快適な一時帰国を!
楽しみな海外からの一時帰国を快適にするために、今回の記事を参考にしっかりと準備を進めてみてください。
基本的には「パスポート」「スマホ」「財布」があれば、日本での現地調達でもなんとかなる物ですが、無駄な出費や荷物を減らすために色々工夫してみましょう!