海外に赴任が決まったら日本で契約している「電話番号」をどうするか考えると思います。
銀行口座やクレジットカードなどの連絡先に登録されている日本の電話番号を解約すると、緊急連絡先が実家の電話番号などになるため変更手続きも手間です。
そんな時に日本で契約している番号を維持したまま海外に赴任するという方も多いです。
最近では様々なSNSやLINEなどのメッセージアプリにも日本の電話番号を利用している方が多いと思いますが、日本の電話番号を解約するとそういった物にも影響があります。
特にそれが気にならないという方や、赴任ではなく期間が未定の移住という場合には解約という方法も選択肢にあがりますが、そうでない場合には「電話番号をキープ」するのが一般的です。
おもな電話番号のキープの方法は以下の2種類です。
・電話番号休眠
・継続して契約
まずは、この2つの方法に関して詳細をご紹介いたします。
海外赴任で電話番号を休眠させる場合
まずは、海外赴任の際に日本のスマホに入っているSIMカードの契約を休眠(番号保管)するという方法です。
電話番号はキープしたままなので、本帰国した際には電話番号を継続利用することが出来る方法です。
各キャリアごとの情報を簡単にまとめましたのでご確認ください。
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キャリア | 手数料 | 月額料金 | 最長期間 |
NTT DOCOMO | 3,850円 | 440円/月 | 6年間 |
Softbank | 2,200円 | 390円/月 | 5年間 |
au | 3,850円 | 409円/月 | 5年間 |
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価格としては390~440円と価格はそこまで高くないので番号保管にしておくという方法もありますが、現在は「格安プラン」も多く出ているので海外赴任先でもSMSが受信できる格安プランを選ぶという方も増加しております。
海外赴任中に継続して契約する場合
休眠以外で海外赴任の際に日本のスマホに入っているSIMカードの契約を保持する方法としては継続して契約するという方法もあります。
先ほどの休眠(番号保管)と比較すると月額が上がる場合も多いですが、「電話番号認証のSMSが使える」「日本の一時帰国の際に使える」という以外に大きなメリットもあります。
今回、海外赴任中に使っている日本のSIMカードの契約に関してアンケートを実施した際の利用者の割合をご紹介いたします。
今回はベリーモバイルというタイに店舗を構える日系携帯ショップの店頭にて150人を対象に行ったアンケートの結果となります。
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キャリア/プラン名 | 利用者数 | 比率 |
・楽天モバイル | 56 | 37% |
・povo (au) | 32 | 21% |
・日本通信 | 12 | 8% |
・ahamo (Docomo) | 5 | 3% |
・Docomo 通常プラン | 4 | 3% |
・softbank 通常プラン | 1 | 1% |
・au 通常プラン | 1 | 1% |
・休止中 | 17 | 11% |
・解約済 | 21 | 14% |
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利用者が最も多かったのが楽天モバイルとなり、次にpovo、3位に日本通信のSIMカードとなりました。
大手以外では今回は日本通信が入っており、海外赴任の際にコストを抑えて日本の電話番号を持つ方法として知られているようです。
国が変わればまた比率も変わってくると思いますが、数年前と比べるとにコストを抑えたプランに変えて海外に日本の電話番号を持っていくという方が増えているように感じます。
それぞれのプランを利用されている方の意見をまとめてみましたのでご紹介いたします。
楽天モバイル利用者に聞いてみた
まずはアンケートで楽天モバイルを利用しているという方の意見をまとめてみましたのでご紹介いたします。
・Rakuten Linkで海外にいても日本とお得に電話出来るのが気に入っている。
・日本に一時帰国する際にはそのまま使えるので便利!
・月額が無料ではなくなったけど、月に1000円程度で海外でも2GB使えるので旅行にも少し使える。
基本的には上記の通り、通話やネットを海外でも使えるという点が評価されているようです。使わない人は月に1000円ももったいないという意見もありましたが、海外でもスマホを使う方は楽天モバイルを選んでいるようでした。
povo利用者に聞いてみた
次にはアンケートでauの格安プランpovoを利用しているという方の意見をまとめてみましたのでご紹介いたします。
・基本的には海外では少しSMS認証で使うけど、番号キープを安く出来る。
・一時帰国の時にデータパッケージを買ってすぐに使えるので便利。
・180日有料オプションの購入が面倒だと思ったけど、使ってみると意外に快適。
povoを契約しているユーザーは基本的には海外では利用することはほぼ無く、一時帰国の際に利用するという目的で利用しているという方が多いようです。月額基本料金が無料、180日以内に1回のデータオプションの購入というルールはある物の番号保管と比較してもお得になるのが人気の理由のようです。
日本通信利用者に聞いてみた
次にはアンケートで日本通信を利用しているという方の意見をまとめてみましたのでご紹介いたします。
利用者に使っているプランを聞いてみたところ、日本通信の提供している合理的シンプル290プランというプランを利用している人がほとんどでした。
・月に290円なので電話番号保管より安いので使っている
・国際ローミングをONにしたらSMSも受信できる
日本通信は日本の一時帰国の際に使うというよりは、休眠(電話番号保管)より価格が安いので使っているという方が多いようです。
日本国内で利用できるのが1GBなので、基本的には一時帰国の際には違う通信を利用する人が多そうです。
各キャリアの通常プランを利用している方に聞いてみた
各キャリアの通常プランを利用している方に理由を聞いみてみたのでご紹介いたします。
・手続きが面倒なので変更しなかった。
・変更できることを知らなかったの今後帰国した際に手続きしようと思います。
上記の通り、面倒だからプラン変更しなかった、変更できるのを知らなかったという人がほとんどでした。
海外生活をスタートしてから周りの人が使っているのを見て、初めて格安プランに変更という選択肢が出てきたという方が多く、一時帰国のタイミングでプラン変更等を行っているようです。
海外赴任の日本の電話番号は持ってくるのがオススメ!
上記の通り色々な格安プランが出てきているので、海外赴任の際にも日本のサービスのSMS認証が行える格安プランに変えて海外赴任に持て行くのがおすすめです。
今回のアンケートの結果では「楽天モバイル」「povo」「日本通信」のプランが人気でした。
それぞれ特徴があるので、ご自身が日本の電話番号をどういう目的で利用するのかによって、海外赴任に持っていくSIMカードを選んでみてください。
また、海外にも日系の通信サービスを提供している会社があるので代表的な物をご紹介いたします。
海外で活躍する日本人をサポートする日系通信キャリア
海外で活躍する日本人の皆様の通信を支える日系通信事業者もあるので、海外赴任の際にはそういった日系サービスをご利用されるのもお勧めです。
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タイの日系携帯ショップ (バンコク・シラチャ)
ベリーモバイル
ベリーモバイルはタイで15年以上日系携帯ショップを開いて、タイに住む日本人の方などの通信をサポートしてきた会社です。タイに赴任が決まったらベリーモバイルで現地SIMカードを契約しましょう!
アメリカの日系携帯ショップ (ニューヨーク)
アメリカ携帯屋
アメリカ在住日本人の通信のサポートを行っている日系通信事業者、スマホやSIMカード、WiFiなどの提供を行っている会社です。
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オーストラリア
以前はオーストラリアにも日系の携帯ショップとして「ニッテル」や「エーブルネット」など複数のお店あったのですが、2024年時点で携帯ショップはないようです。