モンゴル旅行の前に知っておきたい、モンゴルの基本情報や気候・都市・治安・通信などの情報を徹底解説!

モンゴルというと遊牧民のイメージが大きいという方も多いと思いますが、広大な自然と独特の文化を堪能できる素晴らしい旅行先です。

日本から約5時間半のフライトで到着するモンゴルは比較的日本に近い旅行先と言えます。

自然以外にも色々な魅力があるモンゴルに関してご紹介いたします。

次の旅行でどこに行こうか迷っている方は、是非モンゴル旅行を検討してみてください。

モンゴル旅行で気になる季節や気候をご紹介!

モンゴルは大陸性気候に属し、乾燥していて極端な温度差が特徴的です。

季節ごとに気候が大きく異なるため、旅行時期に合わせた服装選びが重要です。以下に、モンゴルの季節ごとの気候と服装のポイントを解説します。

モンゴルは、四季がはっきりしており、特に冬と夏の温度差が大きいです。
   

春(3月〜5月)

・気候
春は気温が徐々に暖かくなりますが、朝晩は依然として冷え込むことが多いです。特に3月と4月は寒さが残り、風が強く乾燥した日が続きます。風が強く、砂嵐の発生することもあります。

・服装
冬の寒さ対策が必要ですが、日中は暖かく感じることもあるので、重ね着が有効です。軽い防風ジャケットと暖かいフリースやセーターを用意し、風を防ぐためのスカーフや手袋が役立ちます。
   

夏(6月〜8月)

・気候
夏は比較的温暖で、昼間の気温は25℃〜30℃程度になりますが、夜間は10℃前後まで冷え込むこともあります。また、モンゴルの夏は短いため、特に6月〜7月は最も訪れる人が多い時期です。

・服装
日中はTシャツや薄手の長袖シャツ、軽いパンツが快適です。しかし、夜は冷えるため、ジャケットやセーターを持っていくことをおすすめします。紫外線が強いため、日焼け止め、帽子、サングラスも必須です。
   

秋(9月〜11月)

・気候
秋は急激に寒くなり、9月はまだ温暖な日が続きますが、10月からは秋の冷たい風が強く吹き始めます。特に11月は冬の気配が感じられ、寒さが厳しくなります。

・服装
秋の終わりにかけて寒さが増すため、防寒具を準備する必要があります。厚手のジャケットやフリース、暖かい帽子や手袋が必須です。重ね着して、温度に応じて調整できる服装が重要です。
   

冬(12月〜2月)

・気候
モンゴルの冬は非常に寒く、特に1月と2月は気温が氷点下20℃〜30℃になることもあります。乾燥した寒さで、風が強く感じられるため、体感温度はさらに低くなります。

・服装
厚手のダウンジャケットや防寒服、ウールのセーターやフリース、手袋、帽子、マフラーが必要です。モンゴルの冬では、特に顔や手が冷えやすいので、防寒具を十分に準備しておくことが大切です。また、防水性のある靴や暖かい靴下も必須です。
 

地域ごとの気候差

モンゴルは広大な国であり、地域によって気候が異なります。首都ウランバートルは標高が高く、特に冬の寒さが厳しいですが、ゴビ砂漠などの低地は比較的温暖で乾燥しています。

・ウランバートル
首都であり、標高1,300メートル以上の高地に位置しています。冬は非常に寒く、夏は比較的温暖ですが、昼夜の寒暖差が大きいため、対策が必要です。

・ゴビ砂漠
ゴビ砂漠は夏は暑く、昼間の気温が30℃を超えることもありますが、夜は涼しくなるため、昼夜の温度差に注意が必要です。乾燥しているため、水分補給が大切です。

        

モンゴル旅行は季節や場所で服装も変わる!

モンゴルの気候は乾燥していて、季節ごとに大きな温度差があります。旅行時期や訪れる地域に応じて、服装を適切に選ぶことが大切です。特に冬や春、秋の終わりには防寒対策をしっかりと行い、夏は日焼け対策を意識して服装を選びましょう。

      

モンゴルの圧倒的な大自然を堪能できる場所3選

まずモンゴルというと大自然を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
モンゴルで大自然を楽しむことが出来る場所をご紹介いたします。
 

 ゴビ砂漠

モンゴル南部に広がるゴビ砂漠は、広大な砂丘や岩山、化石が見つかる場所として有名です。砂丘でのラクダライドやなど、特別な体験ができます。

ゴビ砂漠はモンゴル南部から中国北部にかけて広がる広大な砂漠で、その面積は約1,300,000平方キロメートルに及びます。

この砂漠は単なる砂だけの無機質な場所ではなく、多様な地形と豊かな生態系が特徴です。広大な砂丘や岩山が広がり、風が作り出す砂の模様や夕焼けの美しさは圧巻です。

また、ゴビ砂漠は恐竜の化石が多く発見される場所としても有名で恐竜の化石発掘ツアーなどもあるので気になる人はツアーに参加してみると良いでしょう。
 

アクティビティも充実!

