ヨーロッパは日本から比較的遠い地域ですが、その美しい街並みや豊かな文化、歴史的な観光スポットが旅行者にとって大きな魅力となっています。特に、初めてのヨーロッパ旅行を計画している方にとっては、訪れる国や地域を選ぶのが楽しみでもあり、悩みどころでもあるかと思います。
イタリアってどんな国?
イタリアはヨーロッパの中でも特に人気のある旅行先で、首都ローマやファッションの中心ミラノ、ロマンチックなヴェネツィア、そしてルネサンスの故郷フィレンツェなど、さまざまな都市が魅力的です。
それぞれの都市が異なる雰囲気を持っており、訪れる度に新たな発見があります。イタリア旅行では、歴史や文化、芸術を存分に楽しむことができ、さらに本場のイタリア料理やスイーツも堪能できるため、旅行で訪れた人にとっても忘れられない思い出になります。
ローマの魅力と観光スポット
ローマは、イタリアの首都であり、古代ローマ帝国の遺産を感じられる歴史的な都市です。
訪れるべき観光スポットとして、まず外せないのがコロッセオです。かつての剣闘士たちの戦いの舞台となったこの円形闘技場は、その壮大なスケールと歴史的意義で多くの観光客を魅了しています。また、フォロ・ロマーノやパラティーノの丘では、古代ローマの都市遺跡を散策でき、当時の生活の様子を想像することができます。
さらに、ローマにはカトリック教会の総本山であるバチカン市国があり、世界的に有名なサン・ピエトロ大聖堂やシスティーナ礼拝堂が存在します。ミケランジェロが描いた天井画『最後の審判』を目にすることができるこの場所は、芸術と宗教が融合した荘厳な空間です。
ミラノの魅力と観光スポット
ミラノは、イタリアの経済的中心であり、ファッションとデザインの街としても知られています。この街のシンボルであるミラノ大聖堂(ドゥオーモ)は、ゴシック様式の壮麗な建築で、世界最大級の大聖堂の一つです。大聖堂の屋上に登ると、ミラノの街を一望でき、その美しい彫刻群も間近で見ることができます。
ミラノはまた、レオナルド・ダ・ヴィンチの名作『最後の晩餐』があることでも有名です。
この傑作は、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の壁画として描かれており、世界中から観光客が訪れる場所です。チケットの予約は必須ですが、一度見に行く価値は十分にあります。
フィレンツェの魅力と観光スポット
フィレンツェは、ルネサンス文化の発祥地として有名で、アートや建築、歴史が交差する街です。フィレンツェの象徴ともいえるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂は、その巨大な赤いドームで知られ、内部には精緻なフレスコ画が描かれています。この大聖堂のクーポラに登れば、街の美しいパノラマが楽しめます。
また、フィレンツェには美術愛好者にとって必見のスポットが数多くあります。特に有名なウフィツィ美術館では、ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』や、ミケランジェロの作品など、ルネサンス期の名作が展示されています。この街は、まさに芸術の宝庫といえるでしょう。
ナポリの魅力と観光スポット
ナポリは、南イタリアの活気ある都市で、地中海の風景と活気あふれる雰囲気が特徴です。ナポリに来たなら、ピザの発祥地として知られるこの街で、ぜひ本場のナポリピザを堪能してください。シンプルながらも深い味わいのマルゲリータピザは、地元で愛され続ける伝統の一品です。
また、ナポリ近郊には古代都市ポンペイ遺跡があります。紀元79年のヴェスヴィオ火山の噴火によって埋もれたこの街は、当時の生活がそのまま保存されており、遺跡を巡ることで古代ローマの人々の暮らしを垣間見ることができます。ポンペイは、歴史愛好者にとっても一見の価値があるスポットです。
ヴェネツィアの魅力と観光スポット
ヴェネツィアは、運河が巡る「水の都」として有名で、ロマンティックな雰囲気が漂う都市です。ヴェネツィアでの一番の楽しみは、やはりゴンドラに乗って運河をゆっくりと進み、街の美しい建築や景色を楽しむことです。特に、リアルト橋やサン・マルコ広場周辺は観光の中心地で、多くの歴史的建物が並んでいます。
さらに、ヴェネツィアから少し足を延ばして訪れたいのが、ブラーノ島です。この島はカラフルな家々が立ち並び、写真撮影スポットとしても非常に人気があります。また、ブラーノ島はレース工芸品でも有名で、地元の伝統工芸を見学することもできます。
イタリアのグルメと楽しみ
イタリア旅行では、もちろん現地の料理を楽しむことが旅の醍醐味の一つです。日本でも人気のピザやパスタは、本場イタリアで食べると、その味わいが格別です。地域によって異なる料理が楽しめるのもイタリアの魅力で、例えばローマではカルボナーラやアマトリチャーナといったパスタ料理、ナポリでは伝統的なナポリピザ、フィレンツェでは肉料理のビステッカ・アッラ・フィオレンティーナが有名です。
また、ジェラートなどのスイーツもイタリア旅行の楽しみの一つ。街角にあるジェラートショップで、濃厚でクリーミーなジェラートを楽しむのは、観光の合間にピッタリのリフレッシュです。
日程に余裕がある人は色々回ろう!
イタリアには、ローマ、ミラノ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ナポリといった多彩な都市があり、それぞれ異なる魅力を持っています。歴史的な建築物や遺跡、ルネサンス芸術、本場の料理を楽しみながら、イタリアならではの雰囲気を堪能できるでしょう。どの都市を訪れるか迷ってしまうほどの豊富な観光スポットがあるため、旅行前にしっかりと計画を立てて、思い出に残る旅を楽しんでください。
イタリアの基本情報
ではまず、イタリアの基本情報から見ていきましょう。
面積 | 約30万㎢ |
人口 | 約6000万人 |
首都 | ローマ |
言語 | イタリア語 |
通貨 | € ユーロ(1€≒159円*2024年1月) |
面積は日本より少し小さい程度で、人口は日本の約半分です。
イタリアの治安に関しては比較的安全とされています。ただ、スリやひったくり、置き引きなどのトラブルは良く耳にするので荷物の管理などはしっかりする必要があります。
特に観光地などの人が多い地域では気を付けましょう。
スリなどの対策などを事前にしっかりと知って対策をしておくことをオススメします。
以下の記事で海外旅行のスリ対策について簡単にご紹介しておりますので、是非チェックしてみてください。
はじめてのイタリア旅行どこに行く?
イタリア旅行と言っても、「ローマ」「ミラノ」「フィレンツェ」「ナポリ」「ヴェネツィア」など色々な都市があるので、どこに行くか迷うところ。
期間がかなり長いのであれば上記の全ての都市を回ることも出来ると思いますが、1週間程度の旅行の場合には難しいでしょう。
なのでこの中から個人的にオススメの3つの都市を回るコースをご紹介できればと思います。
悩んだ方は是非参考にしてみてください。
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ローマ・フィレンツェ・ヴェネツィアを回るコースの日程を考えてみた!
では早速ローマ➡フィレンツェ➡ヴェネツィアの3都市を回るコースのイメージをご紹介いたします。
1日目|移動 ( 日本 → ローマ )
まず1日目ですが、日本から飛行機でローマを目指します。便によって到着時間が違うので、自分の都合の良い時間帯を選ぶと良いでしょう。
尚、ローマの空港から街中までは電車やバスなどで向かう事が出来ます。
だいたい夜の12時前までは電車もあるので、変な時間に着かなければこういった移動手段で街中のホテルまで移動すると良いと思います。
2~3日目 |ローマを散策して楽しむ
2日目はローマの街をブラブラ散策してみましょう。ローマ周辺だけでもかなりの観光スポットやフォトスポットがあります。
また、街並みも綺麗で歩いているだけで楽しめます!
ローマ周辺の観光スポットの一例を以下にてご紹介します。
・トレヴィの泉 ・真実の口 ・パンテオン ・サン ピエトロ大聖堂 ・スペイン広場 ・コロッセオ ・フォロ ロマーノ
4~5日目 | フィレンツェに移動して観光
2日間ローマを満喫したら次はフィレンツェへ!
ローマのテルミニ駅からフィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅を目指しましょう!移動時間は電車を使って約1時間30分程度です。
フィレンツェはローマと比べるとのんびりとした雰囲気で、ドゥオモからフィレンツェの街並みを眺めるとオレンジ屋根が並んでいて印象的な雰囲気を楽しむ事が出来ます。
フィレンツェで見ておきたい観光スポットは以下の通りです。
・ドゥオーモ ・サンジョバンニ洗礼堂 ・ピッティ宮殿 ・ミケランジェロ広場 ・ヴェッキオ橋 ・ジョットの鐘楼
ローマ・フィレンツェと回って、最後はヴェネツィアへ。電車で2時間15分程度です。
ヴェネツィアと言えば「水の都」と呼ばれる都市ですが、街をゴンドラに乗りながら楽しんだと、のんびり街歩きをしたりと映画のような街並みを楽しめます。
観光名所がぎっしり詰まっているので短い期間でも満喫できるはず!