ゴビ砂漠では、先ほどご紹介した恐竜の化石発掘ツアー以外にも、様々なアクティビティを楽しめます。

特に人気があるのはラクダに乗るアクティビティで、広大な砂丘をラクダに乗って進む体験は是非体験してほしいアクティビティの1つです。

また、砂漠の中にはゲル(パオ)と呼ばれる伝統的な遊牧民の住居が点在しており、これらに宿泊することで、夜には満天の星空を楽しむことができます。砂漠の夜は静寂に包まれ、都会の喧騒から離れて心からリラックスできるひとときを過ごせます。

ゴビ砂漠は、日本では考えられない壮大なスケールと独特の風景を楽しむことが出来るモンゴル旅行の人気スポットです。

 

 テレルジ国立公園

テレルジ国立公園は、モンゴルのウランバートルから約70キロメートル東に位置する美しい自然保護区の国立公園です。
この公園は、雄大な岩山や広大な草原、清らかな川が特徴で、訪れる人々に多様なアクティビティと息をのむような景色を楽しめます。

特に「タートルロック」という巨大な亀の形をした岩は、訪問者に人気のフォトスポットなので是非立ち寄って写真を撮ってください。

また公園内には、仏教徒の巡礼地として知られるアーリアバル修道院もあり、ここからの眺めは格別です。修道院へは、川沿いの散策道を通って行くことができ、歩きながら自然の静けさを感じることができます。
 

乗馬などのアウトドアを楽しもう!

テレルジ国立公園は、乗馬やハイキング、ロッククライミングといったアウトドア活動が楽しめる場所としても知られています。
特に乗馬は、モンゴルの自然を満喫するのに最適な方法で、草原を駆け抜ける爽快感は格別です。

また、公園内にはキャンプ場やゲル(パオ)宿泊施設も点在しているのでゲル(パオ)に宿泊したいという方にはオススメです。

テレルジ国立公園は四季折々の美しさを見せてくれます。春と夏は花々が咲き乱れ、緑が生い茂り、秋には紅葉が美しく色づきます。冬には雪景色が広がり、厳しい寒さの中にも神秘的な雰囲気が漂います。年間を通じて異なる表情を見せるテレルジ国立公園は、どの季節に訪れてもその魅力を存分に楽しむことができます。

訪れる際には、自然を尊重し、環境保護に配慮することが重要!持ち帰るものは写真と思い出だけにして、ゴミは持ち帰るようにしましょう。


 

オルホン渓谷

オルホン渓谷は、モンゴルの中央部に位置し、ユネスコの世界遺産に登録されています。
オルホン渓谷は、オルホン川沿いに広がる壮大な景観を楽しむことができる場所で、かつてのモンゴル帝国の中心地だったとされる場所です。

古代から中世にかけての多くの遺跡が点在しており、モンゴルの歴史に深く触れることができます。
 

モンゴルの歴史が楽しめる場所!

特にみて欲しい場所は13~14世紀に大帝国を築いたモンゴル帝国の都カラコルムの遺跡で、歴史ファンにはたまらないスポットです。

オルホン渓谷は、その多様な生態系と豊かな歴史的背景から、モンゴルの文化と自然を深く理解するための絶好の場所です。訪れる際には、トレッキングや乗馬を楽しむこともでき、広大な草原を馬で駆け抜ける体験は、一生の思い出となるでしょう。また、訪問者は渓谷の自然保護と歴史的遺産の保存に配慮し、環境を大切にすることが求められます。

オルホン渓谷は、その歴史的価値と自然の美しさで訪れる人々を魅了し、モンゴルの旅において忘れられないハイライトとなることでしょう。

モンゴル旅行で気になる治安について

モンゴルは全体的に治安が安定しており、観光地では比較的安全に旅行することができます。しかし、他の国と同様に旅行者として注意すべきポイントもいくつかあります。

モンゴルの治安に関して、以下の要点を押さえておくと、より安心して旅行を楽しむことができます。
 

モンゴルの治安の全般的な状況

・治安の安定性
モンゴルは犯罪率が比較的低く、一般的に安全な国です。特に観光地や都市部では、日常的に治安が守られており、観光客に対する暴力的な犯罪は少ないです。警察や政府は治安の維持に力を入れており、観光客が被害に遭うことはまれです。

・犯罪の種類
モンゴルでは暴力的な犯罪は少ないですが、スリや軽犯罪、詐欺などの非暴力的な犯罪は報告されています。特にウランバートルのような都市部では、観光地や繁華街でのスリや財布の盗難に気をつける必要があります。
 