ヴェネツィアで見ておきたい観光スポットは以下の通りです。
・サン・マルコ寺院 ・サン・マルコ広場 ・カナル・グランデ ・ドゥカーレ宮殿 ・サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会 ・ブラーノ島
8日目:移動 ( ヴェネツィア → 日本 )
ヴェネツィアの街中からヴェネツィア・テッセラ空港 (通称:マルコ・ポーロ空港)へはバスか水上バスでの移動となります。
モトスカフォ(Motoscafo)と呼ばれる水上タクシーもありますが、結構値段は高め、中には価格を吹っかけてくる場合もあるのでバスか水上バスがいいでしょう。
今回は各都市2日ずつにしましたが、余裕が無ければ1日にして短縮という事も可能。
また、上記はローマから入っていますが、ヴェネツィアから入ってローマから出るという事も可能です。
上記のコースを参考にご自身に合わせてアレンジしてみてください。
イタリア旅行の予算感は?
初めてのイタリア旅行を考える際、多くの方がパッケージツアーを選択することが多いです。
パッケージツアーは、航空券やホテル、観光地の入場料などがセットになっているため、旅行全体の計画が立てやすいという利点があります。ホテルのグレードや滞在期間によって異なりますが、一般的には25万円から50万円程度で見つけることができるでしょう。
具体的には、シーズンによって価格は変動しますが、航空券が往復12万円から25万円程度かかると考えられます。
例えば、安いシーズンに合わせたツアーを選ぶと、トータルで30万円程度から旅行を楽しむことができるため、コストパフォーマンスも良い選択肢となります。
自分で手配する場合の予算
一方で、全て自分で手配する場合の予算も確認しておきましょう。航空券に加えて、ホテル代が1泊あたり約1万円程度とすると、7泊8日の旅行で7万円ほどの宿泊費がかかります。また、食費や交通費、観光入場料なども考慮する必要があります。これらを合わせると、1人当たり30万円から45万円程度の予算が必要になるでしょう。
自分で手配するメリットは、自分のペースで自由に旅を楽しめることです。好きな場所に滞在し、訪れたい観光スポットを選べるため、特に興味があるテーマに沿った旅が実現できます。ただし、初めてのヨーロッパ旅行で不安がある方は、手配の手間を減らすためにパッケージツアーを選ぶのも一つの手です。
初めての旅行にはパッケージツアーをおすすめ
初めてのヨーロッパ旅行となると、いろいろな面で不安を感じることも多いでしょう。そういった方には、パッケージツアーが特におすすめです。移動や宿泊がセットになっているため、旅行中のトラブルを避けやすく、ストレスフリーに楽しむことができます。また、観光ガイドがついている場合も多く、地元の歴史や文化についての知識を深めることができるのも大きな魅力です。
長期休みの計画を
旅費の問題よりも、長期休みが取れるかどうかを心配されている方も多いかと思います。イタリア旅行は、しっかりとした日程を組むことで、観光スポットを効率よく巡ることができます。例えば、長期連休を利用してゆったりとしたプランを立てることで、見所を逃すことなく、充実した旅行を実現できます。
長期の連休が取れた際には、ぜひイタリアへ足を運んでみてください。美しい街並みや、歴史的な遺跡、本場のイタリア料理を楽しむことで、素晴らしい思い出ができることでしょう。計画を立て、旅の準備を整えて、素敵なイタリア旅行をお楽しみください!
イタリア旅行の通信はTRAVeSIMがオススメ!
イタリア旅行の際の通信、何を使うか迷うと思いますが、eSIM対応のスマホを持っている方はTRAVeSIMがオススメです。
TRAVeSIMのグローバル版は世界140以上の国と地域で利用可能なサービスですが、イタリアも対象国に入っています。
特にイタリア旅行に行く際に直行便ではなく、経由便で行くという場合にはTRAVeSIMのグローバル版なら経由地でも利用可能かもしれません。
TRAVeSIMグローバルプランのパッケージ内容は以下の通りです。
タイプ | eSIM |
日数 | 15日間 |
高速データ | 6GB |
価格 | 3,980円 |
3,980円で15日間・6GB使えるので他のサービスと比べてもかなりコスパの良い商品となっております。
是非、イタリア旅行が決まったらTRAVeSIMをお試しください!