注意すべき犯罪の種類

比較的治安の良いモンゴルですがいくつか気を付けるポイントがあるのでご紹介します。
 

スリや盗難

モンゴルの都市部、特にウランバートルでは、観光客をターゲットにしたスリや財布の盗難が発生することがあります。混雑した場所や交通機関では、特に注意が必要です。

対策
貴重品はホテルのセーフティボックスに保管し、外出時には必要最低限の現金とカードを持ち歩くようにしましょう。また、バックパックやカバンは前に抱えるようにして、背後からの盗難を防ぎましょう。
 

詐欺

モンゴルでは、観光客を対象にした詐欺行為が一部で報告されています。例えば、偽のタクシー料金を請求される、過剰に高い料金を支払わされることがあります。

対策
公式のタクシーや信頼できる交通手段を利用し、料金は事前に確認しておくことをお勧めします。また、ツアーガイドを雇う際には、信頼できるツアー会社を選び、料金を事前に確認しておきましょう。
 

公園や観光地での軽犯罪

観光地や公園では、軽犯罪が発生することがあります。例えば、観光地でカメラを盗まれる、地元の人々に声をかけられて騙されることがあります。

対策
観光地では貴重品を目立たせないようにし、カメラや携帯電話を人目にさらさないよう注意しましょう。また、現地の人々とのやり取りでは慎重に対応し、怪しい勧誘やオファーには応じないようにしましょう。
 

地方と都市部の違い

モンゴルの都市部(ウランバートルなど)は比較的安全ですが、地方の村や遠隔地ではインフラが整っていない場合があります。特に観光地では言葉の壁や文化の違いを感じることがあるため、現地の習慣や文化に敬意を払うことが重要です。

対策
地方に行く場合は、事前に情報を集め、現地での言語や慣習について理解しておくことが大切です。また、地元のガイドを利用することで、文化的な違いに配慮した行動ができます。
  

モンゴル旅行中は安全に気を付けよう!

モンゴルは全体的に治安が安定していますが、スリや詐欺、交通事故などに対する注意が必要です。特に観光地や都市部では、貴重品の管理に気をつけ、交通機関や食事に関しても慎重に行動しましょう。現地の文化や宗教に敬意を払い、天候や自然災害にも備えて安全な旅行を楽しんでください。

 

モンゴル旅行で気になる通信事情や街中のWiFiについて

モンゴルの街中のWi-Fi環境は地域や施設によって異なりますが、一般的には「微妙」と感じることがあるかもしれません。

一部の都市部では便利に利用できるものの、地方や郊外では安定した接続が期待できない場合があります。以下にモンゴルのWi-Fi事情をまとめました。
  

モンゴルのWi-Fi事情

では早速モンゴルの地域別のWiFi事情をご紹介いたします。
 

都市部のWi-Fi環境

・首都ウランバートル

多くのホテル、カフェ、レストラン、ショッピングモールで無料Wi-Fiが利用可能です。

高級ホテルや一部の観光客向け施設では比較的高速で安定したWi-Fiが期待できますが、混雑時には速度低下が起こることもあります。

・観光スポット周辺

一部の観光地周辺でもWi-Fiが提供されている場合がありますが、接続が不安定なことが多いです。
 

地方や田舎のWi-Fi環境

郊外やゲルキャンプ

ゲルキャンプや地方の宿泊施設ではWi-Fiが設置されていないか、接続速度が非常に遅いことが一般的です。

高級ゲルキャンプではWi-Fiが提供される場合もありますが、品質には期待できないことが多いです。
 

モバイルデータ通信が頼り

Wi-Fiが不十分な地域ではモバイルデータ通信の活用が必須となります。

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安定したインターネット接続を確保するためのおすすめ方法

・プリペイドSIMカード
現地でプリペイドSIMカードを購入し、モバイルデータ通信を利用するのが便利です。ホニアラの空港や街中の通信キャリアショップで購入でき、比較的安定したインターネット接続が得られます。ただし、データ速度は日本や他の都市と比べて遅めです。

・ポケットWi-Fiのレンタル(事前準備)
日本からポケットWi-Fiをレンタルしていく方法もありますが、モンゴルでの対応範囲は限定的なため、確実に使えるかは確認が必要です。

・eSIMの利用
eSIMが使えるスマートフォンを持っている場合、現地の通信会社や国際的なデータプランを提供するサービスからeSIMを購入しておくと、接続がスムーズになる場合があります。

モンゴルを旅行する際には外ではモバイル通信環境を準備しておくのが良いでしょう。
  

モバイル通信の準備で安心!

ホテルのWiFiだけだと、外を移動する際に通信が利用出来なかったり、WiFiが不調だと通信ができなかったりと不便です。

上記でご紹介したような通信手段を用意しておけば、安心してモンゴルの旅行を楽しめます。

 

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